身長3mの女性の国(3) みどうれい
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俺は口をぽかんと開けた。
食事をするために、ビルから出てきたのは、ほとんどが女性だったのだ。
年齢は、20歳前くらいから30歳くらいだったが、
そのほぼ全員が、目の覚めるような美人で、背が高くて胸が大きく突き出していた。
中には、佐恵子よりも大柄な女性もいた。
これは・・・、いったいどういうことなのだ・・・? 俺は驚いた。
確かこのオフィス街で働いているのは、ほとんどが男性の筈だったのだが。
俺は不思議そうな顔をしながら、周りを見回した。
すぐ横の道路で、タクシーが客待ちをしていた。
すごくでかい車だ。 通常の2倍くらいの大きさはある。
誰が運転しているのかと思って覗いてみると、可愛い大きな女の子だった。
運転席の横には、チャイルドシートのようなものが取り付けてあった。
その時、佐恵子が、俺の手をきゅっと握った。
「気をつけてくださいね、社長。
悪い女の子達が大勢いますから。」
「悪い女の子・・・??」 俺は彼女を見上げた。
「はい、最近はここらへんも物騒になって、
昼間でも、社長のような殿方を狙って声をかけてくる女の子が、大勢いますわ。
でも、大丈夫です。 社長は、私がお守りしますから。」
彼女は俺を見つめながら、微笑んだ。
「はぁ・・・??」 俺は、佐恵子が何を言っているのかよく分からなかった。
戸惑いながらも、俺は歩き出した。 彼女は、しっかりと俺の手を握っている。
彼女は、本気らしい。 厳しい目で周囲を見回していた。
身長3mの女ボディガードが、俺を守ってくれるのか・・・。
昨晩までは、こんなことになるとは、俺は想像もしなかった。
ふと見ると、すれ違う女性の何人かが、俺の方をじっと見ている。
とても
熱い視線だ。 俺が一人で歩いていたら、きっと声をかけられただろう。
彼女達は皆、俺の手を握っている佐恵子を見て、とても羨ましそうな表情をしている。
佐恵子は、本気で彼女達から俺を守るというのか??
道を歩いている者の90%以上が女性で、男は数える程しかいない。
男はどうしているのか・・・、 自宅で家事でもしているのだろうか?
「男が・・・、少ないね・・・。」 俺は何気なく言った。
「そうですね・・・、社長みたいな魅力的な男性が、もっと大勢いたらいいのですけど。」
佐恵子が、とても悲しそうに言う。
彼女に魅力的だと言われて、俺は少し嬉しくなる。
理由は分からなかったが、どうやら、
この世界は男性が極端に少ないらしい。
俺は、道行く女の子達の熱い視線を感じながら、食事をするためホテルに入った。
ホテルのロビーには、大きな水槽があり熱帯魚が飼われていた。
何気なくそれ見ると、大きな熱帯魚が優雅に泳いでいる。
その大きな熱帯魚は何匹も、自分の半分くらいの小さな魚に寄り添うように泳いでいる。
大きいのがメスで、小さい魚がオスなのは、俺にも容易に想像できた。
ホテルの最上階のレストランは、少し値段が高いのだが、この時間ほぼ満席に近かった。
幸い、景色がよく見える窓際の席が空いていた。
このレストランのテーブルは、全て女性用の2倍サイズだったので、
俺は「男性用に作られた少し高いめの椅子」に座らねばならなかった。
それは、ファミリーレストランによくある「幼児用の椅子」のようだった。
俺は、なんとなく恥ずかしい気分で、その椅子によじ登ろうとしたら、
すぐに佐恵子が後ろに回り、俺の身体を持ち上げて、椅子に座らせてくれた。
その椅子に座ったおかげで、俺は、高いテーブルの上に顔を出せた。
俺は彼女に礼を言いながらも、この世界で生きていくには、
彼女の助けが必要ではないかと、真剣に考えたりしていた。
ここでも客は、女性がほとんどだ。
彼女達は、熱い視線で俺を見ているが、俺は気にしなかった。
俺は、もう佐恵子に夢中になっていた。
正直な話、佐恵子は俺にとって、あまりにも魅力的すぎた。
こんな
美人と、いっしょにいられるだけでも嬉しい。
幸いにして、俺のパソコンソフトが売れまくったため、俺の懐は暖かい。
俺は彼女に「なんでも好きな物」を注文するように言った。
大きくて力強い佐恵子と比べて、俺はいいとこ無しだったので、
せめて、気前がいいところを見せて、彼女に喜んでほしかったのかもしれない。
彼女は素直に礼をいい、ランチを注文した。 それは女性用と男性用があった。
ランチは、美人ウェイトレスの手により、すぐに運ばれてきた。
俺は女性用のランチの皿が、
ものすごくでかいのに驚いた。
驚いたことに、女性用は男性用の
20倍くらいの量がある。
俺は呆れた。 いくら彼女が身長3mでも、きっと、こんなには食べられない。
しかし、佐恵子は平気な顔をして食べ始めた。
俺は彼女と「思い出話」をしながら、食事をした。
驚いたことに、彼女はもの凄い量の食事をぺろりと食べてしまった。 すごい食欲だ。
まぁ、この巨体を維持するには、たくさん食べねばならないだろう。
たくさん食べる佐恵子も、魅力的だった。
不思議なことに、食事を終えた佐恵子の胸は、また一段と大きくなったように見えた。
まるで今食べたものが、みんなお腹で吸収され、おっぱいの肉になったようだった。
そんな馬鹿なことがある筈はない・・・。 俺は苦笑いをした。
しかし、どう見ても、
彼女の胸は大きくなっている。
俺は彼女の大きな胸から、目を離すことができなかった。
食事を終えた彼女は、俺がじっと彼女を見つめているのに、気がつくと微笑んだ。
彼女は、そっと手を伸ばし、俺の手を握った。
俺の手から、快感が全身に走る。
俺は、もう
彼女の魅力にメロメロだった。 俺は荒い息をしていた。
しばらく俺の様子を見ていた佐恵子は、俺にこう言った。
「社長、お顔の色が優れませんわ。 やはり熱がおありのようですわ。」
「い、いや、大丈夫だよ・・・。」 俺は言う。
「いいえ、今日はもうお帰りになられた方がいいですわ。
私が、社長の家まで、ごいっしょいたします。」 彼女は意味ありげに言う。
佐恵子は何を考えているのだろうか・・・。 彼女はやけに強引だった。
だが俺は彼女には、逆らえないような気がしていた。
「そ、そうだな、やはり熱があるみたいだ・・・。 今日は早帰りをさせてもらうよ。」
俺はそう言う。 明らかに俺は、いつもの俺ではなかった。
それから、俺は携帯で多田山に連絡し「体調が悪いので
家に帰る、後を頼む。」と告げる。
仕事が山積みの筈だ。きっと怒るだろうなと思っていたら、意外にも、
多田山は、やけに嬉しそうな声で「お任せください」 と返事をする。
こいつを雇ってよかったな、 俺は心底そう思った。
佐恵子は立ち上がり、俺の後ろに来て俺を抱きかかえ、椅子から降ろしてくれた。
俺は一人で降りられたが、
彼女に持ち上げられるのが心地よかったので、
彼女のされるがままにした。
俺はレジに行き、食事代を払った。
彼女は自分の食べた分を自分で払うと言ったが、俺が全額支払った。
彼女がたくさん食べたので、すごい金額かと思ったら、そうでもなかった。
この国では、食費はかなり安いらしい。 政府がしっかりしているのかもしれない。
そう言えば、ホテルのロビーの熱帯魚はすごく大きかった。
道路に植えてある街路樹も、いつもの2倍の大きさがあった。
この世界では、きっと牛や魚や野菜も大きいので、食べる食料に困らないのだろう。
佐恵子は俺に、昼食をごちそうになった礼をいい、車で俺の家まで送ると言った。
どうやら、彼女は車でここまで来たらしい。
俺は素直に彼女の言う通りにした。
俺は、彼女の後を歩いた。 俺は、彼女の巨大な尻を見つめていた。
彼女が大きいので、俺が後ろになると、どうしても俺は彼女のヒップを見つめてしまう。
俺たちはしばらく歩いて、彼女の車が置いてある駐車場に着いた。
それは、身長3mの彼女にふさわしく、
大きな自動車だった。
彼女達サイズに特別に企画されたものなのか、それは俺の知らない車種だった。
佐恵子が助手席を開けると、そこには、チャイルドシートのようなものが取り付けてある。
それは、俺のいた世界では、幼児が座るために使用されていたが、
この大きな車に備え付けられたそれは、身長170cmの俺が座ることができる大きさだった。
俺はまるで子供のように、彼女に抱きかかえられ、チャイルドシートに座らされた。
それから彼女は、俺の身体をシートベルトで固定する。
「ちょっと、なに・・・これ?」 驚いた俺は、彼女に聞く。
「安全ベルトですわ。 最近交通規則がうるさいですので・・・。」 彼女は微笑んだ。
こんな大きな車の座席では、俺の身体は小さすぎるので、万が一の事故を考えれば、
こうして身体を固定した方がいいのらしい。
俺は恥ずかしかったが、佐恵子は俺のことを思って、そうしてくれたようだ。
俺はおとなしく、彼女にされるままにした。
それから彼女は運転席に乗り込み、俺の家の場所を聞いてから、車を発進させた。
俺は、まるっきり子供扱いだったが、何故か俺はそれがとても心地よかった。
巨大な佐恵子が、俺のことを心配して気を配ってくれる・・・、
俺はこの時間がずっと続いてくれることを願った。
俺は、運転席の佐恵子を見つめた。
気のせいか、
彼女の身体は、さっきより大きくなっているように見えた。
俺はぼうっとなりながら、彼女の巨大な身体を見つめた。
車の中に、彼女の甘い香りが漂う。
「社長・・・、今日は、私を秘書に採用してくださって、本当に有難うございます。」
彼女は俺にそう言った。 彼女の声は、とても感謝しているようだった。
俺は何と言っていいのか、分からなかった。
こんなにも大きくて魅力的な彼女が、喜んでくれる・・・。
俺はその時「
生まれてきて、よかった」と思った。
それから俺たちは、また学生時代の思い出話をした。
彼女はハンドルを握り運転しながら、俺の方に空いている手を伸ばした。
俺は驚いた。
彼女の手が、俺の太ももを愛撫しているのに、気が付いたからだ。
俺は身体を動かそうとしたが、シートベルトが邪魔で、動きにくかった。
彼女の大きな手が俺の太ももをいじる・・・。
「あ、ああ・・・。」 俺は彼女の大きな手を感じ、女の子のような喘ぎ声を上げる。
俺の全身に、えもしれない快感が走る・・・。
俺のジュニアは再び大きくなってくる。 俺は息を荒くしていた。
俺の太ももは、一番感じやすいところだという訳ではなかったが、
それでも彼女の大きくて力強い手を感じ、俺はもの凄く興奮していた。
その時、佐恵子は、何処かの駐車場に車を止めた。
「社長・・・、大丈夫ですか? お顔の色が優れませんわ。 それに息も荒い・・・。」
佐恵子は心配そうに、俺の顔を見つめる。
だが、彼女は相変わらず、大きな手で
俺の太ももを愛撫している。
俺の息が荒いのは、彼女が俺に触っているからだった。
だが、俺は気持ちいいので、抗議することなどできない。
「あ、ああ・・・、大丈夫だ・・・、少し休めば楽になるさ。」
佐恵子の目がきらりと光った。
「そうですわね、社長・・・、それじゃ、
ここで少し休んで行きましょう。」
彼女は勝手に話を決めると、運転席から降りた。
彼女はすぐに助手席のドアを開け、驚く俺に微笑みながら、
シートベルトを外し、俺をチャイルドシートから、軽々と抱き上げた。
俺を子供のように抱きしめたまま、佐恵子は歩き出した。
何処に行くのかと思って、よく見ると、なんとそこは
ラブホテル前の駐車場だった。
「ちょ、ちょっと、佐恵子くん!!
何処行くの!!」 俺は慌てた。
真昼間から、社長と秘書がラブホテルに入るとは・・・、
俺は、どうしたらいいのか分からなかった。
だが、佐恵子は、俺の言葉を気にするでもなくホテルに入った。
どうやら、彼女は最初からこうするつもりだったらしい。
彼女は俺を見つめて、微笑んでいた。
ふと、俺は何故、自分が慌てているのかを、考えてみた。
こんなに魅力的な佐恵子と、ホテルに入る・・・。 巨大な彼女と・・・
えっちができる・・・。
ものすごい幸運ではないか!! 俺は、自分の運命に逆らわないことにした。
ホテルのフロントは、係員の顔が見えず、手だけが見える設計だった。
顔を見られるのを嫌う客に、配慮したのだろう。
もう
完全に開き直ることにした俺は、大きな彼女に抱きかかえられたまま、
顔の見えないフロント担当の従業員に、金を支払い、一番豪華な部屋を注文した。
エレベーターに乗った彼女は、
熱い視線で俺を見ながら言った。
「ご気分は、いかがですか・・・、社長。」
「あ、あぁ、とても・・・気分がいいよ。」 俺はとろんとした目で言った。
実際、巨大な彼女に抱かかえられるのは、心地よかった。
「そうですか、それじゃあ、今からもっと気持ちよくしてさしあげますわ。」
彼女は意味ありげに、微笑んだ。
佐恵子の言葉に、俺の背筋はぞくぞくする。
彼女は、今から俺にどんな事をしてくれるのだろうか??
俺達は指定された部屋に入り、靴を脱いだ。
そこは、とても豪華な部屋だった。 俺はこの部屋が気に入った。
巨大な彼女の姿態が、壁の一部と天井にはめこまれた鏡に写る・・・。
それは妙に
エロティックな光景だった。
今、俺はこの部屋で、巨大な彼女と二人きりになった。
彼女は微笑みながら、俺を床に降ろしてくれた。
俺は靴を脱ぎ、床の上に自分の足で立った。
俺は、彼女がジャケットを脱ぐのを、ぼんやりと見つめていた。
佐恵子は、本当に
美しくて巨大だった。
いつものように、彼女の太ももが、俺の前に来る・・・。
彼女のミニスカートは、俺の頭のずっと上だ。
あれ・・・?俺は奇妙なことに気が付いた。
今朝、佐恵子が俺のオフィスに入ってきた時、俺は彼女の身長を目測した。
彼女の身長はだいたい3m30cm、長い足は160cm近くもありそうだった。
20センチのハイヒールを履いていたので、彼女の股下は高さ180センチ、
彼女は、身長170cmの俺を簡単に跨ぐことができた。
だが、今の彼女はハイヒールを脱いだにも関わらず、スカートは、さっきより高い位置にある。
間違いなく、彼女の股間は、俺の身長より30cmも上にあった。
股下が・・・、2m以上もある???
そう言えば、彼女の太ももは、明らかにさっきよりも太い。
彼女は大きくなっている!! 俺は驚いた。
「さ、佐恵子、君は・・・、身長何cmなんだ?」 俺は尋ねた。
突然の質問に彼女は驚いたようだったが、すぐに返事をしてくれた。
「身長ですか・・・、
私は今、身長4m23cm。 体重は・・・ヒ・ミ・ツです。」
俺は驚いた。 いつのまにか、彼女は1mも背が高くなっている。
今の彼女は、俺の2.5倍もの身長がある。
彼女は無邪気に「スリーサイズも聞きたいですか?」とか言っていたが、
俺はそれどころではなかった。
「佐恵子・・・くん、 君、朝より、背が高くなって・・・??」
俺は、巨大な彼女を見上げながら言った。
俺の驚きをよそに、彼女はあっさりと答えた。
「あら、これくらいの身長は、普通ですわ・・・、
だって
日本は身長4mの女性の国なんですもの!!」
俺は、あいた口がふさがらなかった。
そんな・・・、さっきまで
身長3mの国だったのに・・・、
俺は、ぽかんと口を開けたまま、彼女の巨体を見つめていた。