*注意 タヌキ画像あります。 タヌキ画像が苦手な人は見ないでください。

《 真夏の怪談 タヌキ美人の恐怖 》
 

----------------------------------


「こんにちは、猫親分。
僕は狸のタヌ太郎です。 よろしくお願いします」









猫親分

「俺がニャンギャバンだ。 こちらこそ、よろしく頼む」









狸のタヌ太郎

「それにしても、暑いですね。 親分。
そうだ、僕の知りあいの(タヌキ美人のたぬ子さん)を紹介しますよ。
たぬ子さんに会ったらあまりの美しさに、身も心も涼しくなりますよ」







猫親分

「タヌキ美人のたぬ子さん・・・?
イヤな予感がするな。 別に紹介しなくていいぞ」








狸のタヌ太郎 「それでは、たぬ子さん、親分がお呼びです。来てください」

猫親分 「おい、ちょっと待て! 会いたくないって、言ってるだろ」









タヌキ美人のたぬ子

「お呼びいただき、有難うございます〜。
私がたぬ子です。 オホホホホホ。 ねぇ、私って綺麗?」










猫親分

「うう、どうせ、こういうオチだと予想していたのに、最後まで見てしまった」








@@@@@@@


その日の夜。 酒場にて。



子分猫B 「タヌキは先日、親分にボコられた通訳猫ウソプーの友達だったらしい」

子分猫A 「友達が仕返しに来たの? でもウソプーが親分の猫缶を取ろうとしたんだろ。
       親分をうらむのはおかしいよ」

子分猫B 「悪いタヌキにそんな理屈は通用しない」



子分猫A 「で、それからどうなったの?」

子分猫B 「親分が脱力してる間に、タヌキは逃げちまったよ。
       後で調べたら、台所にあった食べ物が全部、食い荒らされていたらしい」

子分猫A 「他にもタヌキ仲間がいたんだね。 それはヒドイよ」

子分猫B 「親分は大激怒、明日は俺達全員で山へ(タヌキ討伐)に行くことになった」

子分猫A 「え〜本当なの!? この暑いのに、かんべんしてよ」





(真夏の怪談 タヌキ美人の恐怖 終わり)






目次に行く ←戻る めくる→