《　猫の旅　》

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　私は旅に出た。

　この世界の何処かに、誰もが幸せに暮らせる新天地があると考えたのだ。



　長い旅路の果てに私は理解した。

　新天地など、何処にも存在しない。

　平凡だが幸せだった、あの毎日が私の人生なのだ。

　ようやく分かった・・・私の家こそ、私のいるべき場所だった。

　還ろう・・・私の家へ。



　こうして私は家に帰った。

＠＠＠＠＠

　そして、いつものように趣味の巨大娘マンガを、家で見ているのだった。




　（猫の旅　終わり）

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