《 夢 十 夜 》 (第一夜)
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夢を見ていた。
夢の中の僕は、テストで70点をとった。
僕にとって、70点といえば、ものすごく良い成績なのだ。
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「よくやったわね、えらいわ、シンジ君」
ミサト先生は、僕のことを褒めてくれた。
やっぱり・・・先生は、僕のことを理解してくれている。
「ご褒美は、何がいいかしら?」 先生は、そう言う。
そうだった、テストで良い点をとれば、先生が何でもしてくれる約束だった。
「先生! 巨大化してください!」
夢の中の僕は、ためらう事なく、そう言った。
「分かったわ、シンジ君のためなら、先生、何でもしてあげる!」
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先生は「夜のエネルギー」を吸収し、身長190mの巨人に変身した。
夜の街で、ねこ達も、驚いて先生を見ていた。
巨大化した先生は、美しく・・・ そして力強かった。
今のミサト先生が、その気になったら、この町を捻り潰すことだって、簡単にできる。
みんな、知っているだろう。
巨大女教師は、世界を支配する力を持っているのだ。
巨大な先生に結婚を申し込もう・・・。
夢の中の僕は、そう思うのであった。
《 夢 十 夜 》(第一夜) 終わり
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