【訳者後記】
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ポコは、笛地静恵イチオシのアメリカのアマチュア作家、ナンバー10氏の、もうひとつのペンネームです。
切れ味の良いアイデアの、しゃれたストーリーをつぎつぎと発表している実力派です。
物語の半分までは、男子の視点から、スリルとサスペンスを盛り上げていきます。
後半の少女たちの視点からの「スランバー・パーティ」に、つなげていく二段階の構成が巧みです。
「パジャマ・パーティ」と訳しました。
「スランバー」というのは、「まどろみ」というような意味です。
要するに、誰かの家の個室に泊まり込んで、食べたり飲んだりしながら、
半徹夜でする楽しい集まりのことです。
若い女の子たちが、よくする行為です。
疲れたらまどろみ、また起きだしては、夜通し騒ぎ続けます。
シュリンカー小説としては、後半が、縮小された少年たちの小人視点から書かれていません。
けれども、前半に十分な「ため」があるので、後半の少年たちから見た女の子たちの巨大感が、
読者にも鮮明に感じられることでしょう。
淡々と書いていますが、いかにも技巧派の作者らしい、巧妙な作りの話しになっています。
アメリカの高校生の日常生活について、読みやすいように文中に適宜、説明を加えておきました。
お断わりしておきます。章分けも笛地がしました。
でも、このトンネルは、ドラえもんの「ガリバー・トンネル」ですよね。お楽しみ下さい。
(笛地静恵)
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こんにちは〜、 みどうれいです。
笛地静恵さんから、ポコさんのしゃれた短編小説をいただきました。
大感謝であります。
この後小さくされた男の子達が、巨大な女の子達に、
どんなことをされるのか、とても気になります〜。
いつものように、趣味でコラージュをつけてみました。
物語のイメージとかなり違うような気もしますが、
参考コラージュとしてご覧ください。
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