《 お兄ちゃんと私 禁断の小人契約 》 

----------------------------------

第2章 兄の思い


(男性の視点で)

俺の名は隆(たかし)、 男子高校生。
自分で言うのもなんだが、俺はイケメンで背が高い。

そんな俺には自慢の妹がいる。
妹のメイは本当に可愛い。
アイドル歌手にも負けない美顔と弾けるようなボディ。
可愛いリボンやフリルが付いた
アイドル衣装を着るのが趣味だ。
アイドル衣裳を着て街を歩いたら、恥ずかしいと思う人もいるだろうが、
メイはばっちり着こなしている。さすがは我が妹だ。

妹と俺は仲がいい。
小学校2年くらいまでいっしょにお風呂に入り、同じ布団で寝ていた。
さすがに高校になった今は、そこまでしないが、
普通にデートみたいな事をしたり買い物や旅行に行っている。

最近、ちょっと気になる事がある。
俺は同級生の夏子に恋をして交際している。
その事をメイが怒っているみたいなのだ。
俺の考えすぎかもしれないが、メイは俺が好きなのだ。

あぁ、可愛い妹よ、兄を許してくれ。
いくら仲がよくても俺たちは兄と妹。
いつまでもいっしょにいられない。

そんなある日だった。
俺たち兄妹の運命を変える夢を見たのは・・・。



(夢の中で)

俺は赤い色の部屋にいた。
そこは飛行場のように大きかった。
俺は服を着ていない、全裸だ。

そして目の前に恐ろしいモノがいた。
とんでもない大きさの怪物。どうやら人間の、巨人の姿をしている。
最初はそれが生き物ではなく銅像かなにかと思った。
だがそれは生きていた。
凄まじいスピードでそれは動いた。
逃げる間もなく、俺はそれに踏まれてしまう。

これは、足だ! 女の子の巨大な足!
踏み潰される! 恐怖が全身に走る。
しかし、その巨足は俺の上に乗せられただけで、
壊滅的な体重をかけてはこなかった。
しかし、全裸の俺は全く動けなくなってしまう。



それにしても・・・この靴に見覚えがある。
妹がいつも履いているアイドル靴だ。
顔は踏まれていなかったので、俺は上を見る事ができる。
はるか上空にそびえる巨人の娘
そして、このサイズだから当然、スカートの中の下着まで丸見えだ。


大きく盛り上がった胸のむこうに顔が見える。
なんという事だ!
妹だ! メイが巨人になって俺を踏んでいる!



「やめてくれ! 俺だ。お前の兄の隆だ。踏み潰さないでくれ!」
俺は叫んだが、妹は俺を踏んだままだ。
妹にとって、俺の声はキイキイという微かな音でしかないのだろう。

渾身の力を込めて、妹の足を押し返そうとする。
ぴくりとも動かない。
5階建てのビルを人間が持ち上げようとするようなものだ。
俺が踏みつけているのは、間違いなくアイドル衣裳を着た巨大妹。
そしてサイズは俺の10倍はある。
俺から見て身長は16m。 体重は1000倍の40トンはあるだろう。
とても勝てない。

メイが踏み潰さないように手加減をしてくれていると俺にも分かる。
しかしこの状況はヤバイ。激ヤバだ。
ほんの少し、メイが足に力を込めたら、俺は一瞬で潰されてしまう。
そう、たとえて言うならソーセージを踏み潰すくらい簡単な事だ。

(なんで、なんでこんな夢を見るのだ?)
夢の中にいると自覚していた。
そうだ。妹は怒っているのだ。
同級生の夏子と恋人になって、最近俺が妹にかまってやらなかったから。
だからメイは俺を小人にして踏んでいる。

しかし・・・ここで意外な展開となってきた。
妹の巨足に踏まれているのに、なんだかとても気持ちがいい。
そんな馬鹿な事があるのか!
女の子と抱き合ったら気持ちがよくなると理解できるのだが、
こんな大きな靴で踏まれて心地よい筈がない!

しかし、快感は止まらない。
俺の股間のモノは大きく勃起していた。
「あ。。。あっ・・・」
全身が性器になったような快感に俺は思わず声を上げて喘いでしまう。



「うふふふ、どうですかお兄ちゃん。
実の妹に踏まれる気分は?
メイの足、大きいでしょう、強いでしょう」


はるか天空からメイの声が聞こえる。
間違いない。妹は俺が小さくなった事を理解しながら踏んでいる。
今はわざと手加減して力を緩めているらしいが、
俺みたいな小人は、メイの巨体なら一瞬で踏み潰してしまえる。
もうこのサイズ差なら、何をするのも妹の自由だ。

俺は奇妙な快感と恐怖の中で、どうする事もできずに喘いでいた。

(続く)


目次に行く めくる→