《 お兄ちゃんと私 禁断の小人契約 》 

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第6章 契約を破棄してほしい


(兄の視点で)

俺は夢から醒める。
俺の部屋のベッドの布団の中で寝ている。
もちろん、身長180センチの健康な肉体のままだ。小人ではない。
なんというか、凄いリアルな夢を見た。
そして股間のモノに違和感。
俺の肉棒ペニスは大きく勃起している。
ブリーフが濡れているのを感じる。布団を少し上げると精液の匂い。
俺は夢精・・・睡眠中に性的な夢を見て射精していた。
こんな事は最近はあまりなかったのに・・・。

もう昼前になっている。かなり長い時間、寝ていたらしい。
今日が休日でよかった。ベッドから起きて立ち上がる。

両親は旅行中だ。
この部屋には俺しかいない。妹も自分の部屋にいる筈だ。
汗でぐっしょり濡れたパジャマと肌着を脱ぐ。
精液に濡れた股間部をウエットティッシュできれいにする。

自分の肉体を見る。我ながら奇麗な体だと思う。
逞しい胸、引き締まった腹部、きゅっとしまった尻。
写真集を出してもいいくらい健康的な肉体だ。

それにしても凄まじい夢を見た。
小人になって妹のメイに踏まれる夢。
今も妹の靴の感触が俺の体に残っている。
そして、恐ろしい事に巨大なメイに踏まれて凄く気持ちよかった。
快感の渦の中、俺は射精した。
妹に鞭で叩かれそうになって、またも射精した。
すごく、すごく気持がよかった。
あまりの快楽のために、さらに巨大な妹と遊ぶために
自分から進んで「小人契約」をした。
なんという無茶苦茶な夢だ。

とにかくシャワーを浴びて、体を洗おう。
ふと机の上を見て、驚愕する。
そこにあった!! 間違いない。A4サイズのその紙!「小人契約書」だ。
女神は小人を好きな時に小さくして、
自分の欲望を満たすためだけのオモチャとして小人を使用する権利を有する。

とかいう無茶苦茶な内容の文章が記述されていた。

 
  〜 小人契約書 〜

妹であるメイ様(以下、女神)と、兄である隆(以下、小人)は下記のように「小人契約」を締結した。

(それぞれの権利と責務)

@ 女神は小人を好きな時に小さくして、自分の欲望を満たすためだけのオモチャとして小人を使用する権利を有する。

A 女神は小人が忠実な場合、小人の命だけは助けると誓うこと。

B 小人は女神を永遠に崇拝し、たえず女神の喜ぶ事をするように努める

C 小人は女神と2人きりでいる時は、必ず裸にならないといけない。

D 小人が小さくなった時、すぐに潰れてしまったら女神が楽しめないので、女神の超能力によって、小人は自らの肉体を強化する事が許される。

E 小人も社会生活をしなければならないので、日常は普通の人間サイズでいる事は許される。しかし、この時に女神に暴力をふるったり、反抗的な態度をとる事は許されない。

F 小人は人間サイズでの生活が許されるが、女神以外の女性と交際をしない。 特に同級生の夏子先輩とは、すぐに別れること。

G 小人は、女神の力の秘密を他者に言ったり、文章・ネットに書き込む事はできない。 

H 女神は自分の意思で契約内容を変更、破棄できるが、小人側から本契約の変更も破棄もすることはできない。

I 女神はいずれ都市を踏み潰すくらい巨大な肉体になるが、その時でも小人は女神に忠誠を誓い、女神は小人を保護しなければならない。


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 上記合意の成立を確認するため、本契約書2通を作成し、署名の上、女神・小人各1通を保有するものとする。

西暦2035年 6月9日
女神   丹羽芽生
小人   丹羽隆

そ、そ、そんな馬鹿な・・・。
慌てた俺は契約書を破り捨てようとする。
こんなモノを他人に見られたら、笑われる。
それなのに、どういう事か、俺の手は動かない。
契約書を破れない。まるでこれが神聖なモノであるかのようだ。
ほっぺたをつねってみる。普通に感触がある。これは夢ではない。

ふと思いついて、別の紙に「妹は俺を小人にして踏んだ」と書こうとする。
しかしペンが動かない。
妹の秘密を守ると言う契約をしたので、それを守らないといけないのか?
こんなアホな話があるのか??

そう言えば、もう昼前なのにお腹が空いていない。
健康な男子高校生である俺はよく食べる。
よくダイエットをする妹の2倍くらいは平気で食べる。
それなのに、全然、お腹が空いていない。契約書には、
「巨大な妹を楽しませるために、自らの肉体を強化する」という項目もあった。
それでしばらくの間なら、何も食べなくても平気なのか??
あの契約書は本物なのだ。驚愕する俺。

と、とにかくメイと話をしないといけない。
このままでは妹が女神で、俺は奴隷になってしまう。
シャツと短パンを着る。
ところが妹の部屋に行こうとすると自分で服を脱ぎ
全裸になってしまう。
なんじゃ、これは〜。
俺は思わず両手を広げ、「オーマイゴッド!」のポーズをする。 



そう言えば契約に「女神と2人きりの時は裸でいる」と書いてあった。
それでメイの部屋に行こうとするだけで、服を脱いでしまうのか??
誰だよ、あんな変な契約書を書いた奴は。

どうするのだ、スマホで妹にTEL連絡をするか?
いや、こそこそ隠れるなんてできない。
たとえ裸を見られても、直接話をする方が俺らしくていい。
それに、今の身長180センチの肉体なら妹に勝てる。
覚悟を決めた俺は裸のまま妹の部屋の前に行く。

深呼吸をして自分を落ち着かせる。
「メイ、いるのか、俺だ、隆だ、部屋に入るぞ」
それだけ言うとメイの返事を待たずにドアを開ける。
鍵はかかっていなかった。

「なあに? キャー、お兄ちゃん、なんで裸なの」
部屋の中に飛び込んだ全裸の俺を見てメイは驚く。

「何って、メイと夢の中で変な契約をしたから、
俺たちが2人きりの時は、俺は裸になってしまうんだよ」

「あ〜、あの契約ね。本当だったの?
でも、私のせいじゃないわよ。あの契約書、私が書いたんじゃないから」
よく見ると、メイはとろんとした目をしてる。
どうやら起きたばかりで、まだ寝ぼけているようだ。
ふと見ると、メイの机の上にも、あの契約書がある。
そうだった、契約書は2枚同じものがあって、俺たちがそれぞれ持っているのだ。

「メイ、しっかりしてくれ、この契約を破棄してくれ」
確か女神は契約を破棄できると書いてあった。

「あれ〜、何を寝ぼけているのですか、
小人さんが女神に命令するなんて、許せないのです。
小人契約の内容を、完全に理解していないようですね。
これはお仕置きが必要です」

いや、寝ぼけているのはメイの方だろと思ったが喋れない。
急に体も動かなくなる。
いかん、女神に逆らえないという契約が効果を発揮したようだ。

「お兄ちゃん、小さくなあれ、小さくなあれ、萌え萌え〜」
メイがあの呪文を唱える。これは超ヤバイ展開だ。

たちまち小さくなる俺。身長は目測で18センチくらい。
10分の1サイズの小人になる俺。最悪の状況だ。
驚愕する俺に巨大な妹が手を伸ばす。
逃げる事もできない。

たちまち、俺は巨大な妹に捕まる。
手に捕えた俺を自分の顔の前に運ぶメイ。
とんでもない状況だ、もう俺は何の抵抗もできない。



メイの顔は大きくて、まるで映画のスクリーンを見ているようだ。
俺の上半身は自由に動くが、下半身はメイの手に囚われて全く動けない。
ど、ど、どうすればいいのだ!?

しかし、凄まじい気持ちよさを感じている。
メイの柔らかい手に囚われた俺の全身に快感が走る。
小さくなった俺の体は快楽細胞がぎゅっと凝縮されたように感度がいい。
体は正直だ。またしても、俺の股間のモノは大きく勃起する。

いかん、俺のペニスが大きくなっている事をメイに知られたら恥ずかしい。
股間の我が息子よ、はやく、はやく静まれ。

しかしペニスの勃起の感触は、俺の裸体を手に握る妹にすでに伝わっていた。
「あれ〜、お兄ちゃん、股間で何か大きくなってますね〜。
これは何でしょう。調べてみる必要がありますね」

メイは俺を片手で握り締めたまま、指を器用に開く。
俺は動けないままだが、下半身のほとんどがさらけ出される。
大きく勃起した肉棒ペニスが、妹に丸見えなのだ。



「きゃっ、はっ、はっ。
お兄ちゃん、おちんちんを大きくしてる。
妹の手に囚われただけで、興奮するなんて!
やっぱり、お兄ちゃんは変態さんです」

妹の笑い声が聞こえる。

どうする事もできない。男のモノは勃起したら自分の意思で小さくできない。
射精するまで、この姿のままだ。
俺は、またしても、この羞恥地獄か逃れようともがく。
しかし、巨大なメイの指はあまりにも強く、全く抵抗できない。



今のメイは起きたばかりなので、いつものアイドル服は着ていない。
ピンク色のブラとショーツに丈の短いジャケットという挑発的な姿。
メイの巨乳はあまりにも大きくて、ジャケットで隠し切れないサイズだ。
こんな格好をしているとは、どう考えても欲情しているとしか思えない!
いったい何をされるのか??

恐怖と快楽に怯える俺に、妹の無慈悲な声が聞こえる。

「ふんふん、女神に命令しようとするとは、悪い小人さんです。
罰として、金玉袋を捻り潰してあげます」


え、今、何て言ったの、メイ・・・。
確か、金玉袋を潰す・・・て、イヤ、それは痛い、ヤメテ。
巨大な妹の指が、俺の股間に伸びてくる。
「うわあああああ、やめてください、メイ様あああ!」

俺の恐怖の悲鳴は、メイの部屋に響くのだった。


(続く)


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