《　帝国の旅　》　

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　俺は帝国トルーパー。　誇り高き帝国の一員さ。

　願いはもちろん、全宇宙の支配！




　今日は帝国の集会だ。　

　隊長が全員を集めて訓示をするようだ。

　いったい何の話をするのだろう？　きっと胸がワクワクする話を聞かせてくれるに違いない。





（帝国軍隊長）
　「誇り高き、帝国の戦士諸君！　今日はよく集まってくれた。
　君たちのような勇敢な戦士達と共に戦えることを嬉しく思う。

　　しかし、現状は厳しい。　知っての通り、皇帝陛下が崩御なされた。
　偉大なる指導者を失い、我ら帝国は存亡の危機に立っている。

　　このままではいかん。　そこで我ら帝国は新方針を打ちだすことにした。

　　すなわち、新しい指導者をむかえるのだ。　そのお方は皇帝陛下よりも偉大なのだ。

　　え、何だと、「それは誰ですか？」と聞くのか。

　　はっ、はっ、は、もちろん、神に決まっている。




　　そう、我らはこれより偉大なる神にお仕えするのだ。　見よ、この神々しいお姿を。


　　神に祈れば「宇宙の支配」など簡単なコト。　ワハ、ワハハ、ワハハハハハハハハハ」


　







（帝国トルーパー）
　「もしもし〜　人材派遣会社ですかぁ。　すみません、うちの会社、なんか変なんです。
　新しい就職先を紹介してもらえませんでしょうか」
　




　（終わり）


　（この物語はフィクションです）

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