《 ヒット商品の秘密 》

                         文章 しゅりりんさん
                         コラージュ みどうれい

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第一章

 ここはとある中堅商社の健康食品部門の研究所。日野静音(ひのしおん)は派遣社員として半年前からここで働いてた。彼女は大学を卒業したものの、なかなか納得のいくような就職先が決まらず、24歳になった今も派遣社員をしながらワンルームマンションで一人暮らしをしていた。

 彼女は総務部に所属していたが、仕事の内容は「雑用」そのものだった。特定の仕事と言うよりは、研究用の資材の調達から給与計算の手伝いまで、便利屋みたいなことをやらされていた。おとなしい性格で手先も器用であったことから、色々な部署で重宝されていたのだった。

 彼女は一仕事終わると、総務部のある建物とは別にある実験棟に向かっていた。この会社では健康食品の開発がさかんに行われていて、今まで数多くのヒット商品を生み出してきた。その開発の現場がこの実験棟なのである。

 仕事が終わったら来るようにと第三研究室の室長から呼ばれていたのだった。室長の名前は立花美緒(たちばなみお)。有名な国立大の農学部でバイオテクノロジーを研究し、大学を主席で卒業し、この会社に就職していた。30歳の若さで室長を任せられた才女だった。地方の短大出身の静音にとってはあこがれの存在だった。

 立花室長から呼ばれたのはこれが初めてではなかった。今までも何回も呼ばれ、色々な雑用を頼まれていた。2週間前も、開発中の健康食品を試すためにその実験台となる人間を連れてくるように頼まれた。どのような効能がある健康食品かは聞かされていなかった。ただ、何せ人体に対する安全性が保証されていないものを試すのであるから、その人選には苦労した。考えた末に静音が目をつけたのは秋葉原のネットカフェ難民だった。早速夜の秋葉原の裏通りに行くと、店頭のゴミを漁る男性を見つけた。ゴミとして出された古いフィギュアや、コレクターが喜びそうなグッズを拾い集め、それを売って生活していたのだった。彼がネットカフェに入ろうとしたところをスカウトした。

 彼は喜んで実験台のバイトを引き受けてくれた。彼の名前は吉村仁史(よしむらひとし)。高校を卒業後に東京に出てきたが、定職につかずに親からの仕送りも止められ、27歳になった今も秋葉原のネットカフェに住み着き、その日暮らしをしていた。貯金もなく、いつも腹を空かしていた彼にとって、この実験台のバイトは目が眩むほどの報酬だった。生命の関わることがあっても会社側に法的責任を問わない誓約書にも快くサインをしてくれた。

 静音は吉村を自分の車に乗せ、早速第三研究室に向かった。彼は静音より年上であったが、身長は160cmもないくらいの小柄で、顔も年の割には幼さを残す童顔の持ち主だった。静音から見ると仕草もおどおどしたような素振りで、何となく可愛らしく見えた。仕事とはいえ、そんな彼を実験台として送り届けることに少しだけ後ろめたさを感じていた。

 そんな2週間前のことを思い出しながら薄暗い廊下を歩いていると、やがて第三研究室の室長室の前に着いた。


第二章


「立花室長、日野です」

 彼女は室長の室のドアを軽くノックした。

「あっ、お疲れさん…入っていいわよ」

「失礼します」

 ドアを開けると、部屋の奥に立花が立っていた。

「日野さん、早速だけどお願いがあるの。そこのソファに座ってちょっと待っててね」

 静音は入り口近くにある古びたソファに座ると、部屋を見回してみた。本棚にはたくさんの専門書が並べられており、床にもたくさんの本や書類が幾重にも積み上げられていた。すべて立花の研究に関連したものだと想像できたが、静音には一生読まないような難しそうな本ばかりだった。

 しばらくすると、立花が部屋の奥から白いプラスチック製の小さな箱を持ってきた。立花は少し困った表情を浮かべながら話し始めた。

「ねぇ、日野さん。あなたを見込んでちょっとお願いがあるの。この前、実験台になってくれる人を連れてきてくれたわよね」

「はい、たしか吉村さん…って名前でしたよね?」

「そう、その吉村さんなんだけど…」

「吉村さんがどうかしたんですか?」

「うん…。あの実験で使った健康食品は、実は短期間で痩せる作用が期待された成分が入ったものだったの」

「へぇ、それはすごいですね。製品化されたらきっと大ヒットですよ。私も使ってみたいです」

「それは無理だわ。この成分は男性にしかないホルモンに作用するものなのよ」

「そうですか…男性にしか効果が出ないのですね。それは残念ですねぇ。で、吉村さんは痩せたのですか?」

「それが…」

「どうしたんですか?室長、顔色がお悪いですよ」

「日野さん、驚かないでね。これは私と日野さんだけの秘密よ」

 立花は例の白いプラスチック製の箱をテーブルの上に置くと、中からティッシュペーパーに包まれた何か小さなもの取り出してテーブルの上にそっと置いた。

「日野さん、ちょっと中を見て」

 立花に言われるがままに静音はそれを手に取ってみた。小さなお菓子でも入っているのだろうか、重さもほとんど感じない。手のひらの上に置くと、そっとティッシュペーパーを開いてみた。

「これは人形…ですか?かわいい…」

ガーゼの中には、ほんの2cm程度の「小さな物」が横たわっていた。人間のような形をしていた。

「それは人形ではないわ。人間よ。ついこの前まで私たちの同じ大きさだった…」

「えっ…!に、人間?」

 静音は信じられない様子で立花の顔を見ていた。立花は黙って小さく頷いた。その小さな人間は腰にガーゼの切れ端が巻かれただけの裸の状態だった。指先で触ると柔らかく、体温を感じた。死んではいないようだったが、眠っているのかピクリとも動かなかった。

 静音は驚きのあまりしばらく声を出すことも出来なくなっていた。顔を近づけてみるとあることに気づいた。

「も、もしかして、これって吉村…さん…」

 見覚えのある顔だった。彼女が秋葉原からつれてきた男性…そう、吉村仁史であった。元々小柄で彼女より背が低かったが、今、彼女の手の小指よりずっと小さい姿となって手のひらの上に乗っているのだ。静音は自分の手が小刻みに震えているのがわかったが、止めることができなかった。

「そうよ。この前あなたに連れてきてもらった人よ。例の健康食品を試すために食べてもらったんだけど、2時間くらい経ってから、急に体が小さくなり始めちゃったの。6時間くらいで縮小は止まったわ。だけど、見ての通り小さなこびとになってしまったの」

「どうしてこんな姿に…かわいそう…」

「残念だけど、きっと副作用だと思うの」

「副作用?例の健康食品の?でもこれってやばくないですか?外部に漏れたら大変な騒ぎになるような気がしますが…」

「そうなのよ。一応命にかかわることが起こってもいいように誓約書にはサインしてもらってるから法的な問題はクリアしてると思うけど、もしマスコミなんかに知れたらやっかいなことになるわね」

「立花室長、これからどうするんですか?」

「うん、今日来てもらったのはそこなの。実は日野さんに手伝ってもらいたいことがあるの」

立花は両手を顔の前で合わせて拝むように日野に頭を下げた。

「立花室長のためならもちろん手伝いますけど…私、どうしたらいいんですか?」

「ありがとう、日野さん。もしよかったら吉村さんをしばらく預かってほしいの」

「私が…ですか?」

「そうよ。今、私は吉村さんが元の体に戻れる薬を作るため、急いで研究をしているの。だけど、吉村さんをこのまま研究室に置いていたらいずれは誰かに見つかってしまうわ。幸い、この件を知っているのは私とあなただけ。だから、元に戻る方法が見つかるまで、あなたに吉村さんを預かっていてほしいの」

「わ、わかりました。でも私で大丈夫でしょうか。吉村さん、ずっと動かないようですけど…」

「大丈夫よ。今は熟睡しているけど、普段はちゃんと起きているのよ。ただし、吉村さんは記憶がなくなってしまったみたい。自分の名前や年齢はもちろん、自分が人間だってこともわかってないの。話すこともできないのよ」

「それってどういうことですか?」

「どうも体が縮小して脳の機能が低下しているみたいなの。体を動かす運動機能や痛みを感じる感覚機能は正常だけど、思考や記憶、そして感情などの回路だけが止まっているのね。きっと自分が私たちと同じ人間だってこともわかっていないと思うわ。これは小さくなって激変した環境で生きていくための自然の反応かもね。まぁ、その方がこっちとしては好都合だけど…。だって本人が怒って逃げ出したり他の人に連絡しようとしたら面倒でしょう?もちろん元の大きさに戻ったら脳の機能も元に戻るでしょうけどね」

「…でもそれでは吉村さんとコミュニケーションが取れないですよね」

「うん、それは私も心配したわ。でも実際に世話してみると別に不自由はしないわ。つまり、その何ていうか、まるでペットの小動物みたいなの。手に乗せると無邪気に手のひらの上で遊ぶし、床に置くと私の足の指にじゃれてくるのよ。だって彼から見た私達って、とんでもない大きさでしょう?だから小動物が身を守るための自然に順応しているみたい。巨大な人間にかわいがられることが生き延びるために最善の選択だもの。だから、日野さんも人間の世話をするというよりも、小動物を飼うような感覚で接した方がうまくいくわ」

「そうですか。ちょっと安心しました。なんだか本当に小さなペットみたいですねぇ。これなら私にも飼えそう…じゃなかったお世話できそうですね」


「ありがとう、日野さん。それじゃ宜しく頼むわね。私もこの問題が早く解決するように頑張るから」

「わかりました。吉村さんのことは私に任せてください。室長は吉村さんが一刻も早く元に戻れるように研究を続けてください」

「わかったわ」

 静音は手のひらの上の吉村を白いプラスチック製の箱にそっと入れ、大事そうに抱えて研究室を出ていった。

 自分の車の助手席に箱を置くと、帰宅の途についた。運転しながら彼女は少なからず吉村に対して申し訳ない気持ちを感じていた。もしあの時私が彼を誘わなければ、こんなことにはならなかったはずだから…。しかし、そのような後ろめたさも、彼と接するごとに忘却の彼方へと消えることとなった。


第三章


 静音は自宅のマンションに帰ると、早速箱を机の上に置き、そっとフタを開けてみた。吉村はすでに目が覚めていたようで、四つんばいになって彼女を不安そうに見上げていた。

「吉村さん、起きてたのね。ごめんなさい。私のことわかる?秋葉原であなたを誘った日野よ」

 しかし、立花室長が言っていた通り、彼女の言葉が理解できないのか、彼はきょとんとした表情で見上げるだけだった。静音は箱の中にそっと手を入れてみた。すると彼は人差し指に近づき、体をすり寄せてきたのだった。静音はその微笑ましい姿にすっかり安心していた。やはり人間としての記憶は全く残っていないようだ。

 手のひらを上にして箱の底に置くと、彼は自ら彼女の手のひらに乗ってきた。彼女はそのままゆっくり顔の前まで持ち上げた。

「かわいい…」

無意識のうちに静音の口から漏れた。指でそっと吉村の頭を撫でてみた。それはペットショップで買ってきたばかりのハムスターを手に乗せ喜ぶ女の子の姿そのものであった。

「あなたは今日からここで暮らすのよ。わかる?」

静音は笑顔で話しかけてみたが吉村はやはり人間の言葉を理解できていないようだった。彼は膝をつき、再び彼女の指に体をすり寄せ、彼女を見上げていた。まるで飼ってくださいと言わんばかりだった。

「うふっ、指にじゃれてる…」

静音は唇を吉村に近づけると、そっとキスをした。彼はよろけて手のひらの上で尻餅をついてしまった。

「あっ、ご、ごめんね」

彼女はほんの軽く唇で触れたつもりだったが、簡単に倒れてしまう吉村の姿に、改めて両者の今置かれた立場の圧倒的な違いを実感していた。



「ちょっと、ここで待っててね」

 彼女は吉村を机の上に置くと、普段着に着替え始めた。着替え中も吉村のかわいい姿を見つめていた。上着を脱ぎブラとパンティの姿になったとき、静音はふと自分の姿に気づいた。

「キャッ…」

 静音は慌てて脱いだ上着を拾い上げ、胸にあてた。机の上のこびとが人間の男であることを急に思い出したのだった。今更ながら彼女はの顔は真っ赤になっていた。しかし、吉村は慌てる静音が拾い上げた上着が巻き起こした突風に煽られ、机の上を転がっていた。そしておびえた表情で彼女を見上げていた。

「そ、そっかぁ…何も恥ずかしがることなんかなかったんだ。記憶も無いはずだし。今、君は静音の小さなペット…。ペットに見られないように着替える人なんていないよね」

 静音は、人間としての記憶のない小さな吉村に、自分の裸を見られても別にどうってことないことに気がづいたのだった。研究室にいたときまでは「小さくなった人間」であった吉村は、今や「静音の小さなペット」に変わってしまっていたのだ。

 静音は拾い上げた上着を再び床に捨てると、普通に帰宅して着替える時と同じようにブラはずし、パンティだけの姿になってリラックスしていた。机の上でおびえるこびとを見下ろすと、微笑みながら彼をつまみ上げ、優しい声で話しかけた。

「ごめんね。驚いた?何も怖がることはないのよ」

 彼女は自分の胸元に彼をあてがい、優しく抱擁した。胸元から、こびとが笑顔で見上げていた。秋葉原で勧誘した時以来、彼が静音に初めて見せた笑顔だった。

「嬉しいの?」

 吉村は小さな頬を彼女の胸に密着させていた。赤ちゃんのように自分の素肌にすり寄せられることは静音にとって気恥ずかしかったが、それよりも小さくて弱い生き物を守ってあげたいという気分の方が強くなっていた。女性としての母性本能からであろうか、彼女は胸元から右の乳房のスラロームに沿って彼を白い乳肉に押さえつけながらゆっくりと滑らせていた。女性が赤ちゃんに対して普通にするように、柔らかな乳房を、小さなこびとの安らぎの場として自ら提供してあげたのだった。

 彼女は右の乳房を彼ごと手で押さえたまま自分のベッドに向かい、ゆっくりと仰向けになった。手をそっと乳房から離してみると、彼女の乳輪にこびりつくように彼がうつ伏せになって張り付いていた。静音は周りの女の子より胸は大きい方で、ブラはDカップを使っていた。それ故に、2cmしかない吉村は本当に小さく見えた。まるで女の子の乳房に飾られたワンポイントの小さなアクセサリーのようであった。

 吉村が立ち上がろうとすると、柔らかい乳肉に足を取られ、転びそうになった。慌てた彼は、乳房から落ちないように乳首に両手で強くつかまったのだった。彼の背丈は乳輪の直径と変わらないくらい小さかったが、その小さな小さな刺激は、彼女の性中枢に確実に届いていた。

「あっ…ん…だめ…」

 女の子として当然の条件反射であろう、静音の口から甘いため息が漏れた。彼女は乳首にしがみついているこびとを右手の人差し指と中指でそっとつまみ上げた。すると、吉村は空中で激しく手足をばたつかせていた。その姿は花びらにとまっている小さな虫を摘みはがした時のようで滑稽であった。そのまま顔の前まで運んだ。

「だめよ。そこは女の子が感じやすいところなんだから」

 人間の言葉など今の彼には理解できないことはわかっていたが、静音は子供に言い聞かせるように小さな彼を叱ったのだった。彼は手足の動きを止め、とても寂しそうな表情を見せうなだれているように見えた。静音は彼を叱ったことをすぐに後悔した。彼には何も罪はないのだ。乳房の上に彼を置いたのは彼女自身だったからだ。

「ご、ごめんね…私…つい…」

 静音はすぐに彼を乳首へと戻してあげた。彼女は落ち着きを取り戻そうと深呼吸を繰り返していた。そのたびに乳房は大きく上下に揺れていた。乳首にしがみつく吉村の姿は、まるで大海の波の上を漂う小さなヨットのポールにしがみついているようであった。

「こんな小さなこびとに感じちゃうなんて…」

 しかし、静音が持ち合わせている本能は何も母性本能だけではない。神経が集中したカラダのパーツに感じる異性の刺激は、たとえそれがこびとであろうと、24歳の女の子の性本能を目覚めさせるのに十分であった。彼女は左手を彼がいる乳房と反対側の左の乳房へと伸ばしていた。無意識のうちに揉み始めていたのだった。徐々にカラダが火照ってくるのがわかった。口の中には唾液が溢れ、鼻で息をしていた。

「気持ちいい…」

 今度は右手を下半身の方へと伸ばしていた。水色のパンティの上から股間をさわると、すでに少し湿っていた。そのままパンティの中に手を入れ、ク○トリスを中指で押さえつけていた。異性による刺激が乳房から脳みそに絶え間なく注いでいた。彼女の指はやがて陰部の奥へと侵入していった。

 しばらくすると静音は乳首に今までと違った刺激を感じていた。右の乳房に顔を近づけてみると、乳首のくぼみに吉村が顔を埋めていた。小さな口で吸いついていたのだ。

「うふっ、かわいい…。ねぇ、こびとさん、おなかが空いてたの?それとも喉が渇いた?」

 そう言えば彼を預かってからまだ水も食べ物も与えていなかった。吉村を見つめる静音の目はすでにとろんとしていた。


第四章


「ごめんね、こびとさん。ミルクはないのよ」

 彼女はちょっといたずらっぽい笑顔を浮かべるとアソコから指を抜き、その愛液で濡れた指で乳房にいる彼の頭を撫でた。すると吉村は巨大な指の表面を覆っていたとろりとした白く濁った液体を小さな舌で舐め始めたのだった。

「やだぁ、舐めてる…。それって私のアソコの…」

吉村は美味しそうに舐め続けていた。静音は自分の指にこびりついた恥ずかしい汁を舐めている彼の姿に、気分が更に高揚していった。一通り嘗め回した彼は、乞うように静音を見上げていた。

「まだ、欲しいの?それじゃ、飲めきれないくらいたくさんジュースがあるところに招待してあげる」

 静音は上半身を起き上げ、吉村を乳房から摘み取ると、パンティに指をかけ隙間をつくり、そこから彼を入れようとした。もちろん冗談半分で本当に入れるつもりはなく、直前で止めていた。

「うふっ、ほ〜ら…女の子のパンティの中に入りたい?」

彼女は茶目っ気たっぷりに彼を摘んだ手を上下して笑っていた。しかし、吉村は突然のことに驚いたのか、急に手足を動かし暴れ出した。

「ちょ、ちょっと…」

彼女のヌルヌルの指から小さなこびとが滑り落ちてしまった。

「やだ!本当に入っちゃった…」

 パンティの隙間から中を見下ろすと、こびとがパンティと恥丘の間に着地していたのが見えた。彼は恥毛につかまっていたが、足は更に奥に潜り込んでいた。ばたつかせていた彼の小さな足が、ク○トリスを蹴飛ばしていたのだった。

「やだぁ…もう…」

 静音はとても驚いたが、自分のパンティの中のこびとのコミカルな姿に思わず吹き出してしまった。彼女はパンティを脱ぐと、股間に顔を近づけ彼の姿を観察していた。彼女の心の中で何かが変化しようとしていた。自分の恥毛に絡むようにぶら下がっている小さな男…。何故だろう、とても心地いい感じ…。彼女は指を股間に降ろすと、ドキドキしながら、すっかり膨れたク○トリスに彼を少しだけ押しつけてみた。

「……」

 期待したとおり、とても気持ちが良かった。静音は恥丘の森の下に見え隠れする吉村の小さな体を思い切ってク○トリスに擦りつけていった。

「……あっ、……いいっ…」

 静音はもうすっかり上気していた。一番敏感なところにこびとの小さな体を感じていた。ク○トリスは益々充血していった。吉村から見たらビーチボールのように膨れたク○トリスに彼の顔が圧迫されていた。彼は24歳の女の子のオ○ニーの用具として使われていたのだった。

 静音にはもうこびとの安否を案じる余裕などなかった。彼を摘んだまま指を下方へ移動させ、割れ目に擦りつけていった。吉村は数メートルはありそうな巨大な肉布団のような陰唇の内側へと埋もれていた。

「ん…、あんっ…」

既にヌルヌルしたアソコを恥ずかしい音を奏でながら小さなこびとが上下に往復していた。

 しばらくアソコに擦りつけ楽しんだ静音は、更に指をお尻の方へと移動させた。すっかりびしょ濡れになっていた吉村の目の前に、今度巨大なア○ルが迫っていた。桃色の筋肉の束が集まり、中をうかがい知ることはできない。ただ、彼の視点からどう見えようとも、そこに静音の性の中枢に直結する神経の束が集中していたことは、彼は知るよしもなかったであろう。彼女は躊躇することなく彼をそこへ押しつけ、小さな円を描くようにして自分のア○ルをマッサージしていた。

「これって…すごく…いいっ…」

静音は自分のお尻の穴に柔らかいこびとの体とその体温を感じていた。巨大な筋肉の束はギュギュっと閉まったかと思うと弛緩し、彼女のア○ルは小さなこびとを味わっていたのだった。

 彼女は彼を再びアソコに移動させて、指を離した。吉村は彼の数倍はある小陰唇のヒダにつかまっていた。

「こびとさん、ほ〜ら、見てごらん。こびとさんが頑張ってくれたから、ジュースがたくさん溢れてきてるでしょう」

 彼女は指でアソコを広げた。彼は肉のカーテンの中へと体を沈め、溢れる愛液を小さな手ですくい、肉体労働で乾ききった喉へと流し込んだのだった。それでも次から次へと粘液が湧き出て、彼の体にまとわりついていた。彼はそれを取り払おうと、手足をばたつかせていた。

「あっ…それって、気持ちよすぎ…もう…ごめんね…ごめんね…私…我慢できないみたい…」

 ついにその時がきた。彼女はこびとを小陰唇の内側から取り出すと、間髪入れずに彼を○ァギナへと挿入していったのだった。

「ずぼっ…じゅるるっ…」

 もし第三者がここにいたら、女性が指をアソコに入れてオ○ニーをしているとしか思わないだろう。指で挟まれたわずか2cmのタンポンなど見えるはずもない。

 幾度となく出し入れを繰り返ししていた。指をアソコから出すたびに、指に挟まれて身動きが取れないジュースまみれの小さなこびとが見えた。その不条理なシチュエーションが、静音を更に興奮させていた。苦しくないだろうか?痛くないだろうか?息は出来るのだろうか?実は彼女の脳内にはそんな心配を考える隙間はなかった。○ァギナの内部の粘膜にこびとを擦りつけるたびに、熱い刺激が津波のように彼女の性中枢に押し寄せ、全ての感情を洗い流してしまうのだ。

 やがて静音の小さなタンポンは奥へ奥へと挿入されていった。彼女は上半身を仰け反り、壊れたような笑顔で悶えていた。聞こえてくるのは静音の荒々しい鼻息と、股間から聞こえる嫌らしい音だけだ。陰部から抜かれた彼女の指には吉村の姿はなかった。彼は静音の○ァギナの中に置き去りにされたのだ。膣内でちょこちょこと動いているのがわかった。

「んっ…動いてる…嬉しいの?そのまま…もっと…暴れて…最後まで…そうよ…これって…使い心地最高…もう出してあげない…」

 彼女は最終ステージへと到達しようとしていたのだった。


最終章


 吉村仁史は研究所の所長室に呼ばれていた。今日の仕事も終わり、退社時間も過ぎていた。外はすっかり暗くなっていた。

 「男性縮小薬」が世に出て2年が経とうとしていた。男性縮小薬は今やこの商社の売り上げの7割を占めるほどの大ヒット商品となっていた。所長室に入ると、第三研究室の室長から研究所所長へと出世していた立花美緒が待ちかまえていた。

「立花所長、吉村です」

「お疲れ様。吉村君、ちょっとお願いがあるの。今度また新しい薬を開発したのよ。この前の薬は2cmくらいまでだったけど、今度はその改良型で数ミリまで小さくなれる縮小薬よ。また小さくなってモニターしてくれない?」

「え〜っ、またですかぁ…それも数ミリだなんて…ちょっと危険かと」

「そこを何とかお願い!」

「う〜ん…でも…」

「いいじゃないの、2年前のようにあなたの体力と演技力が必要なのよ」

「ですけど…。今でも日野さんには申し訳なく思ってるんですよ。記憶が無くなったとか、自分が人間だとわかっていないとか、あれって全て嘘だし…」

「2年も前のことなんか、もう忘れてくれない?」

「忘れろと言ったって忘れられませんよ。所長と初めて会ったとき、縮小薬を飲めって言われたときはびっくりしましたよ。しかも記憶が無いふりをして日野さんに飼われてくれって頼まれたときは、もう逃げ出したい気分でしたよ」

「いいじゃないの、それなりの報酬はあげたつもりよ。それに楽しいことしたんでしょう?」

「そりゃ、ムフフなこともありましたけど、最後は日野さんのアソコから一生出られないんじゃないかってハラハラドキドキだったんですよ」

「アハハ…ご、ごめんね。いいじゃない、女の子のアソコの中ってネットカフェより居心地良かったんじゃない?」

「あの〜〜〜」

「だからぁ、あれは仕方がなかったのよ。だって男性縮小薬の成否は女の子がどういう行動をするかにかかっていたの。女の子の普通の反応が見たかったのよ。日野さんには悪かったけど、『痩せる健康食品の副作用で小さくなった』って説明して、あなたに記憶が無いふりをさせて、彼女に飼わせたの。結果は意外だったわ。清楚な日野さんがあなたをあんな扱いするなんて。でも日野さん、とても満足していたわ。日野さんを含めて20人の女の子に試したけど、ほとんどが日野さんと同じ行動をとったのよ」

「簡単に言わないでくださいよ〜。僕だって20人もの巨大な女の子の相手をして、アソコで死ぬような目に何度もあったんですよ。女って怖いです」

「うふふ…。本当はね、女の子に飼われたいシュリンカー向けのマイナーな薬として売り出す予定だったのよ。さっきも言ったけど、問題は女の子がどのような行動をとるかだったの。女の子が気持ち悪がったりしたら企画が台無しだし、こびとを虐めたりしたら危険だから…。でも取り越し苦労だったわ。大ヒットよ。女の子にこれだけたくさんのニーズがあるなんて…。彼氏がいる人でも、新しい性生活の方法として大評判だわ。シュリンカーより女の子が購入する方が圧倒的に多いんだもの。もうシュリンカーのための薬と言うより、女の子の必須アイテムなのよ。それもこれも、あなたの決死の演技と体力があってこそね。感謝しているのよ」

「男としては素直に喜べないんですけど…。まぁ、僕も秋葉原のネットカフェ難民から、こうして一流の商社の正社員として雇ってもらうようになったんですから、所長には感謝しています。だけど命がけだったんですよ…」

「しかたないじゃない。女の子って、自分の性欲にはわがままなのよ。あれから『もっと男を小さくして試したい』っていうお客様からの要望がたくさんきたの。だから新製品を開発したってわけよ」

「だけど数ミリって、もう蟻のように小さいじゃないですか…」

「つべこべ言わないの。大丈夫よ。まず私が試してみるから」

「え〜っ!またですかぁ?試すって、小さくなるのは僕なんですよ〜。昨晩も僕は所長のアソコと格闘したのに…。まだ全身の関節と筋肉が痛いんですけど…」

「つべこべ言わないの!さぁ、早くこの薬を飲みなさい!」

「…わ、わかりましたよ、トホホ…」

 みるみる小さくなっていく吉村を見下ろしながら、立花所長は服を脱ぎ始めたのだった。




おしまい



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