《 お茶どうぞ 》 ( ´・ω・`)_且~~
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夢を見ていた。
夢の中で、社長秘書の柏崎佳美さんがお茶を入れてくれた。
佳美さんは、何故かとても大きく見えた。
身長3mくらいあるのか・・・いや、俺が幼児のように小さくなったのかな?
彼女の胸元がはだけて、ふくよかな胸が見える。
恥ずかしくて俺は、彼女から視線をそらす。
そんな俺に、彼女は優しく微笑んでくれた。
彼女の笑顔は、まるで天使のようだった。
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夢から覚めた俺は考えた。
正夢という言葉がある。
もしかしてあの夢は、将来現実になる予言ではないだろうか。
きっと彼女は毎日、俺のためにお茶を入れてくれるのだ。
そうだ、俺は仕事もできるし、冷静に見て「いい男」だから、
佳美が俺を好きになっても不思議ではない。
あぁ、美人で優しい佳美と俺は、結婚するのだー!!
な、な、なんて素晴らしい。
俺は佳美との間に恋が芽生えるのを期待して待った。
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一週間がたった、 何も起こらない。
一ヶ月がたった。 彼女は俺に声をかけてくれることもなかった。
そんなバカな、佳美は俺にお茶を入れてくれるのではないのか?
仕方がないので、俺は今日も、
家の猫さんとお茶を飲んでいる。
(お茶どうぞ ( ´・ω・`)_且~~ 終わり)