（＊このAA文章は文字サイズ中（M）で見るとズレが少ないです）

《　愛の弓矢　》　

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　男がいた。　ある日、彼は愛の天使に出会った。

＠＠＠＠＠

　　　　　　　　　　　　　　　┌────────
　　　　　　　　　　　　　　　│　こんにちわ。
　　　　　　　　　　　　　　　└──y─────
　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　/.　　＼
　　　　　　　　　　/　/　/.　＼ 　
　（￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ＼
　　￣￣（￣￣／／／／￣＼（（（ ）））　　　 　　　 　　 ∧＿∧　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　￣（／／／／￣＼ ( ,,ﾟДﾟ)　　　　 　　 　　 （・∀・ ,,）＜　こ、こんにちは…
　　　　　　　　（／（／／／￣ ∪　 ⊃　　　　　　　　　 （　　 　 ）　|　…て、あなた誰？
　　　　　　　　|　/　/.（／（／　|　　|　　　　　　　　　　　 |　 |　 |　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　し`−`−（／　　し`Ｊ　　　　　　　　　　　（＿（＿_）
　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿|＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　|　私は愛の天使です。
　　　　　　　　　　　　　　　|　愛の奇跡を示すために来ました。
　　　　　　　　　　　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＠＠＠＠＠

　　　　　　　　　┌───────────────
　　　　　　　　　│　あなたに好きな人はいるかな？
　　　　　　　　　└────────y───────
　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　/.　　＼
　　　　　　　　　　/　/　/.　＼
　（￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ＼　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼从／
　　￣￣（￣￣／／／／￣＼（（（ ）））　　　　　　 　　　 　　 ∧＿∧
　　　　　　￣（／／／／￣＼ ( ,,ﾟДﾟ)　　　　　　　　　　　　 （・∀・ ；）　　　え！？
　　　　　　　　（／（／／／￣ （　　⊃　　　　　　　　　 　 　 （　つ　　つ
　　　　　　　　|　/　/.（／（／　|　　|　　　　　　　　　　　　 ／ ／〈　〈
　　　　　　　　し`−`−（／　　し`Ｊ　　　　　　　　　　 　（＿_）　（_＿）

＠＠＠＠＠

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）　　　 '´ 　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　| ノﾉﾉﾉﾉﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）　　　| l| ﾟーﾟﾉl　　　ルミ子ちゃん・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　|_/ ,_Y_ﾊ
　　　　　　　　　　　　/＼　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　/.　　＼　　　　　　　　　　　　　　 〜〜〜Ｏ〜〜〜〜〜〜〜〜
　　　　　　　　　　/　/　/.　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　O
　（￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ＼　 　　 ／|　　　　　　　　　　　　о
　　￣￣（￣￣／／／／￣＼（（（ ）） 《 |　　　　　　　　　　 ∧＿∧　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　￣（／／／／￣＼( ,,ﾟДﾟ) 》...|　　　　　　　　　　（・∀・ *）＜　あの・・・ルミ子ちゃんが好き・・・だけど
　　　　　　　　（／（／／／￣ ∪　 ⊃　 |　　　　　　　　　　（　　 　 ）　|　彼女は、僕のことを彼氏だとは
　　　　　　　　|　/　/.（／（／　|　　| . 》...|　　　　　　　　　　 .|　 |　 | . ..|　考えていないみたい・・・。
　　　　　　　　し`−`−（／　　し`Ｊ 《 . |　　　　　　　　 　　（＿（＿_）　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼|

　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿|＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　|　それでは「愛の弓矢」をプレゼントしましょう。
　　　　　　　　　　　　|　この矢を愛する彼女の体に当てれば、
　　　　　　　　　　　　|　その瞬間から彼女はあなたに恋をします！！
　　　　　　　　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＠＠＠＠＠

　　　　　　　　その矢は「あなたが本当に愛する女性」にあたるようになっています。

　　　　　　　　いいですね、天使の力を認識したら、
　　　　　　　　神への信仰を守り、心正しく生きるのですよ。

　　　　　　　　　　　　（＼　　　　　　　　／）
　　　　　　　　　　　　（＼＼　　　　　／／）
　　　　　　　　　　　　（＼＼＼　　／／／）
　　　　　　　　 ／￣￣　　　 （（（ ））　　　　￣￣＼
　　　　　　　　（／／／￣　　(,,ﾟДﾟ)￣＼＼＼)　 ）
　　　　　　　　　　　（　＼）　⊂　　⊃.（／　 ）
　　　　　　　　　　　 ＼＼）　　|　　| 　(／／
　　　　　　　　　　　　　＼)　　.し`Ｊ　 (／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《 ..|　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　》....|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　《.. ..| 　　＜>━━━<<<
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　》....|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《 . |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（´∀｀ *）　あ、ありがとうございます、天使様！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とと　 　 ）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（__（_ ＿つ

＠＠＠＠＠

　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　∧＿∧ 　|　　ふっふっふ、いいモノもらっちゃった。
　　　　　　 （・∀・ *）＜ 　 どうやら、この弓矢は普段は見えないらしい。
　　　　　　 （　　 　 ）　|　　それでも手に弓を持っている感触がある。
　　　　　　　　Ｙ 　人　|　　さっそくルミ子ちゃんに使ってやろう 。
　　　　　　　（＿） Ｊ 　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＠＠＠＠＠

　┌───────────────
　│　おはようございます。
　└──y─────────────
　　　　　 ＿
　　　 '´ 　　 ヽ
　　　| ノﾉﾉﾉﾉﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　| l| ﾟーﾟﾉl　　　　　　　　　　　　　　　　　 （・∀・*）＜　ああルミ子ちゃん、おはよう。
　　　|_/ ,_Y_ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　 （　　 　 ）　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　とんﾉﾊつ　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙ 　人
　　　　　し'ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＿） Ｊ

＠＠＠＠＠

　　　　　 ＿
　　　 '´ 　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　へ
　　　| ノﾉﾉﾉﾉﾉ　　　　　　　　　　.　　　　 ／ ∧-∧
　　　| l| ﾟーﾟﾉl　　　　　　　　　　　　　　　|| .（∀・* ）　　　やはり弓矢は彼女に見えていない。
　　　|_/ ,_Y_ﾊ　　　　　　　　　　　＜>━と二 　　　 ）ゝ 　よし、今がチャンスだ！！
　　　とんﾉﾊつ　　　　　　　　　　　　　　 ||　 |　 |　 |
　　　　　し'ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.（＿_）＿）

＠＠＠＠＠

　

　
　　　　　 ＿　　　　　　　　　　　　　　　　　ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
　　　 '´ 　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　へ
　　　| ノﾉﾉﾉﾉﾉ　　　　　　　　　　.　　　　 ／ ∧-∧ ))　　　　うぅ、使うとなると、動揺する。
　　　| l|;ﾟーﾟﾉl　　　　　　　　　　　　　　　||((（∀・*　） ))　　　本当にこんなコトをしていいのか？？
　　　|_/ ,_Y_ﾊ　　　　　　　　　　　＜>━と二 　　　 ）ゝ ))　
　　　とんﾉﾊつ　　　　　　　　　　　　　　 ||(( .|　 |　 | ))
　　　　　し'ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ(（＿_）＿） ))

＠＠＠＠＠

　┌───────────────
　│　どうかしたのですか？
　└──y─────────────
　　　　　 ＿
　　　 '´ 　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　＼从／
　　　| ノﾉﾉﾉﾉﾉ　　　　　　　　　　.　　　　 ／ ∧-∧
　　　| l|;ﾟーﾟﾉl　　　　　　　　　　　ドッキ ─ （∀・ * ） ── ン！！
　　　|_/ ,_Y_ﾊ　　　　　　　　　　　＜>━と二 　　　 ）ゝ
　　　とんﾉﾊつ　　　　　　　　　　　　　　 ||　 |　 |　 |
　　　　　し'ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.（＿_）＿）




　　　　　 ＿
　　　 '´ 　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　 ／|
　　　| ノﾉﾉﾉﾉﾉ　　　　　　　　　　.　　　　《　| ∧-∧　　ああっ
　　　| l|;ﾟーﾟﾉl　　　　　　　　ヒュオ！　　》　|（Д・；,）　　手がすべった！
　　　＜>━━━<<<　≡≡≡≡≡≡　と二 　　　 ）
　　　とんﾉﾊつ　　　　　　　　　　　　　　 》　||　 |　 |
　　　　　し'ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　 《　.（＿_）＿）




　　　・・・・・・
　　　　　 ＿
　　　 '´ 　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　
　　　| ノﾉﾉﾉﾉﾉ　　　　　　　　　　.　　　　　 . ∧-∧
　　　| l|;ﾟーﾟﾉl　　　　　　　　　　　　　　　　 （Д・ illl）
　　　|_/ ,_Y_ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　と二 　　　）
　　　とんﾉﾊつ　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |　 |
　　　　　し'ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　.（＿_）＿）

　　それじゃ、帰ります。さようなら。
　　　 ,'´ ￣ ヽ
　　　ﾊヽヾゝ |　　　　　　　　　　　　　　　 　∧＿∧　・・・ｱﾚ？
　.　 li､ﾟーﾟ；| |　　　　　　　　　　　　　　　　（・∀・； ）　何の変化もないな・・・
　 　 |/,_Y__ﾊ,|　　　　　　　　　　　　　　　　 ∪∪ 　）　弓矢も消えてしまった。
　 　 とんﾉﾊつ　)))　　　　　　　　　　　　　　（　（　（
　 　 　 しじ　　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿（_＿）

＠＠＠＠＠

男の前に再び、愛の天使が現われた。　男は事情を天使に話す。

　　　　　┌────────────────────────
　　　　　│　いや、矢は当たっています。 一度使えば、
　　　　　│　必ず「あなたが愛する女性」に当たるようになっているから。
　　　　　└──────────y──────────────
　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　/.　　＼
　　　　　　　　　　/　/　/.　＼
　（￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ＼
　　￣￣（￣￣／／／／￣＼（（（ ））　　　 　　　　　　 ∧＿∧ 　　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　￣（／／／／￣＼( ,,ﾟДﾟ)　　　　　　　　　　（・∀・； ） ＜　でも、何の変化もありませんでしたよ。
　　　　　　　　（／（／／／￣ ∪　 ⊃　　　　　　　　　 （　　 　 ） 　 |　ルミ子ちゃん、ごく普通だったし・・・。
　　　　　　　　|　/　/.（／（／　|　　|　　　　　　　　　　　 |　 |　 | 　 　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　し`−`−（／　　し`Ｊ　　　　　　　　　　　（＿（＿_）

＠＠＠＠＠

　┌───────────────────────────

　│　では、あなたの愛する女性は、そのルミ子さんじゃないのだな。
　│　矢は外れて、本当の恋人に当たったんだ。
　└─────────────y─────────────
　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　/.　　＼
　　　　　　　　　　/　/　/.　＼
　（￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ＼
　　￣￣（￣￣／／／／￣＼（（（ ））　ﾖｸｱﾙｺﾄ 　　　 ∧＿∧
　　　　　　￣（／／／／￣＼(,-Д-)　 ﾖｸｱﾙｺﾄ　　　 （ﾟДﾟ illl）　ち・・・
　　　　　　　　（／（／／／￣ （　　|）　　　　　　　　　　と　と　 .）　ちょっとちょっと・・・ 本当の恋人って、誰？？
　　　　　　　　|　/　/.（／（／　|　　|　　　　　　　　　　　（　（　 （
　　　　　　　　し`−`−（／　　し`Ｊ　　　　　　　　　　　（＿（＿_）

＠＠＠＠＠

　　　　　　　　心配するな、矢の当たった本当の恋人が、
　　　　　　　　あなたのことを心から愛してくれる、それでは、さようなら〜。

　　　　　　　　　　　　（＼　　　　　　　　／）
　　　　　　　　　　　　（＼＼　　　　　／／）
　　　　　　　　　　　　（＼＼＼　　／／／）
　　　　　　　　 ／￣￣　　　 （（（ ））　　　　￣￣＼
　　　　　　　　（／／／￣　　(,,ﾟДﾟ)￣＼＼＼)　 ）
　　　　　　　　　　　（　＼）　⊂　　⊃.（／　 ）
　　　　　　　　　　　 ＼＼）　　|　　| 　(／／
　　　　　　　　　　　　　＼)　　.し`Ｊ　 (／








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（・∀・ill）　そんな無責任なー！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とと　　）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（__（_＿つ

＠＠＠＠＠

　　　　　　　　天使が空に消えた後、すぐに

　　　　ずどどどおおおん！

　　　　　　　　凄まじい轟音と共に、大地が大きく揺れる。

　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　ﾅ､ﾅﾆｶﾞ起ｺｯﾃｲﾙﾉﾀﾞ･･･
　　　　　　　 　　　　　;;;;;;;;;;::::::　　　　　　（∧＿∧））　　　　　　　 　::::::::;;;;;;;;;;
　　　　　　　 　　　　　;;;;;;;;;;;:::::　　　　 　（（・∀・ ill）））　　　　　　　　:::::::::;;;;;;;;;;
　　　　　　　 　　　 　　;;;;;;;;;;:::::::　　　　　　（∪∪　 ）））　　　　　　　::::::::::;;;;;;;;;
　　　　　　　 　　　　　　;;;;;;;;;;::::::: 　　　　　（（__（_＿つつ　　　　　　::::::::::;;;;;;;;
　

＠＠＠＠＠



　　　　　　　　ここで突然、何の説明もなく、巨大娘が町に出現した！！

　　　　　　　　三階建ての建物さえ、彼女の膝までしかない！

　　　　そう、彼女の身長は４０ｍ以上もあったのだ！！

　　　　　　　　

＠＠＠＠＠

　┌─────────────────────────────────

　│　「私の恋人は何処にいるのかしら？
　└─────────────y────────────────────

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿ ＿＿
　　　　　　　　　 　 　 　 ＞''"￣　　 -―-　`ヽ､
　　　　　　　　　　　　／　　　／ 　 　 ト､　　＼ ＼
　　　　　　　　　　 ／　　　　/　 　!l 　 l　ヽ　　 ヽ ヽ
　　　　　　　　　 / /　　　　/　　　}j　　}　　　　　　 ﾊ
　　　　　　　　／ ｲ /　　 /L_ l 　 ﾉ / ハ }　l　　　 　 i　　　　←巨大娘
　　　　　　　　　　j　 /　/_,,l l`l ／ /l/⌒l ﾄ j　　　　l　i
ﾞ､　　　　　　　　 ﾉｲ/{　l{ 《 !)沁 ／ / ｨ芍ﾐ<　ﾉ　 ﾊ }　l
　　　　 　 　 　 　 　 V ﾊ 弋ｼ　　　　 {｛沙'ﾞイ　/　ﾘ　 l
　　　　　　　 　 　 　 ｛ λ}　　 　 ,　　 ｀'''" ノ ／l　　　__l__
　　　　　　　　　　　　∨ 人　 　ｬー ┐　　彡　ﾉ}　 ／::/^Yヽ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l ＼　 ゝ .ノ　 イ ﾌ}　 lイ::::::::::ト:::::::::ﾄ
　　　　　　　　　　　　　 /:::l　 l::＞- ＜　／::::l　 l:l::::::二:::〕ヽ 〔　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　):::l　 lヾ//∨^＼:::::::l　 l:l‐:::::::::「 　 Y:｝ー--ミx､ ＿
　　　　　　　　　　　　　 〈::::}　j:::/^`トr-r- 千l　 !:{:::::::::::L　　j ＼ ー--　＿　 ￣￣　ー- ､
　　　　　　　　　　　　　 人j　 !::{┼┼L { ┼ l　 l:::ト::::::::::::}　/　　｝　　　　　￣　 　 　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　／　/　/:::L ／/　l＼　{　 l:::ﾄ:::::r､ノ /　　 ﾉ　　　　　　 　 　 　 ｀ヽ､　　､＼
　　　　　　　＿　彡　　　/　/　/┼ /＿l ┼ヽl　 V::::::::〉　　 　／　　　＼　　　　　　　　　 ＼＼ヽ
　　　 ィ''"￣　　　　　　 　 癶　ヽ┼!:::::::l┼　代　 ＼:く　　,,,x彡}　／ヽ　ヽ　　　 　 ＼　　 　ヽ ヽ）
　／　　　　　　 -‐'''"　／　　 ＼｛ヽ{:::::::l 土ﾉ::::＼　　`＜￣　 }／:::::::::i　　ﾞ､　　　　 　＼ 　　ヽ 　)
/　／　／ ／　　　 ／　　　　　　人:::::::::::::::::::::::::::::｀＜＿　￣｀ヽ､::::::::::l　　 ﾊ　　　　　　l Y 　　ヽ/
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　 /／//　　 ／　/　　／ 　 　 ;　 /l　 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　 ヽ::::}　　}　　　l　　 j　!　　/
　〈(　 {{ /　/　　/　／　l　 l　　l /　l 　　 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::ﾊ　　 Y/__　l　　　 }　　ﾊ/　 /
　　 　 !l //　　 ;　/　　 !　 l　　l/　 l　　 r-弍:::::::::::::::::::::::／::::::::::::}} 　 }ﾉ Χ｀ト､　ノj　 /ノ ／
　 　 　 {ﾊ{　 　 {/{　　　l　 {　　l　　 l r-ﾉ::::::::::`ミ:::::::::彡":::::::::::::ノﾉ　ノΧ Χ Χ＼/／￣
　　　　 l　l　　　 　　　 λ　l　　l　__ィ>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::=彡イ(Χ Χ Χ X }〉｀"'''':::ーー/
　　　　 　 　 　 　 ---- ―┴::::::千X)｛::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lζ Χ Χ Χ j!}:::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　＼::::::::::::::::::::弋Xヽ:＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉζΧ Χ Χ /j::::::::::::::::／
　　　　　　　　　　　　 ＼:::::::::::::::／) X＼::::>､::::::::::::::::::::::::r辷＼;;;ノ::「 Χ Χ X /J＼::::::::::::l
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 }:::::::／　　＼Χ`＜r､>ー-､::::::/ ┼｀ト-千 X Χ X〆"　 　 ＼::::::l
　　　　　　　　　　　　 　 j::／　　 　 　 `ト＜┼｀干^〜ｲ┼ ┼ ┼ ┼ ┼彡"　　 　 　 　 ＼l
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l"〜ミ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼　r-7
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞‐-l　　　`^`〜r〜r-xy〜''^⌒　/
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／{::/⌒ﾄ ＿　 　 __l　　l　　　　　　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (／l:::l　　l　　￣￣　l 　 「￣ ~`ヽ､ /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ノ::::}ヽ　l　　　　　 l　　i　　 　 　 /＜>━━━<<<　　←愛の矢
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:::::｛　 l　ﾞ､　　　　 l　 ;'　　　 　 /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 V::::＼ l　 ヽ　　 　 ! / 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::::::乂　　　　　 j/　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ;;;;ノ＼　　　 /　　　　　{
　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＼＿/ ＿＿＿ {＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　 　 l_________________＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__l　　　←三階建ての建物
　　 　 　 　∧三|:Ll:|二二二二二|:Ll:|二二二二二|:Ll:|二二二二|Llﾉ二二二:|├i─. ＜ ´
　　　　　 　 ∧.ﾐl　 .|＿|＿|＿|＿|| || |___|:ロ:|::::::::::::|　 .| :::::::::::::::::: | ||.|:::::::::::::::::|　 |　 |
　 　 　 　 　 　' ,|　 .l￣|￣|￣|￣|| || |７/￣||::::::::::::|　 .| :::::::::::::::::: | ||.|:::::::::::::::::|＿|　 |
　 　 　 　 　 iｫ　|....｢|TTTTTTTTTT｢|TTTTTTTTTT｢|TTTTTTTTTT｢|TTTTTTT｢| . |_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　 　 　 　 　 |:|　|..::|.| 二二二二二 |:| 二二二二二 |:| 二二二二二 |:|二二二二l:l　.|;;;;; :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　 　 　 　 　 |:|　|...:ﾄ..─────‐|:|─────‐.l:|────‐|　.ｿ＿＿＿_..//　.|─|二二二二::i.　尸二二二二::尸三三三三尸三
　 　 　 ＿＿|:|_..|　.Y 二二二二二l　.|二二二二二l　..|二二二二|　 |::::||::::::|::::::ﾚ....　|　 |:::::::::::ll :::::::::|　|:::::::::::|::::::::::::|:|　|:::::::::::::::::::::|　|:::::
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ﾐ:::ﾐ:::ﾐ::ﾐ::ﾐ::ミ:ヾ |　|:|　　　γ⌒　､　｢　＿＿＿＿＿　　＿＿＿＿　　|::|l:::::|l:::::::| .| |..|　| .|::::::::::::::::::::::|　l　l:::::::::::::::::l　|　|:::::::::::::::::::::: |　|:::::
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: : : : : : : : : : : /　/: : : : : : : : :| |::::>::::::::::|:::::l:::::l:::＜　　　　　　　　　　　　　（・∀・∩）　　　 　　／ 　 　 ／
.: : : : : : : : : :./　/￣三ヽ: : : :.| |￣ヽ::::＜　　　...:::::::::::::::　　　　　　　　　　 （つ　　丿　　　　　<　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　ヽノ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　し（＿）　←驚く男
ゴ・ゴ・ゴ・ゴオオオオン！

　　　　男はようやく気がついた。　そう・・・男は巨大な女の子が好きだった。

　　　　そのため、愛の矢はルミ子ちゃんではなく、たまたま近所を歩いていた巨大娘に当たったのだ。

　　　　彼女は巨大ではあるが、とても可愛かった。

　　　　男は彼女の小指のサイズしかない。　すぐに巨大な娘は男を見つけた。

　　　　巨大な手で優しく彼を抱き上げる。　彼女は男に愛の告白をする。もちろん男は承諾する。













　こうして男と巨大娘は結婚して、いつまでも幸せに暮らしました。

　めでたし、めでたし。

　どったら、どたりこ、どんどんどん。





　　　『愛の弓矢』　終わり



　本日の更新はここまでです。

　
　↓愛の天使サマに拍手をください。

　ＢＢＳに何か書いてくださったら嬉しいです。