巨大美少女ミカ (14)

           (不運な泥棒 改題)

                           NEW2さん みどうれい作

第一部 不運な泥棒(その14)

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(前回のあらすじ)

「人を傷つけてはいけない」という掟を守ろうとする巨人リィナ(姉)。
「こびとを玩具にして遊ぶ快感」に目覚めた巨人ミカ(妹)。

 姉妹でありながら、考え方の違う二人は、ついに南の島で対決!
しかし、ミカは麻痺呪文を完成させ、リィナを動けなくしてしまう。
用心深いミカは屋敷に戻り、もしもの時は、姉をそこに閉じ込める手筈までととのえる。

 巨人リィナは普段使っていないが、体内にものすごいパワーを保有している。
もし、相手が、リィナの体を破壊するような攻撃をしてきたとすれば、
彼女は瞬時に麻痺術を打ち破り、激烈な反撃をしていただろう。

 しかし、ミカは「寝室のベッドに横たわるリィナ」に「ぬるぬるローション責め」を決行!
これは、リィナの想像を超えた攻撃であった。
こびと久太郎を使った「このマッサージ」は、あまりにも・・・、気持ちがよかった。


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「うわーーーー!!!」
 久太郎の体は、ミカの手指に囚われて、山のような女体の上を、転がされていた。

「お姉さまのお胸を、こびとさんで、もみ、もみ、もみ、もみ。」 ミカは笑う。
「あ・・・、や、やめ・・・。」 リィナはもがく。

「お姉さまのすべすべお肌に、こびとさんを、すり、すり、すり、すり。」
「あ・・・、そんな、気持ち・・・いい。」

 ミカの手は、久太郎を捕らえたまま、リィナの体の上を縦横無尽に走り回っている。
ある時は、温かいリィナの肌に、手のひらで久太郎をぎゅっと押し付け、
ある時は、久太郎が潰れないように手加減しながら、ふくよかな肉を揉み、
またある時は、彼の体を指で摘んで、彼女の敏感な部分にイタズラをした。

「お姉さまの乳首を、こびとさんで、クリ、クリ、クリ、クリ。」
「うひゃぁ! な、何をするのミカ!!」

「お姉さまの可愛いおへそを、こびとさんの頭で、つん、つん、つん、つん。」
「ひひゃあぁあああ!! ふひゃひゃぁ、や、やめなさい。ミカぁあ!」

「お姉さまの谷間に、こびとさんを投げ込んで、オッパイプレス〜。
「ふぅ、ふぅ、あ・・・、あ、あぁん。 なんでこんなに気持ちが・・・い、い。」

「お姉さまのお腹を、こびとさんの体で、こちょ、こちょ、こちょ。」
「あは、あはっ、はっ、はっ、はっ!! や、やめ、ちょっと、くすぐったい。
ふふひゃあぁあああ!! うるるふひゃひゃぁ、や、やめなさい。 ミカぁあ!」

「お姉さまの・・・。」
「いい加減にしなさーーーい!! この子は!! ほんとに怒る・・・。」

「おほほほほーー! そーんな事を言って、い〜のでしょーか、お姉さまぁ?
私は、今、おねー様にぃ、何でもできちゃうんですよー。」

「く・・・、ほんとに、後でひどいわよ。」

「あらあら、怒らないで、お姉さま。 私は、おねー様を愛しているのですわん。
だからこそ、『こびとさんを玩ぶ』という私たち巨人だけに許された特権を、
お姉さまに、教えてあげようとしているのですわ。」

「い、いけないわ、ミカ、人を傷つけては。」
 未知の快感に溺れそうになりながらも、リィナは言う。

「あはははは!!! まだ言ってルー。 見て見て、お姉さま。」
 ミカはそう言うと、久太郎を握り締めた手を、姉の目の前に突き出した。
そして、そこで、久太郎の体を、彼女の指でゆっくり絞り上げ始めた。

「ひぇぇぇっ、 放してクレぇぇぇぇっ!!」
 久太郎は、自分が潰される恐怖に叫び声を上げる。

「いいわよ。」
 ミカはそう言うと、久太郎をつかんでいた手を放し、
彼を仰向けになって寝ているリィナの口の中へと放りこんだ。

「うわ、わ、わ!」 久太郎は、リィナの口の中から脱出しようとした。

 しかしリィナの口の中の粘膜はつかまるところなど無く、唾液で滑ってしまう。
それでも久太郎は粘膜の壁を必死で登ろうとしていた。

「ふふふ、お姉さま。 こびとさんのお味はどうかしら?」
 ミカはリィナの顔を覗きこみながら言った。
ミカの顔は、リィナの口の中にいる久太郎からも、見ることが出来た。

『何をするの! ミカ。 術を解きなさい。』
 リィナは麻痺術によって体の自由を奪われた上、口の中に久太郎を放りこまれ、
しゃべる事もできない。 そこで彼女はテレパシーでミカに話しかけたのだ。

「いやだわお姉さま。 私はお姉さまに意地悪しようなどとは思ってもいませんわ。
お姉さまに、こびとさんの味を教えてあげたいだけなの。
それともお姉さまはこびとさんがお口に合わない・・・。
なんてはずはないわよねぇ〜。」
 ミカは勝ち誇ったように、くすくす笑う。

 実は、リィナがテレパシーを使った理由はもう1つあった。
彼女は舌を使い、久太郎を口の外に出し、逃がそうとしていた。

「はぁ、はぁ・・・。」 なんとか久太郎は生暖かいリィナの口の中から脱出できそうだった。

 もし、脱出できたとしても、すぐに巨人ミカに押し戻されるかもしれない。
しかし、彼は例えわずかな間だけでも飲み込まれてしまう恐怖から逃れたかった。

「xxxx,xxxx,xxxx,xxxx……。」 その時、ミカは何かの呪文を唱え始めた。
「お姉さまは、こびとさんをなめ回したいほど大好きにな〜る。3、2、1、はい!」

「うわ、わ、わぁぁぁ!」
 久太郎の体が半分外に出た時、リィナの唇が久太郎の体をはさみつけた。

「く・・・苦しい、放せ!」 久太郎はリィナの唇に必死で連続パンチを浴びせた。
 しかし、小さくて非力過ぎる彼の力では、どうする事も出来ない。

「や、やめろぉぉ!」
 リィナの唇が彼女の意思とは関係なく、久太郎の体を少しづつ中へと引きずり込んでいく。
久太郎はリィナの下唇に必死でつかまり、抵抗しようとしたが、
彼の体はすぐに外から見えなくなった。

「お姉さま。 お楽しみはこれからですわ。」
 ミカはそう言うと、再び無人島へつながる、扉の向こうへと消えていった。

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 島に戻ったミカは、その巨体で地面を揺らしながら、砂浜の海岸を歩いていた。
彼女は、こびと達を捕まえるために、この島に戻ったのだ。

 現在、姉リィナは、ミカの術で動けない。 しかし、それは一時的なことだ。
いずれ姉は、正気を取り戻し、反撃に出るだろう。
 そうなる前に、こびとを玩具にする快感を教えて、姉を味方にしてしまいたい。
ミカはそう考えていた。

 こびと久太郎を使ったマッサージは、効果があったようだが、
完全に姉を攻め落とすまでには、いかなかったようだ。

 これはミカ自身も経験したことだが、こびとさんは、あまりにも小さすぎるので、
巨大な彼女達の身体の一部分しか、一度に、楽しませることはできない。

 姉を降参させるには、もっと大勢のこびと達が必要だ!
ミカは、島に迷い込んだ「第二こびと丸」の乗組員達を思い出したのだ。
姉のために、彼らを捕まえなければならない!! ミカはそう決心していた。

 その時、ミカは、自分がすっ裸であることに気が付いた。
ミカは久太郎と寝室で遊ぶために、服を脱いでいたのだ。

 ミカは、これから第二こびと丸の船員達の前にその巨体を見せるつもりだ。
しかし、初めて会うこびとさん達の前に、いきなり裸で出て行くのは、
少し恥ずかしいような気がした。

 ミカが、呪文を唱えると、白いビキニの水着が、どこからともなく出現した。
水着は、極端に布を節約したセクシーなタイプで、ミカのお気に入りのものだった。
彼女は、手早く水着の上下を身に着けた。 水着は、彼女の大事な部分を隠してくれた。

 これで、彼女の恥ずかしい姿を、誰にも見られない。 ミカは微笑んだ。


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 そのころ、第二こびと丸の乗組員達は途方にくれていた。 島から出られないのだ。
エンジンの不調かと全員で調べたが、異常は見つからなかった。

「仕方ない。 一旦、島に戻ろう。」 船長は、決断をした。

「正気ですか?」 「あの島には、化け物が・・・。」 乗組員達は、驚く。

「私だって怖いんだ。 が、食料はどうするんだ。」

 船に食料がない・・・。
この言葉を複雑な表情で聞いている者がいた。 二毛山副長だ。
ほんの少し前、船が島を離れる時、ある出来事があった。

 先刻、二毛山は、船長達のためにゴムボートと食料を浜辺に残しておこうとした。
しかし、船長達が帰ってきたため、二毛山ボートを回収しようとした。

 しかし、逞夫が反対した。
「まだ、もう一人、知らない男が、巨人に囚われている」と 言うのだ。
 逞夫は、その男といっしょに、ひどい目にあったらしい。

 逞夫が言うには、その「見知らぬ男」(久太郎)を、助けることはできないが、
もし、彼が自力で逃げ出せば、海岸に残っている足跡を見て、ここに来るかもしれない。
 その時のために、ボートを置いていって、あげてほしいというのだ。

 二毛山は、他人のために、貴重なボートと食料を置いていくのは、いやだった。
しかし、結局、船長が逞夫の意見に賛成したので、ボートはそのまま置いていくことになった。
 波舞雄船長は、女巨人に踏みつけられて、もう少しで潰されるところだったらしい。
彼は、「巨人に捕まった男」を見捨てて、自分達だけ逃げるのが、心苦しかったのだろう。

 しかし、今となっては、船長の判断は裏目に出たと言えるかもしれない。
それから半時間もたたないうちに、第二こびと丸は食料がないため、ピンチに陥っている。

 だから知らない男のために、食料を置いていくことなどなかったじゃないですか!!
二毛山は、心の中でそう思っていた。 
しかし、彼は口には出さなかった。
事故に遭って困っている者を見捨てない。 それが第二こびと丸のポリシーなのだから。


「島に戻っても、食料が調達できるかどうか・・・。」
島には、恐ろしい巨人がいるんですよ!」 乗組員達は、騒ぎ出していた。

 そのときである。
-がくん-  突然、船が大きく揺れた。

「どうした? 誰か船を動かしている。」 二毛山が言う。
 船は島に向かって、動き出していた。

「誰だ、船を島に戻せといったのは。」 船長が言う。
「船長ですよ。 (-_-;)」
「が、命令なしに勝手に動かすな。 二毛山は居るな。 走、隙夫、剛、逞夫、孝治、
修司、譲治・・・。 全員ここにいるな。 誰が動かしてるんだ? (^_^;)」

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 島に戻ったミカは、ビキニ姿で浜辺に立ち、海の一点を見つめていた。
彼女の超感覚はすぐに第二こびと丸を見つけ出した。
彼女は今、そこに向かってパワーを送り込んでいたのだ。
「ふふふ、こびとさんたち。今からすばらしい遊び相手を紹介してあげるわ。」

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「どうなってるんだ〜。」
「わかりませ〜ん。」

 第二こびと丸はぐんぐん速度を上げ、動き出した。
驚いたことに、船はバックで走っていた。
さらに船は陸に乗り上げても、速度を落とすことなく、ホバークラフトのように走りつづけた。

「こ、こんなバカな・・・」
「船長〜。 (^_^;)」
「あ、あれは・・・。」

 第二こびと丸の向かう先には、水着姿の巨大な女性が見えていたのだ。

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 一方、屋敷に残されたリィナと久太郎だが、体の自由を奪われたままのリィナは、
何者かに操られるように(実際、ミカの術に操られているのだが)
自分の口の中に放りこまれた久太郎を、飴玉のように口の中で転がしていた

(し、舌が勝手に・・・。 ミカ、いつの間にこんな術を・・・。)
 転がされている久太郎にとっては、たまったものではない。

 そこに、ミカからのテレパシーが届いた。
『ふふふ、お姉さま。離れていてもお姉さまの様子が手に取るようにわかるのよ。
こびとさんのお味はいかがかしら。
もうすぐ、こびとさんたちのお友達が見つかりそうなの。 そうしたらどうしようかなー。
お姉さまの所に連れていってあげようかしら。 それとも・・・。』

 ミカの勝ち誇った笑い声が、リィナの頭の中に響いた。





(その15に続く)


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