《 彼女への思い 》


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 僕は・・・彼女が好きなんだ!

 でも、彼女は
巨大な女の子

 雲の上に、美しい体が突き抜けてる!!



 地面で何かを叫んでも、
巨大な彼女に聞こえない。

 僕の思いを伝えることなど不可能だ!!

 だから、僕はこのジェット機に乗ったのさ。

 ・・・あぁ、そうさ。 無茶苦茶だよ。

 実際の飛行訓練は3日間だけ。

 パイロットなんて、名ばかりなんだ。

 マニュアルを読みながら、ぎこちない手で機を飛ばす。



 急降下!!

 急上昇!!

 アクロバット飛行だーーー!!



 危ないのは分かっているよ。

 一つ間違えば、僕はこの機体ごと地面に激突して、砕け散る。

 でも、この情熱を押さえられない。

 
彼女は巨大すぎて、僕の小さな声は聞こえないんだ。

 だから僕にできることと言ったら、

 この青い大空に、
彼女へのメッセージを書くことだけなのさ。



 
神様がいるのなら、一つだけ願いをかなえてほしい。

 
彼女に伝えたい。  僕の思いを。



(終わり)


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