《　修行僧　と　虎　》

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虎 ： 「すみませーん、ちょっと話があるので私の上からどいてもらえませんか」






修行僧 ： 「ほいよ、それで話って何？」

虎 ： 「いや〜あなたは本当にお強いですね、私が何回闘っても勝てません」

修行僧 ： 「まぁな、拳法の厳しい修行を何年もしたから・・・」





虎 ： 「ところで、あなたは、もっと強くなりたいと思いませんか？」

修行僧 ： 「え、そりゃ思うけど」

虎 ： 「そのためには、私よりも強い相手と戦わなければいけません！」

修行僧 ： 「強い相手って、誰？」

虎 ： 「巨大女ですよ、聞けば西の国の都市に巨大女が出るとか」





修行僧 ： 「う〜む、巨大女か、それは強敵だな、俺でも負けるかもしれない」

虎 ： 「いやいや、あなたならきっと勝てますよ」







修行僧 ： 「それで俺が巨大女にボコボコにされて動けなくなったら、お前はどうするの？」

虎 ： 「え、あなたが動けなくなったらですって？」


修行僧 ： 「そう俺が動けなくなったら・・・」

虎 ： 「はっはっはっ、そんなの決まっているじゃないですか」


虎 ： 「お前が動けなくなったら、俺がお前を美味しく喰ってやるのだ！！」











＠＠＠＠＠＠

（一時間後）

虎 ： 「すみませーん、さっきのは冗談ですから、そろそろ許してくれませんか」




（修行僧と虎　終わり）













＠＠＠＠＠＠＠



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