《 新世紀、はるか彼方に 》 後篇
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ちょ、ちょっと、バカシンジ! 何してるのよ!
え、何ですって?
「巨大化したら、すごく興奮して、股間が暴走してしまった」ですって?
何、考えてるのよ、アンタは、第八使徒がもうそこまで来てるのよ。
えっ 「アスカ、前からずっと好きだった」 って、何よ、それ〜!?
あ、そんな、馬鹿な。
シンジに抱かれているのに、気持ちいい・・・。
「アスカ、いいよね」
シンジが耳元で甘い声でささやく。
え、そんな、私はまだ初めてなのに。
シンクロ率の上昇にともなって、性的エネルギーが暴走を始める。
『第八使徒、山科絶対防衛線を突破しました!!』
遠くで悲鳴のような声が聞こえる。
でも、いいの。
使徒なんて もうどうでもいい
私はシンジと、こうなりたかったんだから。
シンジと会ったあの日から。
ずっと、ずっと好きだったの。
愛する人とこうなって、何がいけないの。
心地よい快感の中、折り重なるように街中に崩れ落ちる私達…。
轟音と土煙を立てながら…。