《 食べてあげるね 》 弱肉強食の掟
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強いものが弱いものを狩る。
それがこの世界の決まり。
強いものが、他の多くの命を食べて生き残る。
動物たちは、みんなそうしてるの。
それが運命なのよ。熊も鷲もそうやって生きているの。
敗者は何も得ることができないの。
だから、あなたも私が食べてあげるわ。
えぇ、別にお腹は空いていないわ。ただの遊びよ。
ちっぽけで無力な小人が、大きな女の子のきまぐれで
食べられちゃう。 面白いと思わない?
あらあら何やってるの? 小さな虫さん。
もがいても無駄よ、くすぐったいだけ。
あなたの小さな体じゃ、私の唇に勝てないわ。
抵抗することも、逃げることも不可能よ。
男の力がこんなモノなんて、笑ってしまう。
あぁん、そんなに泣かないで、私まで悲しくなるから。
小さくて無意味な存在であるあなたが、私に食べられることで、
私の体の一部になり、永遠に生きられる。
あなたは新しい存在に生まれ変わるの。
素晴らしいコトだと思わない?
私の全身があなたを食べたがっている。
あなたが、どれだけ美味しいか想像して心が震えているわ。
私のお口の中は、もう唾でいっぱいになっているの。
でも・・・あなたと遊ぶのは楽しい。
私にも慈悲の心はあるのよ。
もう少し遊んであげるわ。もっと暴れて、私を喜ばせて・・・。
そうすれば、私はあなたを生かしておいてあげるかもしれないわ。
あはははは、私の小人がもがいているぅー。
そうね、もっと暴れて、私を楽しませてね。