《 胸の谷間に 》 (その5) |
ごうん、ごうん、ごうん、 夕子の心臓の鼓動が恭一の全身に響いている。 魂を振るわせるように感じる、彼女の心臓からは大量の血液が動脈を伝わって全身に送られているのだ。 それにしても心臓の音だけでもこれほど響くとは・・・今さらながらに彼女の巨大さに慄然とする。 夕子の美巨乳の肌を見る。 こんなに大きいのに彼女の肌は、若く滑らかで、すべすべしていた。 まさに輝くような女神の美しさがそこにあった。 呆然とする、自分の無力さを思い知る。 力でも優雅さでもとても適わない。 恭一は今、直径8mもある夕子の巨大な乳房に囚われていた! もう逃げることは不可能だ。 だが何よりも恭一を困惑させたのは、彼自身がすごく気持ちいいことだった。 胸が高鳴る、鼓動が速くなる、息苦しいほど呼吸が荒くなっていく、 な、な、何だ、この快感は!? 先ほど夕子が「恭一のテレパシーを感じる」という意味の話をしていたが、この快感はそれと関係があるのか? だが考えている時間などなかった。 バエルが微笑みながら彼女の胸を寄せてくる。 恭一を押し潰すという約束を実行するつもりなのか? 巨大なピンクビキニが彼を押し潰そうと迫る。 |
彼の視界の全てをバエルのピンク色のビキニが覆っていた。
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