紗江子の虜 


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 紗江子は
胸の谷間に小さな俺を挟み、家路を急いでいた。

 紗江子が歩くたびに、左右の巨大なおっぱいが、かわるがわる俺の身体に迫ってくる。

 それは小さな俺にとって、ものすごい乳圧(にゅうあつ)だった。

俺は無意味な悲鳴を上げる以外、何もできなかった。


 俺は、巨大な紗江子の重々しい歩調を感じることができた。
彼女が歩くたびに、規則正しいリズムで、俺の身体は上下左右に弄ばれる。
彼女の心臓の鼓動が、
ごうん、ごうんと響く。


 ガチャン!  大きな音がした。 紗江子が扉を開いたのだろう。
どうやら、彼女は自分のマンションに戻ったらしい。

「い、いかん!! これは
やばい。

 そうなのだ。 紗江子は、俺が浮気をしていることに気がついたのだ。
それで、怒った紗江子は、超能力で俺を
身長12cmくらいに縮小してしまった。
彼女が超能力者であるコトをすっかり忘れていた。

 今、この部屋には、俺と紗江子の二人だけだ。

 こんなに小さくされてしまったのだ。
もはやどんな方法を使っても、彼女には勝てない。

 
ずうううぅぅんん!!

 轟音と共に、紗江子は彼女のベッドに座った。
胸の谷間の俺ははげしく揺すぶられる。

 俺はじたばたもがいて、彼女の巨胸の谷間から身を乗り出す。

 俺の位置からは紗江子の表情が見えにくかったが、彼女が微笑んでいるのが分かる。

 俺は必死になって叫んだ。
「紗江子ぉぉお!! もう浮気なんかしない、許してくれぇえ! 俺が・・・、俺が悪かったぁああ!」



 巨大な紗江子は俺の悲鳴が面白いのか、くすくす笑っている。






 
小さな俺は巨大な彼女に抵抗することなどできないのだった。



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