巨大美少女ミカ (3)

           (不運な泥棒 改題)

                           NEW2さん みどうれい作

第一部 不運な泥棒(その3)

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 久太郎の悲鳴を聞いた時、甘く心地よい快感が、ミカの体を駆け抜けた。

「あっ・・・。」
 ミカはうめいた。 彼女の股間は・・・、濡れていた。

 普通、胸の谷間に物を挟んでも、それほど気持ちがよくなるというわけではない。
しかし、何の抵抗もできないこびとを捕らえて、彼の意思を完全に無視して、
自分の大きな乳房で挟み込み、締め上げるという「非常識なシチュエーション」
は、
彼女をものすごく興奮させていた。

 ミカは、ちょっと力を緩めて、こびとがもぞもぞ動くのをしばらく楽しんでから、
今度はさっきより強く両手で、胸を挟み込んだ。

 彼の体は完全に、彼女の胸の谷間に飲み込まれていて、頭すら見えなかったが、
その小さな可愛い悲鳴は、彼女の肌を通して、彼女の体に響いた。

 「あはっ、楽しいぃぃ!(^-^)v」
 ミカは自分の持つ力に、酔いしれていた。


 久太郎は、彼女の胸の谷間に挟まれて、悲鳴を上げてあがいていた。
彼は必死で巨大な暖かい肉の山と闘い、そして身悶えていた。

 しかし、ミカの小指ほどの大きさしかない久太郎が、彼女に抵抗できるわけもなかった。
彼の抵抗は、ミカにとって、ただ心地よいだけだった。


 我慢できなくなったミカは、身に着けていたブラジャーを引き剥がした。

 彼女の乳房は、つんと突き出ていて、ブラジャーがなくても全く形が崩れなかった。

 ミカは、自分の乳首が少しずつ盛り上がっていくのを見て、さらに興奮するのを感じた。

 そして、彼女はおそるおそる、自分の乳房から、両手をはなしてみた。
久太郎は、まだその谷間でもがいていて、そこから出ることはできなかった。

 彼女の胸の筋肉は強く、別に手で支えなくても、彼を下に落としてしまうことはなかった。

 「まぁ、小人さん・・・私はあなたを捕まえておくのに、手を使ってさえいないのよ。
あなたは、私の胸をほんの少し開く力さえ持っていないのね。・・・なんて、非力なの。」


 ミカはくすくす笑いながら立ち上がって、両手を腰にそえて、胸を前に突き出した。
彼女は、しばらくそのままで、もがく彼の感触を楽しんでいたが、
やがて、彼女のブラウスとスカートを脱ぎ、パンティ一枚になって、ベッドに仰向けに横になった。

 それから彼女は、また乳房に両手をそえ、彼を絞り上げて反応を楽しんだ。

 彼女が彼を挟んでいる乳房を少し緩めると、かん高い小さい悲鳴が響き、

 逆に彼を乳房に挟み込むと、悲鳴は消え、そして、かすかにミカの身体に響くだけになった。

 緩めると…、悲鳴が上がり、挟むと…、静かになる。

 彼といっしょに遊ぶのは、面白かった。

 普通の人間なら、あまりにも大き過ぎる彼女の乳房に耐えられない。
この力では、すぐに潰されてしまうか、あるいは数分で窒息死しただろう。

 しかし、彼はずっとそこでもがいていた。
どうやら、結界はちゃんと働いて、彼を守っているらしい。

 「あはっ。」
彼女は、今の自分の力を理解して、微笑んだ。

 彼女は、彼女の好きな方法で好きな時間、彼と遊べるのだ。


 久太郎は必死であがいていた。
小さな家くらいもある『柔らかく暖かい肉の山』が、彼を弄んでいた。
彼が彼女の乳房に抵抗できないのは、彼が家を動かせないのと同じくらい当然の話だった。

 彼は、巨人ミカの好きなように、暖かい肉の山に挟まれ、しごかれ続けた。

 谷間が狭くなる時、柔らかい肉に包まれて、一瞬彼はとても気持ちよくなるのだが、
すぐに、それは、すさまじい圧力になった。

 ところが不思議なことに、苦痛や力が耐えられないものになるかと彼が感じた瞬間、
何故かそれは、消え失せてしまう。 普通なら、彼の体はひしゃげていただろう。

 これは、彼女たちが言っていた、結界とかいうモノのせいなのだろう。

 おかげで、彼女の乳房に潰されないでいるのだから、有難いといえば、有難いのだが、
よく考えてみれば、彼はとんでもない状況に置かれていた。

 結界とやらがあるとはいえ、間違いなく、彼女は彼を絞り上げ、痛めつけることができた。
そして、彼女はあまりにも大きくて、強すぎる。 どうやっても抵抗できない。

 すなわち、彼女がその気になったら、彼を生かしたままで、どんなことでもできるのだ。
場合によっては、死んだほうがマシだという事までされるかもしれない。

「うわぁーああ!!」
 どうしようもない恐怖に、彼は悲鳴を上げた。


 その時、彼を両側から包み込んでいた肉の山が、大きく開かれた。
彼が顔を上げると、そこには巨大なミカの顔が覗き込んでいた。

 それは、あまりにも美しい女神の顔だった。

 彼の左右の乳房の山は、それをわし掴みにした太い指に押さえられ、肉が盛り上っていた。
小さな彼にとって、それは奇妙なまでにエロティックな光景だった。

「た、助けてくぅれえぇ。 いえ、助けて・・・ください!!」 
 恥も外聞もなく久太郎は、巨人に叫んだ。 
今は、もう彼女の慈悲にすがるしかなかった。


 ミカは久太郎が無事なのを知って、ほっとしていた。
じつは彼女は、彼があまり動かなくなったので、潰したのかと心配になったのだった。
それが以外に元気そうだ。 これならまだまだ楽しめる。

 彼女は、これから自分が彼にするつもりのことを考えて、微笑んだ。

「まぁ・・・、こびとさん、あなたは、そこから出たいの?」
 ミカは尋ねた。

「は、はい、もう泥棒なんてしないから、ここから帰してくれ、い、いえ、くださいぃ。」
 できるかぎり丁寧な言葉を使おうと努力しながら、久太郎は叫んだ。

「あら、そう言えば、あなたは泥棒さんだったわね。 すっかり忘れてたわ。
ふぅぅーん。 いーけないんだー、 そんなことをしたら。
悪いことする泥棒さんには、お仕置きをしてあげる。(^-^)」
 彼女は、楽しそうに言う。

 彼はしまったと思ったが、もう後の祭りだった。


 ミカは、胸の谷間から久太郎を摘み上げると、ベッドの上で体を起こした。
「さーて、どうしちゃおうかなぁ?」
 彼女は、楽しそうだった。


 二本の指で宙にぶら下げられている久太郎は、あらためて彼女の巨体を見て、驚いた。

 で、でかい、 でかすぎる!!

『おそろしく巨大な裸身』は、彼の前にそびえたっていた。

 今まで彼の視界を、白い胸肉が覆いつくしていたので、ある意味わけが分からなかったが、
久太郎は、今初めて、冷静に彼女の全身を見ることができた。

砲弾のように突き出た乳房、 白くてすべすべのお肌。

きゅっとくびれたウェスト、 丸っこくて魅力的なヒップ、 

むちむちした太もも。 モデルのように長い

そして、女性らしい美しさを保ちながら、筋肉は適度にひきしまっていた。

 彼女は、まだあどけなさの残る顔をしてはいたが、
写真集に出てくるどんな巨乳アイドルよりも、はるかにえっちなカラダをしていた。

 それにしても、小さな久太郎にとって、彼女はものすごい大巨人だった。

 こんなに大きな彼女は、いったいどれだけの力を持っているのだろうか?

 久太郎は、彼女が「お仕置きをする」といったのを思い出して、震え上がった。

 だがその時、彼は『自分が結界で守られている』ということを思いだした。
さっき、彼の体が巨大な胸に挟まれた時、彼はあまりの恐怖に悲鳴を上げた。

 しかし、久太郎は潰されずに、生き残った。
確かに、すさまじい圧力を感じはしたが、それは耐えられない苦痛というわけではなかった。

 泥棒をしている彼は、今まで数々の修羅場をくぐってきた。
中には、もう少しで警察に捕まりそうな時もあったが、その度になんとか逃げ切った。

 久太郎は、どちらかと言えば、楽観的な性格だった。

「そ、そうだ・・・確かに今はピンチだが、大丈夫だ。俺は、またきっと助かるさ。」
 彼は、自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

 どんな目にあわされても、『彼女たちの結界』が彼を守ってくれるに違いない。
「お仕置き」と言っても、それほど痛くはない筈だ。

 しかし、彼の希望的観測は、すぐに裏切られる運命であった。


 ミカは左手で久太郎を摘んで、彼女の目の前に持ってきた。
あらためて見ると、彼の体はあまりにも小さかった。

 彼の力では、彼女に抵抗することなど、とてもできそうになかった。

 彼女はふざけて「お仕置きをする」と言ったが、本気で彼を痛めつける気はなかった。
彼女は、ただ彼と遊びたかっただけだった。いつまでも・・・。

 だから、久太郎を決して潰してしまうわけにはいかなかった。
潰れてしまった彼の体は、もう何の楽しみも、彼女に与えてはくれないだろう。

 彼と長い時間遊ぶには、ミカは彼を守る結界のことをよく知る必要があった。

 そう考えた彼女は、目を閉じて精神を集中し、彼の結界を感じようとした。
巨大な彼女たちは、人間には及びもしない超感覚を持っている。

 すぐに彼女は、目には見えない結界(バリアー)を感じ取った。
姉のリィナが彼にはった結界は、肉体と痛みの二種類があった。

 久太郎を潰したくなかった彼女は、彼の『肉体を守る結界』は無視して、
超感覚で『痛みを防ぐ結界』のみに触ってみた。

 本来、結界は精神力に反応して体を守るものであったが、
こびとの久太郎の精神の力など、巨大なミカの超感覚の前にはひとたまりもなく、
『痛みの結界』はやすやすと突破されてしまった。

 それから、彼女は、ふと思いついて、久太郎をつまんだ指にちょっとだけ力をこめてみた。


「うぅわらば、びぃでぶ!! どぶてけしぃいい!」
 
 久太郎は全身に、とんでもない痛みを感じ、意味不明の悲鳴を上げた。

@@@@@@@

 久太郎がとんでもない悲鳴を上げたので、ミカは驚いて、指の力を緩めた。

 巨人ではあるが優しい性格の彼女は、久太郎を玩びたいと考えてはいたが、
彼を苦しめようなどとは、考えてもいなかった。

 だが久太郎にとって運の悪いことに、今の彼女は、こびとではあるが同族の男性を見て、
すでに、正確な状況判断ができないまでに、興奮しまくっていた。
おまけに、何故か彼女は、彼の悲鳴を聞くと、とても気持ちがよくなった。

 こびとにしては大きな悲鳴に、しばらく彼女は、ぽかんとしていたが、
それが、あまりに滑稽だったので、くすくす笑い始めた。

 彼女は、久太郎をつまんだ指にちょっと力をこめただけだったのに・・・。

 彼女にしてみれば、これは、たとえて言うのなら、(同じ身長の)恋人同士が、
ふざけてほっぺたをつねる程度の、単なる遊びのようなものであった。
実際、力もそれくらいしか込めていなかった。

 だが、体こそ怪我ひとつしなかったが、痛みを防ぐ結界をはずされた彼にとって、
今の一捻りは効いた。 苦痛が、脳に直接響いているような感じだ。

 『痛い』などという言葉では、とても表現できない。
それこそ全身を潰されるような激痛に、彼はのけぞっていた。


「えい。(^-^)」
 ミカは、楽しそうに微笑みながら、再び指に力を込めた。

「ぐわぁぁぁあああるうりゃぁ!!! く、くぅうう・・・。 」
 彼女の指のすごい力に、久太郎は、またしても意味不明の悲鳴を上げた。
始末の悪いことに、ミカは、自分が酷いことをしているという自覚がないらしい。

「えい、えい。(^-^)
 
ミカは彼の悲鳴など完璧に無視していた。

「ぶしゃぁあああぁ! るうううぅぅりゃああ!! や、ややべて。 (>_<) 」

「えい、えい、えい。(^-^)

「くうるぅぅりゃあ!! とはらぁあっと、お、おべがい、お願いだから・・・。(T_T) 」

「えい、えい、えい、えい。(^-^)

「や、やべんかこのバカ娘ぇ、ぐわぁあ、こ、こら。し、死ぬ、どうりゃああ!!!

い、いい加減にしろ、さもないと、どうるううりゃああああ!! つーかああぁあ。

あぁ、しぶ、しぶぅう、死んでしま・・・ぅぅぅる! や、ややべれぇえ・・・。」


「えい、えい、えい、えい、えい。(^-^)
 ミカは、久太郎が悲鳴をあげればよけいに面白がって、指で彼を締め上げ続ける。

「ぐるるるったぁああ、 どるうぅうりゃぁ!

し、しぶ、じぬ、ぐどらぁったかあああん!!

だめ、だべぇ! どだべぇ!! ぐばあぁあ!!

ぐるるっぱぁああああ!!ずどどど ☆★☆★!!

ほ、ほんまに、ほんまに死んでしまうぅう!!

お、おべがい・・・、お願いだから、

や、やめて、ち、力・・・緩めて・・・。」

「あはははははっ。」
 あまりにも久太郎の反応が面白かったので、ミカは大笑いをした。


@@@@@@@

「はぁ、はぁ、ぜい、ぜい。」

 可哀そうだと思ったのか、ようやく、ミカが指を緩めてくれたので、
久太郎は、そのまま彼女の手のひらの上に崩れ落ち、寝転がった。

「まぁ、もう降参なの? 弱いのね、小人さん。」
 巨人の声が響く。 彼女は本当に楽しそうだった。
久太郎は、精も根も尽き果てて、返事をすることすらできなかった。


 それにしても、久太郎の置かれている状況は、確実に悪化したと言うべきだろう。

 どうやら彼女は、何らかの方法で、結界を操作することにより、
彼の肉体を傷つけずに、痛みだけを感じさせるという技が使えるようだ。
(もっとも、偶然そうなっただけで、彼女にそんなつもりは無かったのだが。)

 あまり痛い場合、人は気絶して、一時的に苦痛から開放される場合もある。
しかし、肉体が保護されているせいか、さっきの苦痛は、いつまでも続いた。

 その痛みたるや、もう一思いに潰してもらった方がマシだと思うくらいだった。

 窒息死しないように、結界の力で、肺に空気は供給されてはいたが、
おかげで、彼は、ずっと悲鳴を上げっぱなしだった。 

 久太郎は、とんでもない家に、忍び込んだことを後悔した。

 突然、彼女の太い指が、寝転がっている彼の上に降りてきて、彼を押さえつけた。
彼女が力を入れていなかったので、まだ痛くはなかったが、彼は全く動けない。

「わあぁぁぁぁぁぁ!!」
 彼はさっきのことを思い出して、悲鳴を上げた。


「ねぇ、もう一回、やってあげようか? 今度はもっと強くするわよ。」

「わぁあ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってぇぇえ! 
な、何でもする!! いえ、何でもいたしますぅうぅぅぅ。

だから・・・、お願い、助けて! 殺さないで!!」
 久太郎は、彼女の指の強い力を感じながら、必死になって彼女に哀願し始めた。

 もう一回、あれをやられたら・・・。 彼は恐怖に震え上がった。

「さぁーて、どうしようかなぁ。」
 ミカはくすくす笑った。



(その4に続く)


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