《アイリーンの恋人》 後編


----------------------------------




 が来た。




 窓からの太陽の下で、目を覚ました時、彼は自分が生きている事を「神に感謝」した。

 デビッドは、昨夜の出来事を思い出した。 デビッドは、目を開いて、部屋を見渡した。
何もかもが、いつもの通りだった。 彼は裸でベッドに寝ていた。

 彼はもう小人ではなかった。 いつもの身長190cmの逞しい身体に戻っていた。


 デビッドは、考えた。 「あれは、夢だったか・・・?」
あのような非常識な事が、現実に起こるわけが無い。

 しかし、デビッドは机の上に目をやり、それを見つけた。
それは、魔法の薬の小瓶だった。 そして、中にまだ充分な量の薬が残っていた。

 昨晩、アイリーンはこの薬を使って、彼を小さくしたのだ。
夕べのことは夢ではなく、まぎれも無い現実だった。
そして、彼女の言葉の通り、「魔法の縮小薬」の効果は、一晩で無くなったのだ。

 それにしても、彼女は何処からこんな「変なもの」を持ってきたのか?
夕べ、彼は完全にパニクっていたので、彼女に質問する事すら思い浮かばなかった。

 台所からアイリーンの声が、聞こえた。

 彼は昨夜のことを、はっきりと思い出した。
あれから、アイリーンは「指よりも小さい彼」を、好きなように玩んだ。
潰さないように手加減してくれたのだろうが、彼が生き残れたのは、ほとんど奇跡だった。

 しかし・・・、何よりも、彼のプライドを傷つけたのは、彼がそれに快感を感じたことだ。
巨人女に玩具にされて喜ぶなど・・・、彼は自分自身が信じられなかった。

 デビッドの心に、怒りがこみ上げてきた。

 彼は、魔法の薬の小瓶を拾った。
「よくも、よくも、やりやがったなぁ・・・。 あいつも同じめに遭わせてやる。」

 今の彼には「アイリーンを小さくしてやりたい」という復讐心しかなかった。

 彼は立ち上がって、自分の身体を見つめた。
鍛え上げられた彼の身体は、逞しい筋肉が盛り上り、健康そうに輝いていた。

 彼はそっと自分の腹を押さえてみた。 腹筋は、しっかりと割れていた。

 デビッドは、再び夕べの出来事を思い出していた。

 アイリーンは、小さな彼を、片手で彼女のお腹に押しつけた。
怒った彼が、「壁のような彼女のお腹」を殴っても、彼女はくすぐったい程度にしか感じなかった。


 だが今はどうだ。 彼は逞しい肉体を取り戻した!


 華奢なアイリーンが彼のお腹を殴っても、彼の引き締まった肉体はびくともしないだろう。

 勝てる! 本気で喧嘩をすれば、彼がアイリーンに負ける筈はない。 デビッドは確信した。
昨晩は薬をかけられて小さくされたから、抵抗できなかったが、その薬は今、彼の手にある。

 どうやら、アイリーンは朝食を作りに、台所に行ったようだ。

 それにしても、彼が寝ている部屋に薬瓶を置いていくとは、あの女は何を考えているのか。
彼女は、油断しているに違いない。 今や、デビッドの勝利は間違いないように思えた。

 今度は、あいつを小さくしてやる。 俺のパンツの中に放り込んで、たっぷりいたぶってやる。
デビッドの心は、復讐の楽しみを味わえる期待に、わくわくした。

 デビッドは、ブリーフをはき、シャツを着て、瓶を手に台所へ歩いた。


@@@@@@@


「おはよう、 アイリ。」 デビッドは部屋に入って、アイリーンに言った。

 アイリーンは、振り向いて答えた。 
「おはよう、いいわぁ、ダーリン。 あなたも起きたのね。 私は朝食を作っているの。」

 アイリーンは、セクシーな胸の谷間が見える「花柄の綿ブラウス」を着ていた。
その様子から、彼女は、明らかに朝食の後も彼と楽しむ事を期待しているようだ。

 そんなに俺の身体が欲しいのかよ。 それなら、たっぷり味あわせてやるぜ。
お前を・・・小人にしてからな。 彼は心の中でそう思った。

「朝食の前に、薬はどうだ。」 デビッドは笑って彼女に言った。
 デビッドは小瓶のふたを取り、アイリーンの胸に薬をふりかけた。

「昨日はよくもやりやがったな。 どれほど、おまえが、俺のコックをしゃぶるのが好きなのか
見せてもらおうじゃないか。 俺のパンツの中でたっぷり可愛がってやる。 この魔女め!!」

 デビッドは、悪意のある声で言った。

「うそ、信じられないわ・・・。 私は、あなたを楽しませてあげようとしたのに・・・。」
 アイリーンはショックをうけたように、呟いた。

「何が楽しませるだ、寝ぼけるな!」 頭にきたデビッドは怒鳴る。

 どうやら、アイリーンは、本気で彼が「昨夜のことを喜んでいる」と考えていたらしい。
だからこそ、切札の薬瓶を、そこに置きっぱなしにしても気にしなかったようだ。

 デビッドは呆れかえった。 
小人にされて、喜ぶ男などいるわけが無い。
昨夜、彼はもうちょっとで、死ぬところだったのだ。
彼は彼女のことを、「少し変わった女だ」と考えていたが、こんな非常識な女とは思わなかった。


「あなたが考えているのは、復讐だけなの。 本当に、それだけなの?」

 アイリーンは悲しそうに言った。

デビッドはせせら笑った。 「おまえが、始めたことだろうが。」

「1つ問題があるわ…。」 アイリーンは、厳しい表情で言った。
「それは、私には効かないの。 それは活性剤・・・、効果をより強くするだけのモノよ。
私は、1週間前に、あなたに「縮小薬の原液」を入れたジュースを飲ませたの。」


 彼女は戸棚から、大きめの瓶を取り出した。 それにも青い液体が入っていた。
アイリーンは素早く、瓶の中に指を入れ手を振り、デビッドの顔に薬の滴を飛ばした。

 どうやら薬の予備があったようだ。 一瞬だが、彼はショックに凍りついた。

「私が、言った事・・・、分かるかしら? それは、薬を飲んだ人にしか効果が無いの。」

 デビッドは、また自分が小さくなっていると感じた。
薬に慣れたのか、彼は昨夜のように気を失うことはなかった。

 彼は呆然とした。 なんという事だ。 薬がアイリーンには作用しないとは・・・。

 よく考えてみたら「魔法の薬」を、彼女が机の上に、ほったらかしにしておくわけがない。
アイリーンは非常識な女ではあったが、「本物のばか」ではない。

 彼は自分が「とんでもない失敗」をした事に気がついたが、もう後の祭りだった。

 冷静さを取り戻した彼は、彼にできた唯一のことをした。
そう、完全に小さくなる前に、アイリーンに飛びかかったのだ。

 普段なら、逞しい彼は、アイリーンを簡単に押し倒すことができただろう。
しかし、薬は、とっくに効き始めていて、彼は身長1m20cmくらいしかなかった。
アイリーンは、簡単にデビッドを押し戻した。

 この時、小さくなったデビッドの身体から、ブリーフがずり落ちた。
彼は、動くのに邪魔なくらい大きくなったシャツを脱ぎ捨てた。

 すっ裸になった彼は、再び彼女に体当たりをしようとした。
しかし、この時、彼の顔がアイリーンの股間に届くくらいの身長しかなかった。

 アイリーンは、彼女の手でデビッドの顔を、股間に押しつけた。
デビッドは全く彼女に抵抗できず、息をする事すら難しかった。

 彼女が、「身長60cmになった彼」を掴んだとき、彼の足はぶら下げられて持ちあがった。
最後に、アイリーンは、デビッドを捕まえた手を放したので、彼は床の上に転げ落ちた。


 アイリーンは着ていたブラウスの胸元を大きく開いた。

ぶるるるん、 彼女のふくよかな胸があらわになる。

 明らかに、彼女は彼を小さくして、夕べの続きをするつもりだった。
それから、彼女は腰に手を置き、デビッドに対する薬の作用が終わるのを待った。

 自由になったデビッドは、アイリーンが、自分が小さくなるのを待っているのを知った。
彼は、起き上がり、なんのためらいもなく、居間に向かって逃げ始めた。

 もはや彼はどんな方法を使っても、彼女には抵抗できない。
それならとにかく今は、何処かに隠れて、薬が切れるのを待つしかない。

 もう一度、身長190cmの身体に戻れたら、もう今度は彼女に薬を使う時間を与えない。
力ずくで押し倒し、動けないように、縛り上げてやる。 彼はそう考えた。


 しかし、彼に再挑戦のチャンスは無かった。

 アイリーンの巨大な生足が、デビッドのすぐ前に降ろされた。

「どこに行くの…? ダーリン。」 アイリーンは、尋ねた。
 小さなデビッドは、アイリーンの足の反対の方向へ走り始めた。

「私から逃げられると、本当に思っているの?」
 アイリーンは、デビッドの身体を掴んで、立ち上がった。

 彼女は「身長20cmになった彼」を、無造作に彼女のむきだしの胸の上に置いた。

 今、彼は裸で、すごく大きなおっぱいに跨っていた。

「畜生ーー! お、俺を元に戻せえええ!

 やけくそになった彼は、彼女の胸の上で、握りこぶしを振り上げ叫んだ。
だが、もう全てが遅すぎた。

 アイリーンは「彼を小人にして遊んであげたら喜ぶ」と本気で考えていた。
デビッドは「彼女に復讐しよう」として、あっさり自分がまた小人にされてしてしまった。

 普通の人々からみればと、彼らはかなり非常識だと言えるだろう。
まぁ、普通と違うという意味で、彼らは、似たもの同士。
うまくやりさえすれば、けっこう幸せに暮せたのかもしれない。


 しかし、今の二人の間には、決定的な差ができてしまった。


 彼女は巨人、 彼は玩具だった。


 デビッドは、アイリーンに「元に戻せ」と叫んでいたが、彼女は無視をした。
彼女は、もう二度と彼を元の大きさに戻すつもりはなかった。


 彼女は、デビッドを再び握り締め、目の前に持ち上げて言った。


「あなたの小さい脳みそには、分からないだろうけど、説明してあげる。
あなたは、縮小薬を飲んだの。 それはあなたの体に完全に吸収されてしまったわ。
だから、この活性剤をかけられると、あなたは縮むの。
縮小薬を飲んでいない私にかけても、無駄よ。
活性剤をたくさんかけられる程、あなたは、長い時間
小さいままでいるの。
昨日、私があなたに使った薬の効果は、6時間続いたわ・・・。」


 その時、突然、アイリーンは微笑んだ。 彼女は、デビッドを指先で摘んで言った。
「あなたをどうしてあげたらいいか、今、分かったわ。」

 アイリーンは、笑った。 「お風呂の時間よ。」

 アイリーンは、デビッドを活性剤の瓶の中に落とした。
その瓶は最初の小瓶よりも大きかったので、彼を溺れさせるくらいの量があった。

 デビッドは外に出ようとして、何度も瓶を登ろうとした。
しかし、そのたびにアイリーンが太い指でデビッドを液の中に突き落とした。

「いくらでも飲んでいいわよ。 これで、あなたは、長い間そのままでいられるわ・・・。」 
 アイリーンは、優しく言った。
「どれくらいかは、私にも分からない。 もしかしたら永遠かもしれない・・・。」


 5分後に、アイリーンはデビッドをつまみ上げて、キッチンタオルで彼の身体を拭いた。


 彼女はその時、彼と初めて出合った日のことを思い出していた。

 数ヶ月前、仕事で家に帰るのが遅くなったアイリーンは、街で3人の暴漢にからまれた。
魔法の薬は家に置いてあったが、急には使えない。
彼女は、男たちの手によって、無理やり車に乗せられそうになった。

 その時、彼女の悲鳴を聞いた男性が走って来て、助けてくれたのだ。
それがデビッドだった。

 3人の男達を簡単に殴り倒した彼を見て、アイリーンはすぐに恋に落ちた。
彼女はワイルドな男が好きだった。

 彼らは次の日にデートをし、その日のうちに、ベッドを共にした。
そして、一ヵ月後には、彼女は、「デビッドと結婚したい」とまで考えていたのだ。

 それなのに、頼もしかった彼は、今や、彼女の指ほどの大きさの小人になった。
それも彼を愛していた彼女が、自分でやったのだ。

 アイリーンは、とても悲しそうな顔をした。

 デビッドは、自分がとんでもない間違いをした事を理解した。 彼は叫んだ。
「ア、アイリ・・・。 俺が悪かった、許してくれ! も、もう一度やり直そう。」

 しかし、アイリーンは聞いていなかった。
もう彼女は、「彼と仲が良かったあの時に戻れない」ことを理解していた。

 ならば、彼との新しい生き方を考えなければならない。


 アイリーンは、親指と人差し指でデビッドを摘んで、空中に彼を持ち上げながら言った。
「本当に残念だわ。 私はあなたを喜ばせるためなら、
どんな事でもしようと考えていたのに。」


 アイリーンは、デビッドを見下ろして、微笑んで言った。

「今から、私達は、私達の新しい関係をはっきりさせる必要があるみたいね・・・。
あなたの新しい仕事は、私を喜ばせる事ができるわ。
あなたは、あなたのご主人様を喜ばせるために、その小さな身体を使うのよ。」

 アイリーンは、彼女の指でデビッドの頭をなでた。

 それから、彼女は無造作に彼を
彼女の胸の谷間に挟みこんだ。

「あぁ!」 彼女の指と同じサイズの無抵抗な小人が、彼女の胸でもがいていた。


「ふふふ、いいわあ。」

 彼女は朝日を髪の毛に受けながら、その心地よさに、にっこりと微笑んだ。






「アイリー!! 許してくれ!」
 デビッドは必死で叫んだ。 彼は彼女に許してもらえるのなら、何でもするつもりだった。

「アイリなんて気安く呼ばないで! 私はあなたの女神なのよ。」

 アイリーンは、両手を彼女の胸に当て、巨大なおっぱいでデビッドを軽く絞った。

「うわあああ!!」 ものすごいおっぱい肉の圧力に、彼は悲鳴を上げる。

「私は、もう待つことができないわ。」 アイリーンは叫び、歩き出した。

 デビッドは、アイリーンの胸の谷間で身悶えようとしたが、動くことさえできなかった。
たとえ、デビッドが、そこから逃れたとしても、それは、30m下の床へ落ちるだけだった。

 デビッドは、必死にどうすればいいかを考えたが、もはや何をするにも、無力だった。

 アイリーンは寝室に入って、服を脱ぎ、全裸になった。
そして、彼女はベッドに座って、股を大きく開き、デビッドをその間に落とした。

「始めて、 はやく・・・。」 アイリーンは、言った。

 デビッドは、見つめた・・・。

 彼女の巨大なプシィを・・・、

 彼女の巨大な胸を・・・、

 彼女のキラキラ輝く美しい目を・・・。


 アイリーンは、もっと大きい声で繰り返した。 「私は、今やって と、言ったの!」
彼女の手がデビッドの後ろに下りて、デビッドを押した。

 彼女の声にはじかれたように、デビッドは、彼女の股間に突進した。

 アイリーンが逆上したら、彼は簡単に潰されてしまうかもしれない。
彼は恐怖に怯えながら、最初に自分の頭を、彼女の濡れた股間に突入させ、
狂ったように彼女のプシィを擦って、くちづけし始めた。

 デビッドがアイリーンの濡れたプシィを擦りながら息をするか、休もうとした時は、
彼女の手が、すぐにデビッドを後ろから、股間に押しつけた。

 彼に休む暇も与えずに奉仕させながら、彼女は脚をまっすぐ伸ばして、横たわった。

 アイリーンは目を閉じて、彼の身体に意識を集中した。
今、彼女が愛した男が、彼女のプシィと闘っていた。

 とても小さかったが、彼女が覚えている彼の逞しい筋肉を感じることができた。
彼女があれほど愛したデビッドの肉体は、今や、彼女をただ楽しませる道具でしかなかった。


「私の恋人は、どこか遠くに行ってしまったの。 もう帰って来ない・・・。」
 彼女は、少しだけ寂しそうに呟いた。


 しかし、すぐに彼女は目を開き、叫んだ。

「でも、代わりに、私は玩具の人形を手に入れたわ!
彼は生きていて、私の言う事は何でもきいてくれるの・・・。」



 アイリーンは手を伸ばし、彼の脚を捕まえて、プシィに彼を頭から突っ込んだ。

 それから、彼女は、デビッドの身体を使って、ゆっくりとピストン運動をし始めた。

 より深く、内に、外に・・・。


 アイリーンはエクスタシーに喘ぎ、彼女の手で何度も何度もそれを続けた。

 アイリーンは、指でデビッドを彼女の中に、完全に押し込んだ。


「あなたの体は、とても良いわ・・・、
私の中で必死にもがくのを感じるもの。」


 そして、デビッドの無力な抵抗を感じながらアイリーンは、考えた。

「私は、次にどんなゲームができるのかしら?
私は、きっと私が思いつくことの全てをする事ができると思うわ。」



----------------------------------


 終わり





小説置き場に行く 戻る 他の作品を見る