《 他力本願 》 今日は寒いので編

----------------------------------


 冬・・・凍てつくような寒さの日々。




 しかし、そんな寒い日でも
我らが防衛隊の戦いは続くのであった!!


@@@@@@


部下A : 「大臣、たいへんです、雪山に
巨大女子高校生が出現しました!」

防衛大臣: 「な、なんということだ・・・」



部下A : 「か、彼女は冬なのに・・・寒くないのでしょうか?」

防衛大臣: 「巨大娘には寒さなど関係ないのだろう」

部下A : 「すでに戦車部隊が出撃しましたが、雪山でうまく移動できません」

防衛大臣: 「むむむ・・・」





部下A : 「それに正直な話・・・我々防衛隊の武器では
巨大女子高校生にとても勝てません!」

防衛大臣: 「分かっている、彼女と戦えば我々は全滅だ」

部下A : 「このままでは、巨大娘は都心に進撃するかもしれません」





防衛大臣: 「もうこうなったら、スーパー戦隊に戦ってもらうしかない」

部下A : 「スーパー戦隊なら・・・寒いので石油ストーブの前から動きたくないそうです」








防衛大臣: 「それならアメリカンヒーロー達を呼べ!」

部下A : 「暖かい部屋から外に出たくないそうです」








防衛大臣: 「そ、そうだ、我らにはウルトラマンがいるではないか!」

部下A : 「外に出たものの、あまりの寒さに近所の民家の布団に避難したそうです」

 




防衛大臣: 「わはははは・・・ダメだ、こりゃ」


@@@@@

 こうして、今日も街は巨大女子高校生に支配されるのだった。


(他力本願  終わり)





目次に行く ←戻る めくる→