誘 拐 (11)


                        みどうれい

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 私は、慌ててベッドから飛び起きた。
居間に置いてある電話が鳴っているのが、聞こえる。


 あれ・・・、 彼はどうなったのかしら??
正気を取り戻した私は、まず彼を探した。
私は私の中に、彼の温かくて小さい身体を感じることができた。

 快感のため、まだぼんやりとしている私は、股間に手をやった。

ベッドの上に身体を起こした私の股間から、彼の足だけが外に出ていた。
彼の身体は、私の柔肉の裂け目に足首まで飲み込まれていた。


 彼は・・・全く動いてはいなかった。

「きゃっ、うっそーぉ!」 私は慌てた。

 私はすぐに、私の親指と人差し指で彼の足を摘んで、彼を外に引きずり出した。
私のあそこの柔肉は、しっかりと彼を咥え込んでいた。

 ぬちゃり・・・。 えっちな音をたてて、彼の小さな身体は、私の外に出た。
彼はまだぴくりとも動かなかった。

「そ、そんな・・・。」
 私は、恐ろしい想像に、目の前が真っ暗になった。

 なんということをしてしまったのかしら・・・。

 だが次の瞬間、彼は私の手のひらの上で、咳き込みながら起き上がった。


 よかった〜、よかったわ〜。
安堵のあまり私は、ベッドの上でへたり込んだ。
もう少しで、彼を窒息死させてしてしまうところだった。

 どうやら、彼は私の中で、たっぷりと私の熱いラヴゥジュースを飲んだらしい。
彼は前かがみになり げぼぼ とむせ返っていた。。


 とにかく彼が無事であることを確認した私は、ほっとした。
「あ、あの・・・、大丈夫?」
 私は彼に話しかけた。

 彼は私の顔を見上げて、「冗談じゃない、死ぬところだったぞ!」 とか叫んでいた。

 彼は、よほどヒドイめにあったのだろう。
巨大な私に対する恐怖を忘れるくらいに、怒っているようだった。

 だが、小さな彼が私の手のひらの上で喚く姿は、とても可笑しかった。
私はくすくす笑ってしまった。


 まだ電話が鳴っていた。 多分、父さんからだ。
とにかく、私は電話にでないといけない。

 私は電話のある居間に行くために、彼を握り締めたまま立ち上がった。
彼はまだ私に向かって、何か叫んでいた。

 しかし、私には彼の抗議の言葉を、聞いている暇などない。
父さんを待たせたら、可哀想だ。

 現実に今、彼は元気なのだ。
それなら、そんなに文句を言う必要はないように思う。
それに、私は「終わったことを、とやかく言う男」は嫌いだ。


 しばらくの間、彼を静かにさせておかないといけない。

 彼を黙らせることなど、簡単だ。
私は左手に掴んだ彼を、私の巨乳に押し付けた。
彼は、私のふくよかな胸に顔をふさがれて、全く喋れなくなった。


 それから私は、片手だけで素早くパンティーを身につけた。

 電話に出るだけなのだから、別に私の姿が見える訳でもないのだが、
すっ裸で父さんと話をするのは、なんとなく「はしたない」ような気がした。

 私は嫁入り前の乙女なの。 あまり恥ずかしいことはできないわ。


 私の巨乳に押し付けられた彼は、まだもがいている。
私の胸の肉に、彼のくぐもったような悲鳴が響く。
それは、私にはとても気持ちが良かった。

 やれやれ・・・、彼はこのままずっと、喚いているつもりなのだろうか。
これでは、気が散って電話にでることができない。
彼は、私が今「彼に静かにしてほしい」と思っていることに、気がつかないのかしら?

 その時、私は彼を黙らせる良い方法を思いついた。

 私は、左手で彼の身悶えする小さい身体を握り締めた。
それから、私は今、身につけたばかりのパンティーのゴムの部分を大きく広げた。

 彼は「何をするー!」 とか言って、悲鳴を上げていた。

 私は、彼の空しい小さい抵抗を笑って、彼を、私のパンティーの中に放り込んだ。
私がパンティーから手を離した時、小さな彼の身体は、完全に見えなくなった。

 私のパンティーは、私の股間をかろうじて隠せるくらいの布しかなかったが、
それでも彼の全身を、すっぽり覆いつくしてしまったのだ。


「ふふ、あなたは私の股間のアクセサリーになるのよ。」
 興奮した私は、またしても「意味のよく分からない言葉」を言う。


 私は、股間に彼の小さい身体の蹴りと打撃を感じた。
私は、彼が私のパンティーの中であがいているのを感じることができた。

 しかし、私は、彼が本気で暴れていないことを感じた。

 私のパンティーのゴムは、12分の1サイズの彼にとっては強力だが、
元々、それは小人を閉じ込めるために造られてはいない。
したがって、彼が本気でそこで暴れたら、外に飛び出すことができるかもしれない。

 しかし、今の彼にとって、それはあまりにも無謀だろう。
自分で言うのも何だけど、私の脚はとても美しくて長い。
私の股間から地面までは、小さな彼にとって10m以上はあるだろう。

 彼がパンティーの中から飛び出しても、絨毯の床に叩きつけられるだけだ。
まぁ、落ちても死なないかもしれないけれど、ものすごく痛いわ、きっと。


 それでも、彼が逃げられるのなら、いちかばちか、やってみる価値はあるけど、
無論、そんなことを私が許す筈はない。

 もし私が、逃げようとする彼の姿を見て本気で怒ったらどうなるのかしら?
私は、絨毯の上に落ちた彼を、足で踏みつけるかもしれない。
 あるいは私が、巨大な尻で、彼の上に座ってあげるかもしれない。
そうなったら、可哀想な彼の人生は、そこで終わってしまう。

 女神である私には、彼に罰を与えるくらい、簡単なことだ。

 もちろん心の優しい私は、彼にそんな残酷なことをしたりはしない。
彼を私の指で摘み上げて、またパンティーの中に放り込むだけだ。

 したがって、どう考えても、彼が私のパンティーの外に飛び出そうとするのは、
彼の置かれている状況を、さらに悪化させるだけの危険な行為だ。



 彼もそれくらいのことは想像できるのだろう。
彼は暴れてはいたが、本気で外に脱出しようとはしなかった。

 私は微笑んだ。
どこの世界に、逞しいオトコをパンティーに閉じ込めてしまえる女の子がいるだろうか。





 あぁ、いけない。 電話! 電話にでないと・・・。
まだ、居間に置いてある電話は鳴っていた。

 私は、私の寝室を出て、居間に行こうとした。

私が歩き出した時、彼の小さい身体が、身悶え、私の股間の肉裂をくすぐった。

 ところが突然、別のものが・・・、彼の2本の小さい腕が、
私の柔肉の襞をつかむのを感じて、私は、はっと息を飲んだ。

 彼の小さい手が、私の大事な部分を愛撫していたると感じた時、私は興奮した。

 どうやら、やけくそになったらしいは、今、私のクリトリスを弄んでいた!

 いくらパンティーの中に放り込まれたといっても、
いきなり私のような巨大な女の子の大切な処に、イタズラをするなんて・・・、
彼は、何という大胆のことをするのだろう!

 私は彼を静かにさせるために、彼を、私のパンティーの中に放り込んだ。
そこで、彼はじっとしていてくれると思ったのだ。
 しかし、それは、失敗だった。 彼は全然おとなしくしていてはくれなかった。
私は荒い息をしながら、寝室のドアにもたれかかった。
私の脚は快感にふらついて、ほとんど歩くことができなかった。


 彼はまるで、さっき私にやりたい放題にされた復讐をするかのように、
私の大事な部分を、彼の小さな身体でいじりまくった。

 パンティーの中の彼の動きは私の股間を通して、快感となって私の全身に広がった。
あまりに気持がいいので、私のそこはまたしても濡れてきた。
私は快感を高めるために、両手を私の胸にやり、そこを
揉みしだいた。

 あぁ、気持がいい・・・。

私の股間に彼を捕えている事が、私をどれだけ興奮させたか分からなかった。

 彼を完全に所有しているという優越感のため、私の身体は、熱く燃え上がっていた。
快感に私の乳首が勃起して、きりきりと痛む。


 私の股間で、小さな彼がもぞもぞと動いている・・・。
非力ながらも私を喜ばせようとしている。
あぁ、なんて、
ファンタスティックな気分なのかしら。



 あれ・・・? 
何か忘れているような・・・。
あぁ、そうだわ! 電話、電話はどうなったのかしら。

 居間の電話の呼び出し音は、とっくに切れていた。
相手は、いつまでたっても私が出ないので、待つのを諦めたらしい。



 もう・・・、なんてことなの。 私は少しだけ困ってしまった。

 独り暮らしを始めた私は、この家の電話番号を父さんにしか教えていない。
若い私の家に「イタズラ電話がかかると困る」と、父さんが心配したからだ。
 私は素直な性格なので、別に父さんの言うことに逆らったりはしない。
友人とは、携帯を使って連絡をしている。

 だから、さっきのは、父さんからの電話に違いない。
こんなに夜遅くに、父さんが電話をしてくるなんて・・・、いったいどうしたのかしら。
私は、少し心配になった。


 その時、机の上のバッグの中に入れてあった
私の携帯電話が鳴った。
居間の電話に私が出なかったので、父さんが今度は私の携帯にかけてきたらしい。

 いけない、今度こそ電話にでなくちゃ! 私は慌てた。

 小さな彼は相変わらず私の股間で、もぞもぞ動いている。
彼の動きのため、私の脚は快感にがくがくと震える。
電話にでるには、彼をおとなしくさせるしかなかった。


 私は、
私のむちむちした太ももで、彼の身体を軽く締め上げた。
私のパンティーの中から、くぐもったような悲鳴が響く。

 彼を潰さないように手加減したけど、彼にはすごい
太もも圧だったろう。

 だが、私はすぐに自分のやったことを後悔した。
彼は、私に後で「元の大きさに戻してくれるように」頼むつもりなのだろうけど、
それでも、彼は私を喜ばせようと努力をしてくれた。

 それなのに、今の私は、無抵抗な彼に、
巨大太もも挟みをしている・・・。
これでは、彼があまりに気の毒すぎる。


 私は股を開き、彼の身体を解放した。
だが、すぐに私は左手を股間に伸ばし、パンティーの中に囚われた彼を押さえつけた。
もちろん、彼が痛くないように注意しながら、そっと押さえてあげた。

「御免なさい・・・、少しの間だけ、静かにしていてね。」
 私は微笑みながら、股間の小人に、そう言った。

 私の手のひらの力に、彼は全く動けなくなった。
「そう、いい子ね・・・。後でご褒美を上げるからね。」
 私がそう言った時、彼は何か叫んでいた。 

 小さいけれど逞しい彼の身体を、私の股間に感じる・・・。

 私は、私の
柔肉の割れ目に、彼の盛り上った逞しい胸と腹筋を感じることができた。
私の手のひらには、パンティー越しに、彼の背中と可愛いお尻も感じられた。

 嬉しくなった私は、指先で、彼のお尻を撫でる。


 電話はまだ鳴っていた。
いけない、こんなことしている場合じゃないわ。 はやく電話にでないといけない。
父さんが待っている。


 私は股間を左手で押さえながら、よろよろと机の前まで歩いた。
我ながら、情けない格好だわ。

 こんな姿を父さんに見られたら、恥ずかしくて死んでしまう。

 私はバッグを開き、携帯電話を掴んだ。




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