《 最後の一葉 》 後編

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 クリスマスの夜、木々の葉はついに最後の一枚になった。

 あの一葉が落ちた時、僕は死ぬのだ。




 おや、誰かが僕の病室を訪ねてきてくれたぞ。

 うわ、なんて
でっかい女なんだ!

 あぁ、今日子ちゃんじゃないか。
そうか、身長4センチの僕から見たら、誰でも巨人に見えるな。

 久しぶりだね、今日子ちゃん、 僕だ、恭平だよ。

 あぁ、今まで面会謝絶だったからね、 僕は。
先生に頼んで、ようやく僕の病室へ来れたって・・・、それは嬉しいよ。

 ははは、それにしても君は本当に大きいね。
見ての通り、僕はこんな小人になってしまったよ。
もう、こんな体じゃあ、何もできない・・・死んだ方がいいよ。

 うわ、何をするんだい、いきなり服を脱いで、

 おぉ、今日子ちゃんの
巨大なおっぱいがまる見えだ!

 え、何だって、「落ち込んでいるみたいだから慰めてあげる」 って? 

 今日子ちゃんはそう言うと、小さな僕を指で摘み上げた。

 次の瞬間に彼女がやったことは、僕の想像もしないことだった。

 彼女は、その
巨大な胸に小さな僕を押しつけたのだ。



「元気だしなさい、病気なんか何よ!」

 彼女の声が雷鳴のように響く。

 僕は暴れたが、
巨大な今日子ちゃんは気にもせずに、僕を胸で揉みしだく。

 僕は今日子ちゃんの
小指のサイズしかないのだ、全く抵抗できない。

「恭平、あなたのことを大切に思っている人が大勢いるのよ、死ぬなんて言わないで!」

 彼女は泣いていた。

「ゴメンよ・・・、今日子ちゃん」

 今日子ちゃんの熱い思いが、僕の中に流れてくる。

 そして、なんということだ、彼女の
巨大な胸の谷間はとても気持ちよかった。

 そう、それは僕にとって最高の
クリスマスプレゼントだった。
そのまま、僕はイってしまった。

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 今日子ちゃんとの関係は今も続いている。

 あれから僕は、何度も今日子ちゃんの胸の谷間で絶頂に達していた。
快感のあまり、もうずっと小さなままでいいと思う時さえある。

 「生きていたい!」 心から、そう願うようになった。

 冬、凍てつくような寒さの中。



 しかし、最後の一枚の葉は、ついに落ちなかった。



 まるで、僕自身が生きるのを願っているように。

 春になり、朗報が舞い込んできた。
帝都大学の鏑木教授が、縮小病に効果のある新薬を発見したらしい。

 希望の光が見えてきた。

 今日子ちゃんは、僕が退院したら、「私といっしょに住もう」 って言ってくれた。

 
巨大な彼女は、ずっと僕の世話をしてくれるつもりらしい。




 僕はまだ生きていられると思う。


 (終わり)





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