《 侵略の代償 》 

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ここは防衛軍の秘密基地。

突如現れた巨大娘と戦うため、政府の要人たちが会議をしていた。

防衛大臣が言った。
「それでは我々の武器ではあの巨大娘に勝てないというのが結論なのか」

科学技術庁長官が返事をする。
「はい、空間を捻じ曲げて宇宙から突然現れた巨大娘は、
我々の5000倍の大きさ。
攻撃を開始した我らの軍隊は壊滅、戦闘要塞もあっさり破壊されました。
熱核爆弾と やけくそで使った超波動爆弾も無力で 彼女は全く平気です。
まさに最強最大の存在です」

防衛大臣 : 「信じられない、我が星の軍隊がこうも簡単にやられるとは」

科学技術庁長官 : 「もはや彼女に抵抗する方法はありません」

防衛大臣 : 「話し合いによる平和共存しかないのか?」

科学技術庁長官 : 「無理かと思います。彼女怒ってますから」

防衛大臣 : 「ど、どうすればいいのだ」

生活担当大臣 : 「もうこうなったら、地面に穴を掘ってそこで暮らすしかありません」

防衛大臣 : 「な、なんだと!? 我らに100年前の生活をしろと言うのか!?」

科学技術庁長官 : 「美しい空も見えなくなりますが仕方がありません」

生活担当大臣 : 「地中までは巨大娘も追いかけてきません。 多分・・・」

防衛大臣 : 「また我らが穴倉暮らしをする事になるとは」

生活担当大臣 : 「だいたい、軍部が地球侵略をしようと言い出したのが悪いんですよ」

科学技術庁長官 : 「それで怒った地球の巨大娘が、我々デベロン星に殴り込みに来たんですから」

防衛大臣 : 「そんな事言っても・・・地球に巨大娘がいるなんて知らなかったから・・・」

デベロン星人は、地球侵略を計画した事を深く後悔するのだった。


(侵略の代償 終わり)



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