(警告) 男性巨人の描写 バイオレンス注意。

《 サキュバスマリア 22 》

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あれ・・・なんだろう? 今の感触は。

良樹は動きを止める。 加賀野が撃った拳銃の弾丸の感触は、巨人となった彼にとって、ほとんど感じられない程、無力なモノだった。 しかし、何故か気になった。

突然、良樹の心の中にマリアの声が響く。
「今のは拳銃の弾丸よ。 悪い男があなたを撃ったの」

え・・・? マリア先生??
良樹は周囲を見まわす。 しかし、マリアは何処にもいない。

なおもマリアの声だけが良樹の心の中に響く。
「さぁ、良樹クン。 あなたを撃とうとした悪い小人にお仕置きしなさい」

「はい、先生、分かりました」 彼は素直に返事をする。



この高層ビルはかなり頑丈らしく、上層階に大穴が開いたものの、まだ崩れてはいなかった。

良樹は、ビルに差し込んだ彼のペニスを引き抜く。
なんだよ・・・僕ってビルでオナニーしてたのか? 少しだけ羞恥心を感じる。

自分の非常識な行動をなるべく考えないようにして、良樹はビルの崩れた部分を覗き込む。

「うわあああ!」
巨人の高校生が、ビルの壁に大穴を開け、そこから覗いている事を知った溝端達は悲鳴をあげる。

すぐに巨大な左手が伸びてきて、道端のいる事務所のすぐ下の階に突っ込まれる。
そのまま、巨人の手はビルのコンクリートを砕き、奥に侵入する。

天井が崩れ落ち、溝端の部下の1人が一瞬にして潰される。

その後、良樹は左手をうまく動かし、道端の事務所の床と壁を引き剥がす。
溝端と加賀野の2人、そして大金の入った金庫をその片手の上に捕らえ、ビルから引き剥がす。

「うわあああ!!」
自分達の働いている事務所が、床ごと巨人高校生の左手に乗せられていると知った男達は悲鳴を上げる。


溝端のボディガード、加賀野は混乱の極みにいた。 しかし震えながらも拳銃を構える。
ガン! ガン! ガン! 再び銃弾が発射される。

弾丸は確かに良樹の胸に届いたが、それはあまりにも小さすぎた。

「ふうん、そんなの持ってるんだ」

良樹は、小人の事務所の残骸を左手に乗せている。 だが右手は自由に動かせる。
銃弾が当たった胸の部分を、右手の指でこする。
そこには全く傷が無かった。

「でも、僕にはちょっと小さすぎたみたいだね」

加賀野はなおも発砲する。 今度は良樹の顔を狙ってだ。
しかしどこも傷つけることなく弾丸は尽きる。

その時、良樹の股間のペニスがむくむくと大きくなり、その亀頭を重々しく持ち上げた。
再び、膨れ上がってついには良樹のへそを飛び越えるまでにいきり立つ!!

長さ60m! ジャンボジェット機のような巨大なペニスだ。
小人の撃った弾丸は、良樹には何の痛痒も感じなかったが、
この異常なシチュエーションに興奮してしまったようだ。

「感じちてしまったみたいだね。 責任とってくれないかな・・・」

良樹は銃を撃った加賀野を摘み上げる。
200倍サイズの良樹にとって、小人はせいぜい8ミリか9ミリ、全く問題にならない。

そのまま小人を、そそり立つ亀頭の先端に押し付ける。
溢れ出す精液に、全身を浸された加賀野は粘性の高い液体の中をもがく。

やがて溢れる精液に包まれた小人は、溺れるようにもがき、ついには動かなくなり、
樹液と一緒にゆっくりと流れ落ちていく。


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「やめろ!! 俺の金に触るなあああ!!」
良樹の左手の上には、まだ溝端がいた

テニスコートの何倍もの大きさの手の平の上で、かって事務所の床だった瓦礫の山と共にいる。
そして、彼の大型金庫もそこにあった。 2億円の金が入ったままだ。

「はぁ? 何を言ってるの、おじさん?」
部下らしい男が拳銃を撃って自分を守ろうとしていたのに、この男は金の心配をしている。

この時の溝端の心理を説明するのは難しい。
サキュバスのマリアの支配する空間では、人は愛欲に囚われ理性を無くす時があるのだが、道端の心の中は金への欲望、愛情が増大していた。


「ふうん・・・そんなにお金が大切なら、願いを叶えてあげる」

どうやら金庫が開かないらしい。 助けてあげよう。
良樹は左手に乗せた金庫に、右の手指を伸ばす。 
グシャ、彼の指に少し力を入れただけで金庫の扉が開く。

札束の山が見える。 
「金、俺の金だぁ!」 金融会社の社長は金を抱きかかえようとする。

だが、彼は巨人の指に囚われる。
「うわぁ、何をする!」

巨人高校生の声が響く。
「そんなにお金が好きなら、金庫の中で暮らしなよ」

何故か良樹は知っていた。 この男は闇金融業者で、大勢の人々に高利で金を貸し苦しめ、私腹を肥やしていたのだと・・・。

全く、同情する気にもならない小人だった。

そのまま良樹は指で金庫の中に、溝端を押し込む。
その金庫は大きく棚が無かった。 2億円の金を入れても、まだ人間がひとり入れる大きさだ。

ここにいったって、ようやく溝端は自分の運命を知る。
「待ってくれ、金なら好きなだけやる!! だから助けてくれ!」
それが溝端の最後の言葉だった。

良樹は気にもせず、小人を入れたまま金庫の扉を閉める。
この大型金庫の自動ロックはまだいきていたらしい、カシャッという音と共に鍵がかかる。

良樹が手を傾けたので、事務所の残骸は地面に落ちて行く。

良樹の左手に残ったのは、闇金融会社の社長と2億円の金が入った金庫。
それは重量が感じられず、アルミ缶で作られたおもちゃのようだった。

中から小人の声がかすかに聞こえる。 まだ生きているらしい。

良樹は野球の投手のようなポーズをとり、大きくふりかぶって金庫を投げる。
金庫は3km先まで飛び、やがて放物線を描いて落下、何処かの建物の壁に激突した。

誰かが、後で金庫の金を見つけて驚くかもしれない。
だが、そんなことは良樹は気にもとめなかった。

それよりも、興奮していた。 再び良樹は快楽の虜になっていた。



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闇金融会社の男がいた高層ビルを見る。

ぼろぼろで、崩れかけている。 もう時間の問題だ。
数分後に崩壊するだろう。 とどめをさしてあげよう。

良樹は股間をビルに押し付ける。
さっきは無意識の内に手加減していたのかもしれない。

しかし、今度は本気で体重をかける。
ビルは砂糖菓子で出来ているかのように、無力だった。


ぐおおおおんん!!

次の瞬間、ものすごい轟音が響く!

高層ビルは、その強度の限界を超えた。


身長340mの巨人高校生の肉体のため、巨大なビルは轟音と共に崩れ落ちる!!


「ああああ、あああ、いく、いく」
突然、良樹の体に快感が走る。

彼の尻がキュと閉まると、どっと大量の精液がそこから噴き出す。



ズビッ ドバッ グボボ!

射精は力強く、雄々しく、精液はどこまでも濃密だった。

それは実に非の打ち所のない射精だった。

凄まじい量の濃厚なザーメンを、崩れゆくビルの上に放出する。

破壊の巨人高校生、良樹の誕生の瞬間であった。



(続く)



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 本日の更新はここまでです。
 
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