《 猫親分 と 干支伝説の秘密 》
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ニャン吉 : 「親分! たいへんです」
猫親分 :
「新年早々、騒がしいな。 何がたいへんなのだ?」
ニャン吉 : 「今年はうさぎ年です」
猫親分 :
「それがどうかしたのか?」
ニャン吉 : 「干支にねこ年が無いのです!」
猫親分 : 「そう言えばないな」
ニャン吉
:
「これというのもねずみのせいです。干支伝説によると、
昔々の大昔、神様が十二支を決める時、その会合の時間、
ねずみが猫だけを呼ばなかったのです。それでねこ年がないのです」
猫親分 : 「そうか、ねずみは悪い奴なのだな」
ニャン吉 :
「許すわけにはいきません」
猫親分 :
「お前、ちょっと行って、ねずみにヤキいれて来い」
ニャン吉 :
「はは、かしこまりました」
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ニャン吉 :
「おい、みんな! ねずみを、やっつけるのだ」
ネコA : 「え〜、今、新年のテレビ見てるんだけど・・・」
ニャン吉 :
「つべこべ言うな。親分の命令だ。ねずみは何処にいる?」
ネコA : 「最近、ねずみなんか見ないよな」
ニャン吉 :
「ねずみがいないのなら、その親戚でもいいぞ」
ネコA : 「そう言えば、マウスなら書斎にいるけど」
ニャン吉 :
「おぉ、そいつでいい、マウスをやっつけるのだ」
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こうして、悪いマウスは、ニャン吉によって退治されたのだった。
(猫親分 と 干支伝説の秘密 終わり)