*注意 タヌキ画像あります。 タヌキ画像が苦手な人は見ないでください。
《 真夏の怪談 タヌキ美人の恐怖 》
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「こんにちは、猫親分。
僕は狸のタヌ太郎です。 よろしくお願いします」
猫親分
「俺がニャンギャバンだ。 こちらこそ、よろしく頼む」
狸のタヌ太郎
「それにしても、暑いですね。 親分。
そうだ、僕の知りあいの(タヌキ美人のたぬ子さん)を紹介しますよ。
たぬ子さんに会ったらあまりの美しさに、身も心も涼しくなりますよ」
猫親分
「タヌキ美人のたぬ子さん・・・?
イヤな予感がするな。 別に紹介しなくていいぞ」
狸のタヌ太郎 「それでは、たぬ子さん、親分がお呼びです。来てください」
猫親分 「おい、ちょっと待て! 会いたくないって、言ってるだろ」
タヌキ美人のたぬ子
「お呼びいただき、有難うございます〜。
私がたぬ子です。 オホホホホホ。 ねぇ、私って綺麗?」
猫親分
「うう、どうせ、こういうオチだと予想していたのに、最後まで見てしまった」
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その日の夜。 酒場にて。
子分猫B 「タヌキは先日、親分にボコられた通訳猫ウソプーの友達だったらしい」
子分猫A 「友達が仕返しに来たの? でもウソプーが親分の猫缶を取ろうとしたんだろ。
親分をうらむのはおかしいよ」
子分猫B 「悪いタヌキにそんな理屈は通用しない」
子分猫A 「で、それからどうなったの?」
子分猫B 「親分が脱力してる間に、タヌキは逃げちまったよ。
後で調べたら、台所にあった食べ物が全部、食い荒らされていたらしい」
子分猫A 「他にもタヌキ仲間がいたんだね。 それはヒドイよ」
子分猫B 「親分は大激怒、明日は俺達全員で山へ(タヌキ討伐)に行くことになった」
子分猫A 「え〜本当なの!? この暑いのに、かんべんしてよ」
(真夏の怪談 タヌキ美人の恐怖 終わり)