《 彼女が車を探す時 》
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山田 : 「なぁ、巨大な彼女は何をやってるんだ?」
佐藤 : 「あぁ、黒い車を探しているんだ」
山田 : 「黒い車・・・そんな物どうすんだ、彼女は車に乗れないだろ」
佐藤 : 「いや、友人とオセロゲームをやっているらしい」
山田 : 「はぁ・・・車でオセロをするのかよ?」
佐藤 : 「正直、この発想は無かったわ」
山田 : 「まぁ、巨大な彼女に小さなオセロ盤は見えないからな」
佐藤 : 「巨人女性なら車くらい指で簡単に摘んでしまえるだろうからな」
山田 : 「でも、この勝負はもう黒の勝ちだろ、残りの部分に白を置いても変わらん」
佐藤 : 「それがどうしても最後までやるんだって、それで黒い車がなくなって探してる」
山田 : 「どうでもいいけど、運転手が乗っている車もあるぞ」
佐藤 : 「この町では、よくある事だから、もう慣れているんだろ」
山田 : 「誰か彼女に文句を言うやつはいないのか?」
佐藤 : 「いる訳ねーだろ」
(終わり)
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