《 
お爺さん と おばあさん と 巨大娘 》 

----------------------------------

 昔々、ある村に、お爺さんとおばあさんが住んでいました。

 二人はとても仲がよく、田舎の素朴な生活ですが、幸せに毎日を過ごしていました。

 ある日、村に
巨大娘が現れました。



 
巨大娘は山の向こうに立っているのに、その姿が見えるくらい大きいのです。

 お爺さんとおばあさんは年のせいで、少し耳が遠くなっていました。



 お爺さんは、おばあさんに言いました。

「おばあさんや、あの山の向こうに立っているのは
巨大娘なのかい」

「いいえ違いますよ、お爺さん、山の向こうに立っているのは
巨大娘ですよ」

「おやそうかい、わしゃ、また、
巨大娘かと思ったよ」


 (おしまい)

(寸感) ・・・オチがない。


目次に行く ←戻る めくる→