《 この橋、渡るべからず 》

----------------------------------


 橋があった。

 一歩、足を踏み外せば川に落ちる。
どんな勇敢な男でも渡るのは、かなり勇気がいった。





 しかし、彼女は
山よりも大きな巨人女だったので、



 別に、この「危ない橋」の上を歩く必要はなかった。


(終わり)


目次に行く ←戻る めくる→