《 民盟書房刊 縮小病秘話 》
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縮小病・・・その名の由来は、文字通り人間が小さくなる病。
現代医学ではその謎が解き明かされていない。
十万人に一人の難病である。
何故か若い男性のみに発症することから、
女性、老人、子供はこの病に免疫を持つと推測される。
潜伏期間はかなり個人差があるらしく、
運の良い男性は感染しても、生涯発病せずにすむ。
しかし、発病した男性は急速に肉体が縮小する。
数ヶ月で身長80〜90センチとほぼ半分の身長になる。
そして最悪の場合はなおも肉体が縮小し、最後には
身長2センチくらい・・・「女性の指に乗れるサイズ」にまで小さくなる。
そうなったら、男は当然一人では生活ができない。
美しく巨大な女性の慈悲にすがって生きるしかない。
小さな男は、女の玩具として残りの人生を過ごすことになるのだ。
縮小病・・・まっこと恐ろしい病である。
(民盟書房刊 縮小病秘話 解説 雷電悟朗)