おやすみなさい、おちびちゃん! 最終章

ポコ作
笛地静恵訳

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 リサは、チャーリーを乳房の谷間に挟んでいました。


「あなたは、いつもわたしのおっぱいを、飢えたような目付きで、見ていたわよね?
いいわ。今夜だけは、バスト・ファックを、してあげるわ。
したかったんでしょ?」

 そう言うと、両手で乳房を左右から持ち上げるようにしていました。

 彼の身体が、合わさった深い肉の谷間に消えていきました。


 コーラのびんが止まるたびに、彼女たち全員が、思い思いに罰ゲームを考えていました。
男の子たちで、自由に遊んだのです。


 後には、四人の男子生徒たちが、そろってカーペットの上に大の字になって寝転がっていました。
酸素不足のために、めまいがしていました。 起き上がれなかったのです。

 今晩の「デート」の相手である巨大少女たちは、
ひとり一人が、オフィス街のビルディングの一個分のサイズがありました。
肺活量もビルサイズだったのです。

 横たわる彼らの頭上に、八つの乳房の山が巨大に聳えたっていました。


 コーリーンは、再びキッチンに戻っていきました。

 チョコレートとマシュマロとグラハム・クラッカーのサンドイッチを、持ち帰ってきました。

 ジャネットは、手のひらの上に乗せ、それを小さく砕いてやりました。
そして、男子生徒たちに、食べるようにと命令したのでした。

 彼らも、今度は自分たちの置かれている立場を、十分に理解していました。
もう二度にわたって同じ命令をされるような、馬鹿な真似はしませんでした。

 リサは、まだお菓子を頬張っていました。


「OK、小人さんたち。
今度は、昼食のメニューの相談でもしましょうか?」

 男子生徒たちは、何を言われているのか分かりませんでした。
なんとか態度で、少女たちに理解してもらおうと努めていました。
しかし、ついに理解したのです。

 先月の学生食堂での昼食の席で、数人の少女たちとの間にもめ事があったのでした。
彼らは、それに巻き込まれたのでした。

 トニーが、デザートのケーキを食べていたリンダとリサを、大食い娘とからかったのでした。

 リサは、男子生徒たちのために、一個が彼らの身長の倍以上の高さのある、
生クリームの紙のパックの口を開けていました。

 四角い建築物の塔のようでした。
四人の巨大な女の子たちは、ひとつずつそれを持っていました。

「知ってるかしら?
女の子の胸は、白い生クリームを入れて、こんなに膨らんでいるのよ。
だから、あたしたちは、みんな生クリームが大好きなの。
それに、ちっぽけな小人の男の子たちも、大好きなのよ。
ふたつをいっしょに食べたら、どんな味がするものなのかしら?
いちばんおいしくて、大好きなメニューになるかもしれないわね?」


 トニーがよけいなことを彼女達に言ってくれたおかげで、
四人全員が今では、とてもとても巨大で、口いっぱいに生クリームを
頬張った巨大な少女たちの顔と、対面する羽目になっていたのでした。





 コーリーンは、カーペットの上に、ビニールのシートを広げていました。
汚さないためでした。

 リンダの巨大な赤いマニュキュアを塗った指先が、
真ん中へと男子生徒たちを突いて、無慈悲に進ませていました。

 少女たちは、白い生クリームをたっぷりと入れた、三角錐型のビニールを引っ繰り返しました。
ケーキの装飾をするための袋でした。 先端には、穴が開いていました。

 それぞれのビニールの先端からの生クリームの噴射は、
消防自動車の放水のように物凄い量でした。 すごい勢いでした。

 男子生徒たちを、瞬時に生クリームの堆積の中に、埋もれさせてしまいました。
彼らは、たちまち、ふわふわとした白い雪だるまになってしまいました。

 だれがだれなのかさえ、わかりませんでした。


 巨大少女たちは、沸き上がる喜びのせいで、唇から白い歯が笑みとともに零れていました。
みんな甘いものには、ほんとうに目がなかったのです。

 彼女たちの特別製の小さな動くケーキを、
すっかりきれいになるまで、隅々まで舐めていきました。

 床にうつぶせになって、顔を甘いクリームで、真っ白にしていきました。


 みんなで、ルールを決めていました。

『一度に、軽い一舐めだけにすること』
 ですから、長い時間がかかりました。

 ついに、食べ終わってしまいした。
しかし、リンダは、まだ空腹感を覚えていました。

 もう少し甘いものが、欲しかったのです。
クリームは、ふわふわですが、バウンドケーキのような腹に貯まるものが、欲しかったのです。

 コーリーンに、一回だけウインクしました。
彼女は、腰が軽くて、すぐにキッチンに立っていきました。
料理にも、さまざまなアイデアを発揮する少女でした。

 四人の男子たち全員は、すぐにマンモス・サイズのミキシング用の、
透明なガラスのボウルの中にいれられました。
コーリーンが持ってきたのは、ガラスのびんに入った蜂蜜でした。

 男子には、ガスタンクのようなサイズに見えていました。 それを引っ繰り返しました。
即座に、数百ガロンの半透明の黄金の蜂蜜の内部に、腰まで埋まっていました。

 濃密な粘っこい重い液体の中に、顔と腕と上半身だけを出していました。
下半身は、ぴくりとも動けませんでした。
生クリームの何倍もの粘性があったのです。

 巨大少女たちの舌が、蜂蜜を、下半身の分まで、すっかりきれいに舐め取ってくれるのを、
待っていること以外に、できることはなにもなかったのです。

 さっきと同じルールが適応されていました。


 ジャネットは、少女たちの中で、いちばん読書が好きで、哲学的でもありました。

「これって、「苦痛とエクスタシー」という言葉に、
新たな定義を与えるような行為なんじゃないかしら?」

 ちっぽけな男たちにとっては、何を考えるにしても、あまりにも途方も無い状況でした。
頭が、ぼんやりとしていました。


 彼らにとって幸運だったのは、少女たちが夕食を済まして来ていて、
本当には、お腹がいっぱいの状態であったことぐらいでしょうか。
その夜の盛り上がりの渦中では、何が起こってもおかしくない状況でした。

 とうとう、リンダは四人全員を、蜂蜜のボウルの中から救い出していました。

「バスタイムよ。 その後は、おやすみの時間ね。 もう遅いもの」

 リサは、すでにジャグジーのバスを、生温い石けんのお湯で、いっぱいに満たしていました。
白い泡のでる、バブルバスの錠剤を入れていたのでした。

 彼女たちは、生クリームと蜂蜜で汚れたパジャマとネグリジャを脱いでいきました。
生まれたばかりの姿になっていました。

 浴槽は、四人の大きな少女が入るのに、十分な広さがありました。
男子には、プールのように見えていました。

 全裸の少女の八本の腕が、四人のちっちゃくて可愛らしい男子を、
同時に洗ってきれいにしていました。

 大騒ぎになっていました。
四人の巨大少女たちは、おたがいの顔を見交わしていました。

 そして、だれからともなく、同時に「やった!」と叫んでいました。
男子フットボール部に対する、女子チアリーダー部の完全な勝利でした。



 でも、これからどうすれば良いのでしょうか?

「逃がしてやるつもりなの?」

「このサイズじゃ、自動車を運転して帰るのも、無理じゃないかしら?」

「来た通路を、戻してあげればよいだけのことでしょ?
だれも、彼らの話を信じるはずがないもの」

「それは、だめよ。
もし、元の大きさに戻って、怒り狂うところを想像してご覧なさい。
わたしたちのだれひとりとして、ただではすまないわよ」

「今夜の彼らが、ここに来ているってことは、
わたしたち以外には、この町でも誰も知らないのよ。
警察だって、普通の人間は探すでしょうけど、
まさかドブの中のネズミにまでは、手が回らないはずですもの」

「その通りだわ。
思うに、彼らは、これからずっと、わたしたち専用の小さなネズミさんとして、
一緒に暮らせば良いのよ。 餌を与えて、世話をしてあげれば、いいだけだわ。
赤ちゃんの世話をすることと比べたら、ずっと簡単だと思うのよ。
それに彼らにとっても、わたしたちの手元にいたほうが、
ドブでネズミと暮らすよりも、ずっと安全だと思うわ」

「でも、どうやって?」

「あなた毎日、マニュキュアしてるでしょ?
身の回りも、きれいにしてるわよね?
あれと同じようにすれば良いのよ。
教科書の開いたページの上に、置いておきましょ。
その課題を、勉強し終わるまでね。
わたしたちの宿題の手伝いもさせるの!
だって、今晩からは、何でも私達の言うことを聞いてくれる、良い男の子になったんですもの!」

「なんて、すてきなアイデアなのかしら!
明日になったら、ひとりずつ家に連れて帰っていいわよ!」


 とりあえず彼らの今夜のベッドは、リンダの使い古しの運動靴の入っていた、紙の箱でした。
コーリーンの配慮で、コットンのハンカチーフが、一枚だけ中に敷かれていました。

 紙の箱の上には、呼吸のために鉛筆の先で、穴が何箇所も、ぶすぶすと開けれられていました。
脱走できないように、箱の蓋は、セロテープでぐるぐる巻きにされていましたけれども。

 彼女たちは夜の夢の中で、自分の部屋に戻ったら、
あんなことやこんなことまでさせようと、大きな胸を、期待でさらに大きく膨らませていたのでした。


 無意識に手を当てて、揉み解している子もいました。
ああん。 唇から声が漏れていました。


 親友の前でさえ、とてもできないような恥ずかしいことが、女の子には誰でもありますから。





 失踪した四人のフットボール選手に、本当に何が起こったのか、知るものは誰もいませんでした。


 リンダ、リサ、コーリーン、それにジャネットの四人の巨乳の少女たちは、
それまで以上に自信に満ち溢れた、美しい少女に変身していきました。

 もし希望するものがいれば、どんな男の子とでもデートをしてあげたのでした。
求められれば、いつでも、どこでもです。

 自由奔放な行動には、決して別け隔てがありませんでした。


 この学校の男子生徒たちは、すべての女子生徒に対して、
優しく尊敬の念を持って接するようになったということです。





 めでたし。めでたし。







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おやすみなさい、おちびちゃん! 了




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