《 胸の谷間に 》 (その3)

               CG画像 June Jukes

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私達、異世界から来たのよー、そしてこの世界に私達を呼んでくれたのは、オチビちゃん、あんたなの」 夕子が言う。

 な、なんだ、何を言っている? 呼んだ覚えなどないぞ! それに初対面だ。 恭一は心の中で叫ぶ。

「私達は空間転移の能力を使って宇宙を放浪していた者です。私達には大きな問題がありました。やみくもに空間転移しても、大概その行き先は、暗黒の宇宙空間か、荒涼とした岩だらけの無人惑星ばかりでしたの、面白い星がなくて、もう私、とっても寂しかったですわ・・・」 バエルが遠い目で言う。

えへっ、それでこの私の出番なんだなー」 夕子が自慢げに言う。

「夕子さんは強力な精神感応能力がありますの、はるか宇宙の彼方でも夕子さんと波長の合うテレパシーなら的確にキャッチして、その地に行くことができます。 そして私と異世界を旅していた夕子さんは(恋人がほしい!巨乳の美人お姉さんがほしい!) と家で、毎日、叫んでいる恭一様のテレパシーを探知したのです」

 ちょっと待て、コラ;アァ、誰もそんなコト言ってないぞーー! とんでもない言いがかりである

「おかげで私達はこの星の位置を知ることができて、ここに来れたんだよ、ありがとね、小人さん」 夕子は言う。

 感謝するなら、俺を地面に降ろしてくれー! 恭一は心の中で叫ぶ、もちろん、彼女たちへの恐怖のため声にならなかった。


 しかし、バエルは恭一の心の叫びなど無視して話を続ける。
「私達、本当に喜びましたわ、こんなに美しい星があるなんて、知りませんでしたの」

「オモチャもいっぱい、いるしねー」 夕子が意味ありげに言う。

「これで意味もなく、宇宙を放浪することもなくなりました。私達の長い苦悩の日々も、ようやく終わったのです、これから楽しいコトだけをして生きるのですわ〜〜」

 その目は完全にイッていた。いかん本物だ。恭一は愕然とする。

「それで、私達、この地に呼んでくださった恩人である恭一様に、どんな恩返しをしたらいいのか考えましたの」

「えへっ、それでまた超能力者の私の出番ね」

「夕子さんのテレパシー探査で恭一様の心を読んでもらったのですが、恭一様は毎日、(女の子の胸の谷間に顔をつっこんで、ぐりぐりしてもらって天国に行きたい)と思っているのですね!!」 またバエルがとんでもないコトを言い出した。

 いや、ちょっと待ってくれ、そんなアホな事、考えとらんて!!

「も〜、男はいつも同じね」 夕子が笑う。

「正直、困りましたわ、だって恭一様はこんなに小さな御体、顔だけを部分的に(胸の谷間でぐりぐりする)など、誰がどう考えても不可能ですのよ、恭一様がいくら小さくて脳みそが無いからと言っても、それくらい理解できるでしょう、だから、そんな無理な注文を私達に言われても困りますわ」

 いや、だから誰もそんな事、言ってないって!!

「しかし、受けた恩義は十倍にして返すのが私達の礼儀、恭一様が(女の子の胸の谷間に包まれて、天国に行きたい)と願うなら、その望みをかなえてさしあげねばなりません!」
 バエルが毅然とした態度で言う。


 夕子が笑う。 「それでバエルと相談したの。あんたを捕まえて、私たち二人の胸の谷間に放り込んで、たっぷり可愛がってあげようって! もちろん、頭だけでなく全身をね、ふふ、こんな美人の女の子にサービスしてもらえるんだから、ラッキーね」

「ただ、それをするのには問題がありますの、もうすでに、ご存知かと思いますが恭一様はとても小さくて無力な御体、私たちの豊満で、優雅で、健康的な美乳の間に落とされたら、間違いなくそこで磨り潰されて、赤いペースト状のしみになるしかないのです、それを考えると、恭一様が不憫でなりませんわ」

「えへっ、いつもは小人を潰す時に、こんな説明なんかしないのよ、それに・・・あんたの心を読んであんたが好きそうなビキニとかを着て来てあげたんだから、私たちって親切ね、感謝しなさいよ」

「恭一様、誤解しないでくださいね、私達は本当に優しい女の子なんですのよ、ただ、恭一様が、どうしても言われるから、そうするのです」

「わーい、楽しみ、楽しみ!」

 「うぎゃー、助けてええええ!!!」
 恭一は恐怖の悲鳴を上げるのであった。



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