《 巨大ワンダーレディの襲撃 》

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 その日、散歩をしていた俺は不運にも『巨大ワンダーレディ』に襲われた。

 ワンダーレディ・・・彼女は超能力を持つ自称『正義のヒロイン』だ。
そしてなんと彼女は身長が25mもある大女なのだ。

 俺は逃げようとしたが簡単に捕まって、彼女の手に握り締められてしまう。
パニック状態になった俺は必死に暴れたが全く無駄だった。

 『正義のヒロイン』を自称するだけあって、ワンダーレディはすごく強い。

 引き締まった肉体を持つ彼女は、おそらく普通の身長であったとしても、
簡単に俺をうち負かすことができただろう。

 ワンダーレディは俺を握り締めたまま自分の家に戻った。
巨人の彼女の家は石造りの豪華な屋敷で、ものすごく大きかった。

 彼女は屋敷に入ると、悲鳴を上げる俺を無視して俺のシャツを剥ぎ取り、
あろうことか彼女の胸の谷間に俺を挿入しやがった。

 俺は上半身裸のGパン姿で、彼女の胸の谷間に囚われる。
ワンダーレディは俺の小さな体に興奮したのか、のけぞって喘いでいた。

 俺はようやく冷静さを取り戻し、怒る余裕ができた。
「このヤロー!! 『正義のヒロイン』がこんなことしていいのかよーー!!」

 俺は勇気を振り絞り、あらん限りの声で彼女を糾弾し、叫び、文句を言った。
もちろん、彼女は俺の言うことなど、全く気にしていない。




 ワンダーレディは、微笑みながら俺に言った。

「おぉ・・・、可愛いコビトさん・・・、『正義のヒロイン』も、オンナなの。
オトコを捕まえて遊びたくなる日も、たまにはあるのよ」

 彼女の言葉に俺は呆然とする。
非力な俺の力では、彼女に抵抗することなど不可能だ。
これでは、どうやっても俺は、彼女にいいように玩ばれてしまう。

「あぁん・・・、心配しないで、痛くしないであげるから。」
 彼女の欲情した声が周囲に響く。


「どっしぇーーー!!」
 俺はどうしようもない恐怖に、悲鳴を上げるのであった。


(終わり)


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