(警告)巨大カップルの性的描写、暴力的表現があります。
18歳未満の方は読まないでください。



《 巨大カップル(沙紀とアキラ) 》 
第1話

               CG画像 June Jukes
               文 みどうれい


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(登場人物)

沙紀…23歳、新妻。 古代神の血脈を持つ。 運命により巨大化する。

高彦…35歳、沙紀の夫、資産家。

アキラ…沙紀と同じ古代神の血を受け継ぐ巨大少年。




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あぁ、またこの
だ・・・。

沙紀はぼんやりと考える。 最近、いつもこの夢を見る。

夢の中で、沙紀はとんでもない巨人になっていた。
何故か
裸エプロンの姿をしている。

沙紀は今の自分の姿が信じられなかった。

巨大な彼女は都市を完全に支配していた。

どこからともなく、彼女と同じ大きさの巨大少年が現れ、沙紀を愛撫する。

「あぁ、沙紀、会いたかったよ、ようやく僕たちは一つになれるんだね」
巨大少年は彼女の体を愛撫する。

やめて、私には夫がいるのよ! と心の中で叫ぶ沙紀。
しかし、少年の愛撫は優しく心地よかった。

快感に全身が震える、沙紀。
そのまま沙紀と巨大少年は、都市を踏み潰しながら愛しあうのだった。

夢の中で・・・。


 



夢から覚めた沙紀。
いったい何かしら? あの夢は。 このところ毎日あの夢を見る。 

自分が巨人となって見知らぬ少年とSEXをする夢だ。 

「おはよう、沙紀」 夫である高彦が声をかける。

「おはよう、高彦さん」 沙紀は微笑みながら返事をする。

趣味の乗馬クラブで知り合った二人。 高彦が彼女の美貌に惚れ込み、猛アタックを開始。 年齢の差はあったものの彼の情熱にほだされ、沙紀は先月、高彦と結婚した。 高彦は資産家であったので、高級マンションで何不自由ない新婚生活を始めている。

沙紀は朝食の支度をしながらも、あの夢の事を考える。 夫の高彦は12歳も年上ではあるが、彼女に優しく好きなようにさせてくれた。 幸せな結婚生活。 

ただ夜の営みには、少し不満があった。 年上の夫はSEXをしても自分だけ満足したら、すぐ寝てしまう。 時間にしたら10分くらい。 若く、性的な要求も大きい沙紀にはそれが不満だった。 仕方がないので、夫が寝た後はオナニーをして自分を満足させる。 

新婚早々なのに、沙紀は夫との性生活に不満をいだいていた。 それで、若い別の男性と愛しあう、あのような夢を見るのか・・・??

それにしても、何ゆえに沙紀が裸エプロン姿で巨大化して、都市を踏み潰さなくてはいけないのか???

夢の意味が理解できない。 そして今の沙紀は自分の本当の願いを理解できずにいた。


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その日は休日だった。 朝食の後、部屋の整理を終えた沙紀は、自分が何故あのような夢を見るのか知りたくなった。 近くのコスプレ衣裳店に行き、夢の中で見た
「純白の裸エプロン衣裳」を買ってくる。

家に帰った沙紀は全裸になり、その純白フリルの裸エプロン衣裳を身にまとう。 裸エプロンとは女性が楽しいというより、そういう趣味のある男性を喜ばせる衣裳なので、常識人の沙紀に興味はなかったのだが、とにかく夢の中で自分がこのスタイルをしている理由が知りたかった。

鏡の前に立つ沙紀。自分でも美しいと思えるカラダ。

彼女は身長170センチ、スリーサイズは102−58−95センチ、バストはHカップ。 グラビアモデルになれそうな美ボディだ。 更に、日々の摂生のお陰でギュッと締まった腰周りから豊かなヒップライン、悩ましいカーブを描く、その艶めかしい身体つきは、夫である高彦を悩殺するには十分だった。 

「お〜い、沙紀、来月の海外旅行の話だけど・・・、うわ、何て格好をしてるんだ!?」 夫がやって来て沙紀の裸エプロン姿に驚く。

「あ、あの、これは違うの」 慌てる沙紀。

「いやいや、沙紀、俺を喜ばせるためにそんなコスプレしてくれるとは・・・、さすがは我が愛する嫁だ。 今から可愛がってやるぞ」 沙紀に抱き付いてくる高彦。 コスプレ衣裳のままSEXをするつもりなのだ。 

沙紀は驚くが高彦のしたいようにさせる。 金持ちの夫が喜んでくれるのならそれはそれでいい。 その休日の昼も彼女たち新婚夫婦の楽しい思い出の1ページになる筈だった。

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その時、異変が起こった。

沙紀の頭の中に直接メッセージが響く。

「約束の時が来た。 古代神一族の末裔達に告げる。 我らが地上世界を支配する時が来たのだ。 本来の巨大な姿となりて。小人種族からこの世界を取り戻すのだ」

え、何? 沙紀は驚く。

「同胞よ、元の姿に戻れ!」

突然、沙紀の全身に快感が走り、凄まじい力がみなぎる。 き、気持ちイイ。

そして・・・、

「わっ、な、なんだこれはっっ!!」 高彦は愛する妻の姿を見て驚く。沙紀の体が巨大化し始めたのだ。 もうすでに2メートル50センチ以上の大女になっている。 彼よりもずっと大きい。

「さっ、沙紀!! 何をしているんだお前はっ!!」 沙紀の体に異変が起こっていることに気付いた高彦は大声を上げて止めさせようとした。

しかし、沙紀は激しい快感にとらわれているのか、夫の声にはまったく気付かなかった。 高級マンションの一室で、どんどん沙紀の体が大きくなる。 

すでに身長4メートルを超えている。 天井の高さは2メートル70センチなので、彼女は立っていられない。 そこに座っている。 それでも沙紀の頭はもうすぐに天井にぶつかるだろう。

「やめろっ!! 沙紀、やめるんだーーーっっ!!!」

沙紀の美肉は部屋を壊し始めた。 高彦は慌ててとなりのリビングに避難する。 しかし、さらに大きくなった沙紀の足が壁をぶち破り迫ってくる。 そして高彦の体はリビングの壁と沙紀のカラダで挟み込まれた。 盛り上がった美足の肉が高彦の体を捕える。

「やめろっ!! やめてくれぇぇぇーーーっっ!!!」
夫の悲鳴に沙紀はようやく正気に戻る。 自分が大きくなって、夫を押しつぶそうとしているのに気がついて驚く。 夢中で大きな手を伸ばし、優しく夫を保護する。

しかし沙紀の巨大化は止まらない。 不思議な事に彼女が大きくなっても裸エプロンは破れない。 その姿のまま、どんどん巨大化する。 沙紀の表情はエクスタシーに包まれ、陶然としていた。

ついにこの高級マンションの自宅は彼女の膨張する肉体に耐えきれなくなった。部屋の壁が破れ、あちこちの窓が割れ、窓枠を次々と吹き飛ばす。 彼女のボディが床を突き破り下の階を押し潰していく。 階下の住民の悲鳴が聞こえたような気がするが、どうしようもない。

30階建てのマンションに彼女たち新婚夫婦は住んでいた。 そのマンションの屋上がドーム状に持ち上がったと思うと、
ついに沙紀の頭がビルの屋上から突き出てしまう!! 

 

混乱の中、建物はまだ崩れていなかったが、ビル全体が揺らいでいた。 それからすぐに沙紀の巨大な肉体が完全にビルの中を埋め尽くしてしまった。

「ああ、気持ちいい…」

沙紀のため息に呼応するように、ビル全体にひびが入った。ひびは瞬く間に大きな亀裂となり、外壁がぼろぼろと崩れ出した。そして一瞬、ビルが丸く膨れ上がったかと思うと、ドーンという爆発音を響かせてこなごなに吹き飛んでしまった。

ぐおおおおおんん!!!

轟音と共に彼女達の住んでいた30階建てのマンションが爆発し、瓦礫が崩れ落ちる。

沙紀はとんでもない巨人に成長していた。

もうもうとわき上がるほこりの中、高彦はまだ生きていた。 何がどうなったのか知りたかった。 やがて自分が沙紀の手の中に保護されていると分かり愕然とする。  巨大な指が目の前にあった。見上げると巨大な裸エプロンの胸がそびえていている。

彼女の肉厚な手の平は高彦サイズの男なら、20人くらいがゆったりとくつろぐことができるくらい大きい。 

沙紀は高彦を顔の方へ近づけた。
「どう? これが私の本当の姿よ!」  沙紀は笑う。

沙紀の息で飛ばされないように気を付けながら高彦は手の平の上で立ちあがった。 そして沙紀の体全体を眺める。はるか下にこなごなになったビルの残骸が見える。 その上に立つ沙紀の長く伸びる大腿と脚、ロッククライミングできそうな腹部。 家一軒がすっぽり入りそうな巨乳を眺める。 

人間をはるかに超える巨人になった妻を見つめ、どうしようもない衝動が高彦の体を突き抜けた。


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凄まじい快感の中、沙紀は正気に戻る。 人間の思考で考える。 な、な、何よ、これは!!! 頭の中がグルグル回っている。 自分の体がいきなり大きくなって夫と共に住む高級マンションを破壊してしまった。いや、気がつかなかったけど階下に住んでいた大勢の人々を彼女の巨体で押し潰したのは間違いない。

そして夫は大丈夫なのか?? 「高彦さん、大丈夫! 怪我してませんか!」 手のひらの上の小さな夫に話しかける沙紀。 高彦はへろへろになっていたが、なんとか沙紀に手をふる。あんなに派手にマンションを破棄したのに沙紀が手で守っていたせいか夫は無傷だった。 ほっとする沙紀。

その時、沙紀の頭の中に再び声が響く。

「約束の時が来た。 古代神一族の末裔達に告げる。 我らが地上世界を支配する時が来たのだ。 本来の巨大な姿となりて。小人種族からこの世界を取り戻すのだ」

その言葉が本当だと沙紀は理解する。 これは幻でも夢でもない。 彼女は古代神の一族で、本来の姿に戻ったのだ。 他の一族の何人かが沙紀のように巨大化しているのを感じる。 巨人たちの力の前に人間の世界は崩壊する・・・。 せめて夫だけでも助けないと・・・。

手のひらの上の夫を見つめる。 小さい、あまりにも小さい。彼女の小指の爪の大きさもない。 夫のサイズから逆算すると沙紀は約100倍の大きさ、身長170メートルの巨人になっている。

これからいったい、どうすればいいのか??



(続く)


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