《　鏡の中は　》

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　鏡の中・・・そこは誰も知らない自分だけの世界。

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　鳥は鏡を手に入れた。鏡の中の鳥は強く、未来を見つめていた。
鳥はいつまでも遠い彼方をみつめ、力強く自由に生きる自分の姿を探していた。。










　猫は影を見つけた。そこには誇り高きハンター（狩人）の自分がいた。
猫は人の家で暮らしていた。　優しいご主人に可愛がられて幸せだった。
しかし心の何処かで願っていた。　狩人として自由に生きたいと・・・。
猫はいつまでも影を見つめていた。










　彼女は鏡を手に入れた。

　鏡の世界の彼女はいつも大きくて、強く、自由だった。




　誰も知らない彼女だけのファンタジー。

　誰も巨大な彼女に抵抗できない。　絶対なる存在。

　彼女はいつまでも鏡を見つめていた。

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