《 進め!虹色探検隊 》 巨人の湖を探せ!

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 伝説があった。

 遠い昔、この世界には巨人がいた。ある日、巨人は大地に寝そべった。
そして、その跡が「大きな湖」になったと・・・。

 俺たち「虹色探検隊」は、その
巨人の湖を探すため旅立った。



 その湖は「大の字型の人の姿」をしているらしい。

 長い旅路の末、ついに見つけた!

 おぉ、なんという感動、あれが
「巨人の湖」だ!!

 
なんて、大きいんだ。いくつもの山脈の間にあるぞ。



 両手、両足、胴体、頭・・・間違いない。「大の字型の人の姿」だ!
左わき腹の上に雲が漂っていることからも、その巨大さが理解できる。
頭に「羽飾り」か何かをつけていたようだ。

 でも、どんな巨人だったんだ。

    ▽
  (・人・)
⊂     ⊃  ←こんな体型の男巨人だな。
 |  __  |
 ∪   ∪


 美人の巨人女性ではなかったみたいだ。

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 俺たちは湖の近くにパラシュートで降り、その渓谷を登った。

 そして、ここは
「巨人の足指」の部分だ。



 おぉ、巨人の足指だけでこんなに大きいとは!
みんな、俺の足と比べてみてくれよ! その大きさが分かるだろ。

 そして、なんという体重なのか。 なんという強靭な肉体なのか。

 地面に寝ただけで、この硬い岩盤を数百mもめり込ませるとは、
きっと小惑星のような「凄まじい重さの巨人」だったのだ。

 はるか遠い昔、ここに寝転んだ巨人は何を考えたのだろうか?

 今と同じ青い空を見たのだろうか?

 こんな
大巨人が世界を支配していたと考えたら、
なにか胸がわくわくしてくるではないか。




@@@@@

 こうして「今日の探検」は終わった。

 しかし、俺たちの冒険に終わりはない。 世界に「巨人の神秘」がある限り!



 海を渡り、空を飛び、山を登り、虹色探検隊は今日も行く!


 (終わり)


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