《 お願い! 妖精王 》 V

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 今日、浮気がばれて、妻のリーサにボコボコにされた。



 いててて・・・、なんという乱暴な女だ。

 まぁ、しかし俺も悪かった。 もう浮気なんかしないよ。
俺は妻を心から愛しているのだ。

 とは言うものの、可愛い女の子がいたら、また恋をするだろうな。
俺って、心が優しくて、愛のある男だから。

 それに金持ちの俺には、一生、遊んで暮らせる財産がある。
女の子に、俺がもてるのは当たり前だな。

 その時、俺は伝説を思い出した。

『何でも願いをかなえてくれる妖精王が、異世界にいる。』

 俺はその伝説を信じることにした。

「妖精王様、なんとか俺が浮気しないようにしてください!」

 その夜、俺はそう願いながら、眠りについた。

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 そして、ここは夢の中・・・。

 俺は異世界バイストン・ウェルルを旅していた。

 俺は暗闇の森を抜け、氷の谷をくだり、炎の山を登った。



 長い旅路の果て、俺は妖精王に出会った。

「妖精王様、俺は妻を愛しているのです」 俺はそう言った。

「・・・それが、どうかしたのか?」 妖精王は返事をしてくれた。



「俺が浮気できないようにしてください! 妻を裏切りたくないんです」

「汝の願い、聞きとどけた」 妖精王の声が響いた。



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 目が覚めた俺は驚いた。

 俺は身長10センチくらいの
小人になっていたのだ!

 妖精王のヤロー、俺はこんなコト、頼んでないぞ!



 え・・・、「それから、どうなったって?」 って聞くのかい。

 まぁ、なんだ。

 今の俺は、妻の胸の谷間で暮らしているよ。

 仕方がないだろ。 小さくなってしまったんだからさ。

 俺から見たら、妻は
とんでもない巨人だ。

 うかつにそこらを歩いていたら、彼女に踏み潰されるからな。

 幸いなことに、妻は俺が小さくなっても、いつものように優しくしてくれる。

 うぅ、なんてイイ女なんだ、結婚してよかった。

 そして・・・、あぁ、彼女の
大きなオッパイは、とても素晴らしい。

 妖精王との約束は守られた。

 もう浮気なんかしない。 俺は彼女だけを見つめて生きていく。

 そして俺は、今も妻の胸の谷間で、楽しい毎日を過ごしているのだった。

 《終わり》

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