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自分が無敵の存在と知り、ひとまず安心する私。
次なる問題を思考する。
人間の軍隊による反撃があるかもしれない。
まぁ、今の私なら軍隊に負ける気はしない。
食事はどうしよう。
全くお腹が空いてない、喉も乾いていない。
空腹になったら、考える事にする。
それにしても、何の理由もなしに小人を潰しちゃうのは、さすがに可哀そう。
小人を潰す時の自分なりのルールを決めよう。
えっと、そうだ悪い小人だけを選別して潰す事にしよう。
それで、どんな奴が悪い小人なのかしら?
地面を見る。真っすぐに伸びる線路、まだ破壊されていない電車の駅。
数か月前の屈辱を思い出す。電車の中で、おっさんに痴漢をされたの。
その日は黒のタイトスカート、体にフィットしたブラウス姿で電車に乗った。
電車内はかなり混雑してて、人波に押される感じだったの。
電車が揺れる度に周りの人の体が触れ、ちょっと鬱になる。
次の瞬間、私のお尻をなでる様にそっと手が触れて来た。
「痴漢!」と思った時にその手はスカートの中に入ってた。
「あっ!」という声が出そうになる、後ろを振り向くと、30歳くらいの男がいた。
男はニタァと笑い、パンティ越しにお尻の割れ目に手を侵入させる。
恐怖で声もでずに、立ちすくむ私。
幸い、電車はすぐに次の駅に到着、電車から逃げ出す。
男は追って来なかった。
男の理不尽な行為に抵抗できなかった私。すげぇ落ち込む。
男はそれからも私を待ち伏せして、電車で身体を触ってきた。
私には駅員さんや警察に真実を言う勇気もなかった。
結局、その時の彼氏だった雷太に頼んで、男をボコってもらいこの件は終了。
でも、あの日々の恥ずかしさは一生忘れない。
次の瞬間、私の身体が勝手に動く。
許さない、あの痴漢の男に罰をあたえないといけない。
身体を起こし、大きな尻を駅の上に転回させる。
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