巨大美少女ミカ (17)
(不運な泥棒 改題)
NEW2さん みどうれい作
第二部 不運な船員さん達(その2)
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今郁 譲治は、洞窟の奥へと進んでいた。
仲間とはぐれた譲治は、森の中で「切り立った崖」に突き当たった。
その崖は断崖絶壁で、彼を追いかけてくる巨人の身長以上の高さがありそうだった。
火山島らしいこの島には、変わった地形の場所がたくさんあった。
垂直の崖を登れないので、岩壁ぞいに歩いていた譲治は、洞窟を見つけた。
その入り口は、彼の身長の3〜4倍くらいの高さだった。
彼は「洞窟の中までは巨人も追いかけて来れない」と考え、そのまま中に入ってみた。
しばらく歩いたが、その洞窟の奥は、行き止まりだった。
譲治の希望としては、万が一、巨人に見つかった時のために「逃げられる入り口」が、
二つ以上あるほうがよかったのだが、贅沢を言っていられなかった。
彼は、もうへとへとだった。 彼は、しばらくここで休むことにした。
もし、巨人が洞窟に手を突っ込んでも、彼のいる場所までは、手が届かないだろう。
固い岩の上に座り込んだ彼は、ぼんやりと考え事をしていた。
何故、譲治は逃げなければならないのか? 彼が何か悪いことをしたというのか?
・・・そうではなかった。 彼が悪いのではない。
譲治は、巨人ミカと比べて、あまりにも小さすぎて、弱すぎた。
だからミカは、彼にしたいと思うことを、どんなことでもできる。
彼は小さいから、彼女に抵抗することができないのだ。
譲治は、もし自分が彼女と同じ大きさなら、逃げなくてもいいのにと考えた。
だが、そんなことを考えても無意味だった。
現実に、彼女はあまりにも大きく、小さな彼は逃げるしかないのだから。
それから彼は、こんな経験をした者が他にいるだろうかと考えた。
ずっと昔「人がまだ文明を持たなかった時代」、どれだけ多くの人々が、草原で、
血に飢えた野獣に襲われたのだろうか。
けだものに追われ、逃げる彼らは、その時、何を考えたのだろうか。
しかし、譲治は、石器時代の人間ではなかった。
落ち着いた彼は、携帯電話を取り出し、仲間と連絡をとった。
幸い、二毛山副長と連絡がついた。 譲治は、副長と話をした。
・現在、皆、バラバラになって逃げているようだ。
・森の中では、自分の位置を特定しにくいので、目印でもないと、集まるのは困難だ。
・携帯を船に置いてきた者もいるので、連絡が取れない仲間もいる。
・島の外とは、何故か、携帯では連絡がとれない。
・外部からの救援は、すぐには期待できない。
・一箇所に集まったら、全員、巨人に捕まるかもしれない。
・船長を助けてくれた巨人が、もう一人いるらしいが、本当に味方がどうかは分からない。
・脱出用のゴムボートはあるが、海岸は巨人に見つかりやすいから危険かもしれない。
・森の中には、たくさんの果実が生っているので、食べ物はなんとかなりそうだ。
従って、とにかく、今は、皆、別々に逃げ延びるしかない。
副長の話は、だいたいこんな内容だった。
譲治は、副長に了解したと告げた。 副長は、最後まで諦めるなと言った。
譲治は携帯を切り、今度は、隙夫に連絡をしてみた。
しかし、いくら待っても、隙夫の携帯は呼び出し音だけで、誰も出なかった。
彼は、妙な胸騒ぎを覚えた。
その時、遠くの方から、ずぅん、ずぅん、ずぅんという音が響いてきた。
彼には、それが女巨人の足音であると、すぐに分かった。
彼女が、ついにやって来たのだ。
譲治は慌てた。 しかし、今うかつに洞窟の外に飛び出したら、かえって危険だ。
巨人が洞窟に気がつかない可能性はある。
彼は、引きつった顔をしながら、洞窟の入り口を見つめた。
ここには来ないでくれ!! 頼むからどこかへ行ってくれ! 譲治はそう願った。
しかし、彼の期待も空しく、足音はだんだん大きくなり、洞窟のすぐ前で止まった。
「こびとさん、見っけ。」 巨人の楽しそうな声が、響いた。
洞窟の入り口に、巨大な顔が見えていた。
彼女は、入り口の前でかがんで、覗き込んでいるのだろう。
「うわああああ!!!」 譲治は悲鳴を上げた。
譲治は洞窟の中にいれば、見つからないか、あるいは、巨人も追いかけて来られない
だろうという、漠然とした予想で、ここに入った。
しかし、見つかってしまった今となっては、彼の行動は、完全に裏目に出たと言える。
何しろこの洞窟の奥は、行き止まりだ。 何処にも逃げられない。
女巨人が入り口に居座ったら、譲治にはどうすることもできない。
「な、なんで!?」 譲治は、焦った。
足音から判断して、巨人は、ためらうことなくこの洞窟の前まで、直進して来たようだ。
巨人は、譲治がここにいることを知っていたとしか、考えられない。
譲治は、彼女が、隠れている相手を探すことができる、視覚以外の「特別な感覚」を、
持っていることを理解したが、もう手遅れだった。
「ふふふ、こびとさん、ゲームオーバーよ。 諦めて出ていらっしゃい。」
巨人の声が響いた。 もちろん、譲治は、言われた通りにする気などなかった。
彼女は、「ゲームに負けた者を食べてしまう」とか、言っていた。
うかうかと、洞窟の外に出て行ったら、何をされるか分からない。
「こびとさーん、今すぐ、素直に出てきたら、ひどいことしないであげるわ。」
洞窟を震わせるかのような巨人の声が響く。
それでも譲治は、そのままそこにいた。
洞窟の入り口は狭いので、巨人は入れない。 とにかく今、彼は安全なのだ。
「今から、10数えるわ。 その間に出てきなさい。 10、9、8、7、6、」
決断をせまる「巨人のカウント」が、始まった。
しかし、譲治の体は、硬直したように動かなかった。
「5、4、3、2、1・・・、0。 ふーん、そーなの、私の言うことがきけないんだ。」
誰がきくか!! 譲治は、ぼやいた。 出て行ったら、喰われるかもしれないのだ。
しかし、いったいどうすればいいのだ。
彼は、早くも巨人を怒らせたのは、ヤバかったかなと後悔し始めていた。
その時、バリバリという岩が砕けるような、奇妙な音が聞こえてきた。
「うわああああ!! (T_T)」 洞窟の入り口を見た譲治は悲鳴を上げた。
数本の巨大な指が、洞窟の入り口の岩壁を崩していた。
巨人は、たいして力を込めているようでもなかった。 しかし、硬い岩盤は、
彼女の指に触れただけで、まるでそれが「砂の塊」であったかのように崩れていった。
「そ、そんな!!」 譲治は、焦った。
彼は、さっき仲間の 孝治と 修司といっしょに3人まとめて、女巨人の手に、囚われた。
ものすごい力で握り締められたが、その時でさえ、彼女の手には柔らかさがあった。
それなのに、今、彼女は指先の柔らかい肌だけで、岩を崩している。
岩壁は大きくえぐられ、巨人が上半身を入れられるまでになっていた。
彼女は、もう洞窟の半分くらいまでの位置に来ていた。
彼女が、手を伸ばして、洞窟の奥にいる譲治を捕らえてしまうのは、時間の問題だった。
譲治は先ほど、もし自分が彼女と同じ大きさなら、逃げなくてもいいのにと漠然と考えた。
しかし、それはとんでもない間違いだった。
もし、譲治がミカと同じ身長だったとしても、ミカの強い腕なら彼の体を捕らえ、
まるで彼が、紙人形であるかのように、引き裂いてしまうことができるだろう。
彼女は、譲治の想像もつかない力を持つモンスターだった。
洞窟はほとんど崩され、巨人の手がもうそこまで来ていた。
「うわああああ!!!」 譲治は、恐怖の悲鳴を上げた。
パニック状態になった譲治は、硬い洞窟の奥の岩壁を両手で叩いた。
巨人の指は、楽々と岩壁を崩しているので、もしかしたら、自分にも岩を砕けるような気がして、
やってみたのだが、もちろん、そんなことができるわけがなかった。
当たり前の話だが、岩壁はおそろしく硬かった。
譲治の指には、岩壁から、一片の石の塊を剥がす力さえなかった。
その時、彼の頭の上に、小石がぱらぱらと降ってきた。
洞窟の天井を見上げた彼は、悲鳴を上げた。
ミカが乱暴に岩を砕いているせいなのだろう、天井に大きなひび割れができていた。
このままでは、岩の下敷きになる。
譲治は、反射的に、洞窟の入り口に走り出した。
巨人の何本かの指が、彼の走る方向に見えていたが、彼は、もうやけくそだった。
「捕まーえたっ!! (^_^)」 ミカの楽しそうな声が響く。
譲治は、もしかしたら、巨人の横を走り抜けられるかと無理なことを考えていたのだが、
巨人の手は、彼の動きよりはるかに速く、彼はあっさり捕まってしまった。
「助けてくれーー。 (T_T)」 譲治は悲鳴を上げた。
巨人は、彼を潰さないように手加減してくれているのだろう、 巨大な指は、
彼を優しく摘んでいたが、それでも、譲治の頭には「さっきの光景」が焼き付いていた。
彼女は、その気になれば、指先だけで簡単に、硬い岩さえも砕いてしまえるのだ。
巨人が、ちょっと力加減を間違っただけで、譲治の体は潰れてしまうだろう。
空高く摘み上げられた譲治は、生きた心地がしなかった。
ミカは立ち上がって、彼女の獲物であるこびとを見つめた。
「ふふ、可愛いこびとさんね。」 譲治は、まあまあのルックスだった。
そのままミカは、彼女の指を使って、彼の服を脱がせ始めた。
ミカは、よほど、こびとを裸にするのが好きなのだろう。
譲治は、全く動けなかった。 すくんでしまったと言えるだろう。
少しでも抵抗したら何とかなる可能性があるのなら、抵抗してみるのだが、
巨人はあまりにも強すぎた。 へたに暴れて彼女が怒ったら、簡単に捻り潰されてしまう。
巨大な指が彼の服を脱がす、というより、引き裂いている間中、譲治はずっと目を閉じて、
彼女が気まぐれを起こし、彼を潰さないでくれるように祈っていた。
「さあて、あなたをどうしようかしら?」 譲治の体を完全に裸にしたミカが、言った。
こびとが全く動かなくなってしまったので、ミカはつまらないと思ったのか、
彼女は、わざと脅かすように、彼を乗せた手をゆっくりと動かした。
「降ろしてくれーー。 (T_T)」 巨人の手の上の譲治は、叫んだ。
「ふふふふ、ダメよ、こびとさん。 私は、さっきあなたに
『素直に出てくれば、ひどいことしないであげる』って、言ったじゃない。
せっかく優しい言葉をかけてあげたのに、あなたは、私の言うことをきかなかったわ。
おかげで私は、穴掘りまでしなくちゃならなくなったのよ。
この私にそんな事をさせたんだから・・・、
あなたには、特に念入りに、お仕置きをしてあげるわ。」
「そ・・・、そんな。」 譲治は目の前が、真っ暗になった。
この時、ミカは、譲治が隠れた洞窟のある岩壁の前に立っていた。
この島は、火山の噴火により隆起したらしく、こういう断崖絶壁があちこちにあった。
そして、ここの絶壁は、巨人ミカの身長よりも高かった。
ミカは、彼女の新しい玩具をどうするか考えていたが、やがて、岩壁に歩み寄り、
岩が出っ張っているところに、譲治を置いた。
譲治は怯えながらも、何とか逃げられないかと、周りを見回した。
ミカが、彼を置いた岩壁の突き出た部分は、ちょうどミカの胸くらいの高さだった。
彼は下を見たが、目のくらむような高さだ。 岩壁はほとんど垂直で降りられる足場はない。
飛び降りたら、硬い地面に叩きつけられて、命はないだろう。
どこにも逃げられない。 譲治は、巨人の方を見た。
彼の目の前には・・・、信じられないくらに大きい「巨人の胸のふくらみ」があった。
譲治は、彼女の胸を見つめた。
ビキニのブラに隠された丸く、巨大な肉の山は、彼の視界いっぱいに広がっていた。
「うぅ、す、すごい・・・。」
譲治は、そのあまりの大きさに、息をのんだ。
「ふふふ、こびとさん、あなたは私の胸が好きのようね。」 巨人の声が響く。
譲治は、巨人に囚われお仕置きをされているという非常識な状況にもかかわらず、
自分が、ばかのように口を開けて、彼女の乳房を見つめていることに気がついて、うろたえた。
しかし、彼女の巨大な胸は、とても、無視できない迫力があった。
譲治はどうしても、ものすごく盛り上がった大巨乳から、目をそらす事ができなかった。
「こびとさん、私の胸が、そんなに気に入ったのなら、これで、あなたと遊んであげるわ。」
ミカはそう言うと、背中に手を廻し、ビキニのブラのホックを外した。
プツン! 大きな音と共に、ブラは彼女の巨胸から滑り落ちた。
彼女の巨大ブラは、はるか下の地面に落ちていった。
岩山の上に乗せられた譲治の前に、ミカの美しい超乳がさらけだされた。
譲治は、ミカのむきだしの巨乳を見て、その迫力に怯えた。
彼女の乳房は砲弾のように突き出ていて、それぞれが、一軒の家くらいの大きさがあった。
ものすごい重さがあるだろうに、巨大な乳房は、その形を崩すことはない。
それは、はりのある筋肉のため、重力に逆らって持ち上がり、その存在を誇示していた。
彼女の胸は、ただ大きいだけでなく、肌は若々しく輝き、女らしい美しい丸みを持っていた。
そして、ピンク色の乳首は、譲治がまたがることができるくらいにまで、勃起していた。
「ふふ・・・、最初に、私は、あなたとどうやって遊ぶかを、見せてあげることにするわ。」
ミカはそう言うと、譲治のいるところから、10mくらい横に移動した。
そして、彼女は手を後ろに組み、胸を大きく突き出し、そのまま崖に押し付けた。
バキバキバキ!!
岩の砕かれる大きな音と共に、ミカの胸は、岩壁にめり込んだ。
譲治が乗せられている所は、岩壁から少し突き出ていたので、それがよく見えた。
「うわっ!! わわわっ。」 譲治は、今、自分が見ている光景が信じられなかった。
普通、女の子が、胸を岩に押し付けても、岩はびくともしないだろう。
この巨人の胸も確かに大きいが、柔らかそうで、指で押したら、肌がへこみそうだった。
それなのに、彼女が、ただ体を崖に押し付けただけで、肉山の形をほとんど崩すことなく、
胸が岩にめり込んでいった。 こんなことが、ある筈はなかった。
巨人が、ただ大きいだけでなく、おそろしく強靭な肉体を持っているのは、
譲治も想像していたが、まさか、これほどまでの力があるとは、思わなかった。
「ふふふ。」 やがて、ミカは微笑みながら、彼女の巨体を、崩れかけた岩壁から離した。
そこには、彼女の二つの丸い乳房の形に、きれいに岩がめり込んでいた。
驚いたことに、その真ん中には、ちゃんと乳首の跡まであった。
彼女の勃起した乳首でさえ、硬い岩をへこませてしまう程、強靭なのだ。
「あは・・・ははは・・・。」
譲治は狭い岩の上にへたりこんだ。 腰が抜けていた。
あらためて、自分が「とんでもない怪物」に捕まっていることを認識したのだ。
巨人が、その気になれば、彼を潰してしまうことなど簡単なことだった。
ふと顔を上げると、巨人の丸い乳房の山が、再び眼前にあった。
その時、譲治は、自分がどうされるかを、すでに理解していた。
「こびとさん、私は今から、私のカラダを、この岩壁に押し付けることにするわ。
あなたの体を、私の胸と硬い岩の間に挟んであげるの。 ・・・ゆっくりとね。
あなたは、ぴちゃっていう音をたてて潰れちゃうわ。 ふふふふ、
それは、誰も経験したことのない、すばらしい死に方だと思わない? こびとさん。」
「うわあああ!!!! (T_T)」 譲治は、恐怖の悲鳴を上げた。
巨大な肉のふくらみが、ぶるんぶるんと揺れながら、ゆっくり彼に迫ってきた。
譲治は逃げようとしたが、彼は、絶壁の岩の突き出た部分に乗せられている。
どこにも逃げ場はない。
巨大な胸のふくらみは、もう彼が手を伸ばせばとどく所にまで、迫っていた。
(その18に続く)