《 真夜中の体育倉庫 》 第31話 ---------------------------------- (過去の世界で、始祖の記憶) 我が名は「始祖」 超能力者一族のリーダーだ。 長き、長き、眠りから我は目覚めた。 我は遠き日の力を復活させねばならない。 栄光と繁栄の日々を取り戻さなければならない。 遠き昔、我は別次元の宇宙で生を受けた。 普通の成年男性だった我は、ある日、力に目覚めた。 我の肉体は、他の男どもと比べものにならぬ程逞しくなった。 我は自分の強き肉体で、女の子たちを優しく愛してやった。 女たちは我の肉体に溺れ、永遠の愛を誓った。 我は女の子たちと、ハーレムを建設するつもりだった。 しかし、異変が起こった。 我の愛した女の子たちが巨大化していったのだ。 すぐに世界は巨大娘たちが支配することになる。 進化の偶然か、我の生まれた星は地球とそっくりの惑星で、 文化や都市形態、女の子たちの服装まで地球と同じだった。 |
我の愛した巨大娘たちは、気まぐれのままに奪い、犯し、破壊していった。 その足下に都市の全てを踏み潰した。 ただ遊んでいるだけの娘の足に都市は潰され、翻弄され、蹂躙される。 始祖である我は別に気にしなかった。強い者が生き残る、それが真実なのだから。 |
地上の人間達は誰も抵抗できなかった。
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