《 未知の小惑星に不時着 》

               画像 そりおさん
               文 みどうれい

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西暦2070年、宇宙に進出した人類は繁栄を謳歌していた。

植民地惑星から運ばれる大量の鉱物資源とエネルギーが、人類の生活をより豊かにしていたのだ。

しかし、そんな時代でも事故は起こる。

宇宙船アーク7号は
未知の小惑星に不時着していた。 
宇宙での突然の事故により、宇宙航行が不可能になったのだ。




隊長 「諸君、状況を再確認しよう。 
我々の乗った宇宙船アーク7号は、突然の事故により航行不能となり、
この未知の小惑星に不時着した。 幸い司令部と連絡がとれて、3ヵ月後には救助が来る」

部下A 「それまで我々はこの小惑星で暮らすしかないのですね」

隊長 「最大の問題は
飲料水だ。 
食料は非常食があるが、水タンクが事故で破損したので、我々の飲む水が無い。 
救助が来るまでの3ヵ月間、この小惑星で水資源を見つけて生きのびるしかない」

科学者 「隊長、この小惑星の分析が完了しました」

隊長 「ご苦労だった、それで結果はどうなのだ?」

科学者 「はい、間違いなく、この小惑星には大量の水資源が存在します。それだけではありません、
酸素と重力も存在し、危険な宇宙線もありません、この小惑星は人類の居住も可能です」

隊長 「それは素晴らしい! 水資源の位置は分かるのか?」

科学者 「かなり遠いですが、この先の
黒い宇宙植物の大木の密林の中に、
大きな洞窟が存在します。水資源はそこから湧き出ています」

隊長 「よし、宇宙船アーク7号は壊れて動けないので、我々はこの小惑星に降りて、
徒歩でここを探検し、黒いジャングルの中にある洞窟から飲み水を採取するのだ」

隊長は副長を宇宙船に残し、自ら調査隊を率いて小惑星に降りる。

酸素と重力があって呼吸できる環境なので、調査隊員たちは宇宙服を着ていない。 
大量の飲み水を確保しなければならないので、重い宇宙服など着ていられないのだ。 
彼らは地球の山を探査するような普通の服装で探検に行く。
彼らが小惑星に降り立った時に奇妙な音が聞えた。
ここは酸素があるので、人の声も普通に聞こえる。

『いや〜ん、くすぐったい』

隊長 「あれ、今の音は何だ? 女の子の声みたいだったけど?」

科学者 「ただの雷鳴でしょう、調査に行きましょう」

水のある洞窟へ行くには、巨大な2つの山を乗り越える必要があった。

部下A 「あの・・・何だか、あの山、おかしくないですか?」

科学者 「あの山の何が変なのだ?」

部下A 「前方に見える2つの山は、私にはどう見ても(裸の女の子のオッパイ)にしか見えないんのですが」

隊員たちは改めて山を見る。 彼らの前に巨大な2つの山が存在する。 

その山は誰がどう見ても巨大なオッパイであった。

隊長 「ええい! 自然の悪戯だ、偶然、女の子のオッパイに見える山があっても不思議ではない」

部下B 「何かイヤな予感がしてきました・・・」

隊長 「水が必要なのだ。 このまま水の湧き出ている洞窟に進むぞ」

さらに前進する隊員たち。 前方にあった巨大な肌色の山を登る。 
あまりにも巨大な山を登るのに1時間もかかった。 しかし、彼らはようやく山頂にたどり着いた。

その山の頂上には、薄ピンク色の大きな突起が存在した。

部下A 「あの・・・何だか、あの突起は、おかしくないですか?」

科学者 「あれの何が変なのだ?」

部下A 「私にはどう見ても(女の子の乳首)にしか見えないのですが」

隊員たちは改めて山頂の突起を見る。  

その山は誰がどう見ても巨大な乳首であった。

隊長 「ええい! 自然の悪戯だ、偶然、女の子の乳首に見える山があっても不思議ではない」

部下A 「それにしても濃密な匂いがしますね、なんと言うか女の子の匂いみたいな?」

部下B 「あの乳首みたいな突起から匂いがします。ちょっと、行って確認しますね」

部下A 「大きな突起ですね。 何だかHな気分になってきました。 ちょっとここを押してみます。 
おぉ、巨大乳首みたいな突起から白い液体が噴出してきた。 ミルクみたいで美味しそうです。ちょっと飲んでみますね、ゴクゴク」

部下B  「俺も飲んでみよう、ゴクゴク」

部下A 「ゴクゴク。 ぷはー、なんて美味い!!」

部下B 「ゴクゴク、うわ、これはいけるぅ!」

隊長 「あ、こら、調査もせずに小惑星の水資源を飲む奴がいるか!」

科学者 「いえ、隊長、分析によればこの白い液体は飲料が可能です。 
それだけではありません、ビタミン、ミネラル、タンパク質も豊富で、この水を飲むだけで食料無しでも人は生きていけます。 
まさに完全食品です!」

隊長 「すばらしい、これで我らは、救助隊が来るまで生き残る事ができる!」

部下A 「それでは、さらなる調査のため、この薄ピンク色の巨大な突起物を押してみます」

『 いや〜ん、そこは私の乳首よ〜』

隊長 「ん?何だ? 今度こそ女の子の声に聞こえたけど」

科学者 「私にも聞こえました、どうなってるのでしょうか?」

部下A 「隊長!もっと周辺を調査しましょう」

『ああん、小人たちの足が私の乳輪を踏んで、乳首にイタズラして、
私の乳ミルクを飲んでいるぅ、 あははは、なんだか気持ちイイ』


隊長 「おい! 何だあの声は?」

科学者 「声は山の向こうから聞こえたように思います!?」

隊長 「宇宙船に残っている副長に連絡しろ、この小惑星を調べさせるんだ」
その時、大きく地面が揺れる。

隊長 「うわ、地震なのか?」

科学者 「これはまずいですね」

隊長 「こちら隊長だ、副長! とにかく山を調べてくれ!」

副長 (こちらアーク7号の副長です。 隊長、二つの山の頂上にあるピンク色の突起が大きくなってます・・・
何か、変です。 まるで巨大な女の子の乳首が勃起しているような??)

隊長 「うぬぬぬ、巨大な娘の乳首だとおお!? 何かがおかしい、我々は事実を知らなければならない。 
我々が登ったのは右の山だ。 我々がいない左の乳首みたいな山をミサイル攻撃してくれ! それで真実が分かる」

副長 (了解しました!宇宙船は壊れましたがミサイルの発射は可能です。 攻撃開始! ミサイルを発射します)

ズバババッ! ズバババババーン!

『あああああ〜いいわああ、感じるうう。 
小人たちが私の乳首にミサイル攻撃をしているううう!!』

隊長 「な、なんだ声が大きくなったぞ?」

科学者 「たいへんです、乳首みたいな巨大突起からの白い液体の水量が増加しています!」

部下A 「うぅ、なんだかもっと、このミルクみたいな水が飲みたくなってきた。 飲みます、ゴクゴク」

部下B 「うぅ、僕も飲みたいです。 ゴクゴク」

再び大きな地震、隊員たちは立っているのも不可能になる。

部下A 「た、隊長、立っていられません! このままでは2つの山の谷間に落ちてし まいます」

隊長 「待っていろ、今、助けに行く!」

『あああん、そこよ、いいわああ〜』

部下A 「た、隊長!だ、ダメです! 谷間に落ちます。ウワーーー! 助けて」

部下B 「今助けに行くぞ! ウワーー! 助けて」

『あああん、私の胸の谷間が小人さん2人を飲み込んじゃったぁ!もう我慢できないわ』

副長 (た、隊長、大変です! 巨大な手が伸びてきて、アーク7号が捕まってしまいました! 
どうやらこの小惑星は岩の塊ではなく、
巨大な女の子だったようです!)

隊長 「何だと! 2つの山だと思っていたのは巨大娘のオッパイで、その山頂にある巨大な突起物は乳首で、
そこから湧き出る白い液体は
乳ミルクだったのか!!」

科学者 「まさに宇宙の神秘です!」」

隊長 「おぉ、巨大な手が天空から降りてきた! 我々のアーク7号が巨大な2本の指に囚われている。 
うわ、そのままアーク7号が巨乳の谷間に挿入された!」

副長 (助けてください! 隊長!!)

部下A・B 「助けてください! 隊長!!」

ズブズブズブ! グシャ!

巨大娘の巨乳の谷間に飲み込まれる宇宙船アーク7号!

隊長 「何という事だ。この小惑星の正体は宇宙巨大娘だったのかぁ!」

『うふふ、エッチな小人さん達に、お仕置きよ』

隊長 「うわー我々も巨乳の谷間に飲み込まれるぅ!」

科学者 「タスケテえええ!」

『ああああああん、気持ちイイ! 小人さん達、今から、私のオッパイの谷間で遊んであげるわ〜!』



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宇宙船アーク7号と隊員たちが地球に帰る事は、二度となかった。

しかし、人類は宇宙の探査を諦めない。 次の宇宙船が小惑星の調査に行くのであった。



(終わり)


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