《 決戦 鳥 VS ワニ 》 車の中に隠れるのだ
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ワニ : 「こらぁ!! 鳥! 昨日はよくもやってくれたなワニ」
鳥 : 「おや、ワニさん、こんにちは」
ワニ : 「もうちょっとで、ハンターに撃ち殺されるとこだったワニ」
鳥 : 「ほぉ・・・撃たれたらよかったのに・・・」
ワニ : 「やかましい! お前を喰う!」
鳥 : 「ちょ、ちょっと待ってください、私が悪いのじゃありません、銃を撃った人間が悪いんです」
ワニ : 「言い残すコトはそれだけかワニ!」
鳥 : 「あなたもこの町の近くに住むのなら、あのハンターを始末しておかないと安心できませんよ」
ワニ : 「そ、それはそうだが」
鳥 : 「ハンターをやっつけるいい作戦があるんですよ」
ワニ : 「何、本当かワニ!? 教えろワニ!」
鳥 : 「えぇ、それじゃ、人間の町に行きましょう。私が案内しますよ」
ワニ : 「しかし・・・うまいコト言って、また俺を騙すんじゃないだろうなワニ」
鳥 : 「とんでもありません、私はサギなんですよ、今まで嘘をついたコトは一度もないです」
ワニ : 「そうなのか」
鳥 : 「それでは、ハンターをやっつける作戦を説明しますね」
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(30分後)
ワニ : 「おぉ、なるほど、人間の車の中に隠れるのか、これなら奴も気がつくまい」
鳥 : 「いくらハンターでも車の中にワニがいるとは思いますまい。
油断している所を飛び出して、容赦無くやっつけるのです」
ワニ : 「これで人間に勝ったも同然だワニ」
突然、轟音と共に地面が大きく揺れる。
ズズズウウウウウンン!!!!
ワニ : 「ん? 何だ、あの地響きは?」
鳥 : 「あぁ、そうそう、言い忘れていましたが、この町には悪い巨大女がいるんですよ」
ワニ : 「巨大女・・・?? 何だそれは美味しいのか」
ズズズウウウウウンン!!!!
鳥 : 「巨大女は車を踏み潰すのが趣味ですからね、そんな所にいたら危ないですよ」
ワニ : 「ちょっと待て、コラぁ!!」
鳥 : 「それでは、これで失礼します、さようならあ!」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ここで何の説明もなく、悪い巨大女が出現。
巨大女 : 「あらあら、可愛い車が置いてあるわね、踏み潰してアゲル」
バキバキバキバキ!!
車の中のワニ : 「あべし、ワニーー!!」