(警告)性的描写、暴力的表現があります。18歳未満の方は読まないでください。 《 巨大カップル(沙紀とアキラ) 》 第8話 ---------------------------------- 上空の戦闘ヘリ部隊はほとんど全滅していた。 地上の戦車部隊はまだ残っていたが、沙紀は無視する。 砲撃が止まっていた。 戦意を喪失しているのだ。 沙紀は周囲を見渡す。 何故かアキラの姿は見えない。 何処に行ったのか? 沙紀が巨人として目覚めるためにわざと姿を消したのか。 つまり、沙紀の意思で都市を踏みつぶさせるために・・・。 とにかく、今の沙紀には、まだやっておかないといけない事がある。 先ほど見た範囲では、この戦車部隊は特別仕様の貨物列車で運ばれていた。 混乱する道路での戦車輸送は不可能だからだ。 貨物列車の後部がコンテナではなく車輪と鉄の土台だけになっていて、その上に戦車を乗せワイヤーで固定して運んでいるらしい。 日本の鉄道は国土が狭いという事情で、欧米と比べて線路の幅が狭い「狭軌」を採用している。従って戦車や大型の装甲車などの正面装備を鉄道で輸送する場合、線路幅の限界に抵触してしまい輸送できない場合が多い。 それなのに、この町の線路は戦車を輸送できる大幅の線路を使用している。 道路網の整備より、鉄道輸送の必要性を意識していた。明らかに有事の戦車輸送を政府が考えていたのだ! そして他国の侵略から海岸線を守るのではなく、都市での戦闘に備えていた。 結果として沙紀に負けてしまったが戦車部隊の移動は速かった。 誰かが巨大化して暴れる危険を政府が予想していたのかしら? 沙紀はぼんやりと考える。 やはり自分が人類の敵になってしまった事は間違いない。 隣町の駅、そこが戦車輸送の拠点になっている。 このままだと再び戦車部隊が送り込まれてくるだろう。 まぁ、けじめだけはつけないとね・・・。 女神に逆らった駅は潰される運命なの。 沙紀は歩きだす。 たいした距離ではない。 すぐに隣町の駅に着く。 そこには戦車輸送用の貨物列車がまだある。 周囲には大勢の人々が逃げ惑っていた。 沙紀は駅の上を巨大な身体をおおう。 「ねぇ、潰しちゃうよ、アンタ達と駅を潰しちゃから」 駅舎が人々の悲鳴につつまれる。 沙紀が身体を下ろすだけで駅と地下街にいる数千人の人々が潰されるだろう。 なんと楽しいのか。 |
巨大な胸で駅を押し潰そうとする沙紀。 しかし夫が乳首に張り付いたままだと思い出す。 夫は沙紀の体重に耐えられないだろう。 彼女の巨乳で駅を押し潰すのはやめた方がいい。 しぶしぶ体を起こす。 |
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夫を守るためには、やはり、彼女のお尻で駅を潰すしかない。 |
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まぁ、でも・・・私は大きいから、電車が使えなくなってもかまわないわね・・・。 沙紀は笑ってしまう。
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