(警告) 巨大カップル破壊と、男性ペニスの性的な描写があります。
18歳未満の方は読まないでください。


《 亜紀と達也 》 
第6話

               CG画像 June Jukes
               文 みどうれい

----------------------------------









都市の地面に立つ1人の男性視点で)





凄まじい轟音と震動。
 
いったい、何が起こっているのだ!

一時間前までは、ここは普通の街だった。 人々は社会の一員として規律正しく生きていた。 それが今や大混乱の極みだ。 突然の大地震で、整然と並んでいた建物の多くが崩れ、瓦礫に溢れる道を人々が逃げ惑っていた

大勢の群集の中、1人の男が走っていた。

彼の名は月山(つきやま)。 法律で禁止されている危険ドラッグの売人をしている。 非合法のルートで仕入れをしてネットで客を呼び売ればいい儲けになる。

そんなヤバイ商売をしているから、いつかはその報いを自分が受けるような気がしていた。 しかし、それが今日であるとは予想もしていなかった。

それにしてもこの町のあまりにも酷い状況は何だ!!

月山はこれがただの自然災害でないと理解していた。 この町を混乱させた原因を知ろうと考えていた。

濃厚な臭気がただよっている。 これは生物的な匂い。 そう・・・女の香りだ。

そんな馬鹿な! その匂いは圧倒的すぎる。 

人々の波に押し流され高層ビルの横を通り、ようやく視界の広がる場所へと出た。

混乱する意識の中、凄まじいパワーを感じて、頭上を見上げる。

そして月山はこの町の秩序を崩壊させた元凶を見た!! 



凄まじい力で都市を震撼させた存在。

青いビキニの巨大娘の尻だ!!




見たこともないような、でっかい肉体が目前にある!

どう見ても女の尻だ。青いビキニに包まれた女の魅力あふれるヒップ!

しかし今、大勢の人々が、この尻に怯え逃げ惑っている。

普通の尻なら誰も怯えたりはしない。 

そう、この女の尻はあまりにも大きかったのだ!!



轟音と共に、巨大な女はこちらに体を向ける。 そのために女の姿がはっきりと見えた!

呆然と立ちすくむ。

月山には誰にも言っていない趣味があった。 GTS・・・いわゆる巨大娘。 ビルよりも大きな巨人娘がその圧倒的な力で都市を踏み潰し、人々も高層ビルも玩具にしてしまう。 もちろんネットで見るだけのファンタジー、妄想世界の話。

空想の中にしか存在しない巨人娘が、今、彼の前で天空に聳えていた!!

マリンブルーのビキニに包まれたパーフェクトボディ!

美しく・・・巨大な肉体。 なんと誇らしい。


月山は周囲の建物と比較して彼女の大きさを推測する。 その身長は約350メートル! 普通の人間の200倍の大きさ。

肩まで伸ばした髪葉、少し茶色く染めて、ウエーブをかけている。 きれいな眉、強い意志を感じる黒い瞳、うすく桜色に塗られた唇、小さな整った顔には圧倒的な優越感に満ちた軽やかな笑みが浮かんでいる。

青いビキニの水着姿はおそらくナイロン製で、まるで自分のボディの美しさを知っていて、それを地面の男達に見せつけるために着てきたように感じる。 圧倒的なボリュームの肉体が山脈のように聳え立っている。

なにより、月山の目をひいたのが、そのビキニのブラを押し上げる乳房。

大きい!

その一言につきた。

どんと張り出したそれは、その存在を主張するかのようにビキニのブラジャーを大きく突き出している。 

さらにきゅっとくびれたウエスト、都市のいくつものビルを押し潰している形のいいヒップ、そのビキニのパンティから伸びる健康的な足。 どれもが魅力的だった。

彼女が普通の大きさで、海水浴場でその姿を見かけたら、月山は間違いなく後をふらふらとついていっただろう。 この大混乱の人々の中、彼は自分が絶体絶命のピンチに陥っているという事実を忘れてその巨大美女をみつめていた。



轟音と共に、彼女の後ろにもう一人の巨人が出現した!

今度は男だ!!


目次に行く めくる→