私は、姫宮 奈々瀬(ひめみや ななせ) 高校一年生。
その日、学校で何が起こったのか、よく覚えていない。 昼休みに教室で良子とお弁当を食べていたら、いきなり私の体が燃えるように熱くなったの。 そして私の着ていた服が急にきつくなってきたの。
学生服のブラウスのボタンが弾け、ブラジャーも引きちぎれ、胸があらわになった。 私は慌ててしゃがみこみ、両手で胸を隠したけど、すぐにスカートも、ビリビリと音をたて、裂けちゃった。 そして2秒後には、私のパンティまでも、ぶちっと弾け飛んだ。
爆発・・・? そう、そんな感じ、私の着ている服が爆発したわ。 ビッグXの薬を飲んだみたい。
私のカラダがもりもり大きくなる。
慌てて窓から校庭に飛び出したの。 危なかったわ、もう少しで良子達を、私のお尻で潰しちゃうとこだった。 そこは3階だったけど、大きくなった私は強かったみたい、地面に激突したのに、別に痛くも無かった。
良子には感謝してもらわないといけないわ。 私のカラダで良子を押し潰さないであげたんだから。 今度、ファミレスでチョコパフェを、ご馳走してもらおうっと。
それから何があったのかよく覚えていない。 すぐに警察の人が来て、私に何か言ってきた。 何処かの研究所まで来てほしいですって。 私はお酒に酔っ払ったみたいな気分で、素直に、小さなお巡りさん達の言うコトに従ったの。 そして、しばらく歩いた私は、そのまま気を失っちゃった。
気がついたら、私は体の上に白いシーツをかけられて、どこかの部屋で寝ていた。 いや、正確には部屋ではなかった。 そこは学校の体育館の何倍もの大きさがある広い場所。 どうやって、ここまで私を運んだのかな?
今の私は身長13〜4メートルくらいあるのだろうか。 とんでもない巨人だわ、 この時私は理解した。 自分が夢を見ていることを・・・。
まだ頭がぼんやりするけど、床の上を見たら、白衣を着た4人の男の人達がいたの。 とても小さい。 玩具のお人形みたい。
お医者さんらしい。 大きくなった私の体を、今まで調べていたのね。 それにしても小さいわ。 今の私なら、10人くらいでも、楽に片手で持ち上げることができる。
もう一度、自分の体を見て少し驚く、私の胸は中学生のころから大きかったけど、巨大化した今はもう、とんでもない大きさになっている。 まさに爆乳だ。 でもとても綺麗なカラダ・・・。 良子が見たら、きっと驚いちゃうだろうな。
気分はもの凄く爽快。 なんか「カイカーン」って言うか、生まれ変わったような気分。 こんな不思議な夢は初めてよ。
私は胸の上の白いシーツを手で押さえたまま、起き上がる。 体育館よりも大きな部屋なんだけど、私から見たら小さい。 立ち上がったら、天井に頭がぶつかりそう。
胸にあてたシーツをよく見ると、いくつもの縫い目がある。 普通のシーツを何枚も縫い合わせて作ったモノらしい。 なんだか、やけにリアルな夢ね。
巨人となった私の裸を、お医者さん達に見られたようだけど、別に恥ずかしいとは思わない。 だって夢なんだもん。
それに、自分で言うのもなんだけど。大きくなった私は本当に美しい。 いったい何を恥ずかしがる必要があるの。 今はすっかりハイな気分、父さんのワインを黙って飲んじゃった時よりも気分がいいわ。
男の人が私を見上げて話しかけてきた。 話を聞いてみる。
ここは早乙女研究所・・・巨人となった女性がその体に慣れるまで、世話をするための施設。 政府の補助で運営されている研究所の一つらしい。
世界中で女の子が巨大化しているんだって、そう言えば良子がそんなこと言ってたかな。 新聞読まないから、よく知らない。
巨大女性特別法により、私の食費や服は市役所が支給してくれる。 しばらく待てば私の住める大きな家も、政府が作ってくれるんだって。 ふーん、政府って優しいのね。
「姫宮さん、もう何も心配しなくていいです。 あなたのプライバシーも守られます。 家ができるまで、あなたはこの研究所で保護いたしますから」
早乙女教授がそう言う。
・・・今、何を言ったの?
「この私を保護する」 ですって。 笑ってしまうわ。 大きくなった私は力に満ち溢れている。 小さな男達に守ってもらう必要など全くない。
その時、私は教授が顔を赤らめているのに気がついた。
やだー、この人、私の体を見て恥ずかしがっているわ。
まぁ・・・、私は魅力的だから、当然かな。
それにしても知らなかったわ、私っていつもこんな面白い夢を見ていたのね。 朝になって起きたら、何も覚えていないのかな。 せっかくなので、私はこの状況を楽しむことにした。
早乙女教授は30歳くらいに見える。 この年で教授とは、ずいぶん賢いのだろう。 他の3人の助手らしい人達も若い。 年齢は大学院生くらいかな。 ルックスがいいとまでは言わないけど、小さいからみんな可愛く見える。
よく見ると、そこにいる全員が、私の巨体を、うっとりとした表情で見上げている。
すぐに私は気がついた。 この小さな男達は、私のことを心配してくれている・・・というか、私のことが好きなのだと。
優しい気分になった私は、早乙女教授を両手で抱き上げる。
「ありがとう、早乙女さん、これからよろしくね」
私は子猫ほどの大きさもない教授を、優しく胸に抱きしめる。 教授は、私の腕の中で、まったくの無力なお人形さんだった。
ちょっと、ふざけただけのつもりだったの。 しかし、その時、もの凄い快感が、私の全身を駆け抜ける。
驚いたわ、大きくなったのは私の体だけじゃなかったの、なんて言うか、性的な感覚も何倍もよくなっているみたい。
今まで経験したこともない快感が私を支配する。
あまりの気持ちよさに、くらくらする。 もうダメ、私。
気がついたら、私達5人は、全裸で抱き合っていた。
いや、抱き合っていたというのは正確ではない。
私のオッパイに、教授と3人の助手さん達が、しがみついていたと言うべきか。
小さな男達は「ふうふう」言いながら、私の体を愛撫してくれる。
私の頭の中には、理性的な部分も残っていた。 どうやら大きくなった私の体は、小さな男達を魅了するフェロモンのようなモノを出しているみたい。
だって普通じゃない。 頭のいいお医者さん達が、夢中になって私のオッパイに腰を擦り付けている。 あん、可愛い。 これなら楽しめそう。 教授達が若くて、元気でよかったわ。
彼らは、私の賛美者だった。
そして私は女神さま・・・ヤダー、自分で自分のコトを女神だって・・・ちょっと恥ずかしいな。
無力な男達が、なおも私のカラダを愛撫する。 私はこのシチュエーションに酔っていた。 私の全身に心地よい旋律が流れる。
私の頭の中で声がする。
遠い昔、女の子は今よりもずっと大きくて強い力を持っていた。
美しく巨大な女の子達は、神としてこの地上に君臨していた。
男達はみんな従順で、神殿を造り、巨人女性の美しさを褒め称え崇拝し、平和に暮らしていた。
ようやく分かったわ。
私は力を取り戻しただけなの。 本当の自分の力を・・・。
体中に漲るようなパワーを感じる、私の体が再び大きくなってゆく。 私の頭がこの部屋の天井をぶち破るのも、時間の問題ね。
私はもう一度、私のオッパイを愛撫している早乙女教授達を見つめる。 彼らは本当に小さくて、愛しかった。
彼らは、私が再び巨大化していることに気がついたようだけど、それでもかまわずに、夢中で私のオッパイを愛撫している。
私の可愛い賛美者さん、残念だけど、私達がこうしていられるのも、もうしばらくの間だけなの。 だって、もうすぐ私の体はこの町よりも大きくなるんだもん。
そうなったら、あなた達と遊べないわ。 だから今だけは・・・今だけは、優しくしてあげる。
私は、小さな早乙女教授達を、私の巨大オッパイではさみ、優しくパイずりしてあげる。
男達は歓喜の声を上げて、うれし涙を流す。
めくるめく快感の中で、私と小さな男達は一つになった。
(おわり)
WarzWarsさんが、姫宮さんのさし絵を描いてくださいました。
感謝です。
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