《 巨大サンタクロース娘の襲撃 》 U
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その日、街に巨大サンタクロース娘が現れた。
街の人々は、ただ呆然と巨大な彼女を見つめた。
不思議なことに、彼女が街を歩いても、道路も車も踏み潰されることはなかった。
人々は最初、驚いたが、そのうち彼女に悪意がないことを理解した。
彼女は微笑みながら、街の人たち皆にプレゼントを配って歩いた。
そして夜の12時になると、彼女は天空へと消えていった。
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それから、約1年の月日が過ぎ、その年もクリスマスのシーズンになった。
街の男達は、今年もまた彼女が来てくれるのではないかと、期待しているという。
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