ウルフ : 「おのれー 
巨大女め、よくも僕を湖に落としてくれたな」
狼A : 「気持ちは分からんコトもないが・・・どうするのだ?」

ウルフ : 「すぐに仲間を集めろ、これから巨大女をやっつけに行くぞ!」
狼A : 「え、無茶言うな、あんな大きいのに勝てるわけないやろ」

ウルフ : 「この腰抜けめ、こうなったらお前を喰う!」
狼A : 「うわー、八つ当たりはやめれ!」
狼B : 「とりあえず、落ち着け!」



 もういい、弱虫の仲間なんか、あてにしないよ!

 僕は一狼(ひとり)でもやってやるさ。
狼は誇り高く、そして地上最強の生き物なのだ!!

 矢のように雪原を駆ける、そう、僕は森の戦士、狼!

 こうして僕は群れをはなれ、戦いの旅にでた。



 ・・・とは言うものの、
山よりも大きい女にどうやったら勝てるのか。
ええい、このままでは群れに帰れない、どうすればいいんだ。

 そうだ、確か草原にクマーとかいう怪物がいるらしい。
腹いせにクマーの奴をやっつけてやる。

 そうすれば群れの仲間たちも、僕が勇敢な狼だと見直すだろう!

 山を降りた、地面の雪がなくなった、ここはもう草原だ。
おぉ、あそこにクマーがいる!

 クマーよ、運が悪かったな、お前には何のうらみもないが、
今日の僕は機嫌が悪いのだ! 我が牙の餌食となれ!




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熊 : 「なんじゃい!ワレ、やるんかいゴラァ!」

ウルフ : 「うわ、ちょっと熊さん、ギブ、ギブ」
 
(狼は熊の迫力に驚き、戦わずに敗走した)




ウルフ : 「狼は地上最強の動物である!」

狼A : 「おーい、何やってるんだ、ウルフ」

ウルフ : 「・・・・・・熊さんの迫力に驚いて湖に落ちたの」



狼A : 「いくら狼でも、あまり無理したらあかんで」

ウルフ : 「熊よ、巨大女よ、今日のところは
引き分けにしておいてやる!」


(終わり)


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