《 ネコの気ままな ひとり旅 》 ニャン太郎、バンクーバーへの旅
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やあ、みんな元気かい。
旅猫(たびねこ)のニャン太郎だよ。
僕は今も旅を続けているよ。
でもまぁ、今はまだ冬ですからね。
寒いからあまり外には出れないんです。
こたつでぬくぬくしてから、テレビでオリンピック見てました。
そしたら、おぉ、なんという驚き!!
猫君がカーリング競技に出場しているじゃないか!!
そ、そんな、なんという行動力!
負けた。僕の完全に負けだ。
旅猫の僕が4年に一度のオリンピックに行かないとは、どういう事だ!
旅猫の血が騒ぐ、冬の寒さになんか負けていられない。
僕は家の外に飛び出した。
今すぐバンクーバーに行って、オリンピックを見るのだ。
はやくしないと競技が終わってしまう。
飛行機に乗るぞ。めざすは空港! って・・・何処なんだろ?
とりあえず街に行くと・・・
そこでは、道路で巨大看護婦さんが車を襲撃していた。
いや〜、巨大看護婦さんはその名前の通り大きいからね、
いきなり出現したら、さすがの猫も驚くんだよ。
はっ、はっ、はっ、は。
え、何だって・・・
「オリンピックと巨大看護婦さんに どんな関係があるのか?」 って
聞くのかい。 そんなの僕が知るわけないよ。
つまり何が言いたいかというと、
旅とは何が起こるか分からない、いつも冒険が待っている。
それが旅の楽しみなんだよ。
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結局、空港の場所が分からなかったから家に帰ったけど、
僕はこれからも旅を続けていくよ。
それが旅猫である僕の宿命なのさ。
それじゃあ、みんな元気でね〜。
(終わり)