《 学校の巨大娘9 ウルトラウーマン・レオタード 》

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 街にそびえ立つ巨人、ウルトラウーマン・レオタード!


 西暦2020年初頭より、大挙して地球に押し寄せた宇宙怪獣軍団。 地球の軍隊は全くの無力であった。 そこに突然登場したウルトラウーマンが、たったの一人で立ち向かい怪獣の全てを殲滅した。 文字通り無敵のヒロインである。

 巨大娘同士が戦ったという記録はほとんど無いので、巨大娘の戦闘能力での順位をつけるのは難しいのではあるが、ウルトラウーマンは自ら戦うという意思を明確にしている点を考えれば、彼女が最強GTSの一人であることは間違いないと思う。

 ウルトラウーマンは宇宙怪獣から街を守ってくれる「地球の守護神」でありながらも、その巨体ゆえのパワーで暴走し「破壊の女神」にも変貌する恐怖の存在でもある。 なお彼女の大破壊についてはここでは述べないものとする。

 ウルトラウーマンの正体については全く不明である。 多くの噂があるだけで、彼女の真実に迫った者はいない。

 今回、彼女を「学校の巨大娘」の一人として紹介したのは、何故か彼女は「巨大ヒロイン麗子先生」という異称で呼ばれる事があるからである。

 言われてみれば、ウルトラウーマンは圧倒的なパワーを持つ巨大ヒロインではあるが、その雰囲気には教師を連想させる奇妙な威厳がある。もしかしたら普段の彼女は学校で「教師」をしているのかもしれない。

 自分の学校にいる美人教師が巨大化するかもしれないとは、GTSファンの妄想をくすぐるシチュエーションである。

 
何の根拠もないのだが、こういう噂に真実が隠れていることもある。
 ・・・いやいや、これ以上の考察はやめておこう。

 かって「麗子先生」の真実に迫ろうとしたテレビ局が存在した。 「存在した」と過去形で言わなければならないのは残念である。 そのテレビ局は「ウルトラウーマンの特別番組」の放送を決定した。 その目的は地球を守るためとはいえ、宇宙怪獣と戦うと同時に都市を破壊しまくる彼女の暴力を非難、糾弾するモノであった。

 そして特番放送直前、突如現われたウルトラウーマンに「このビルに悪い宇宙人がいます、地球の平和を守るために破壊します!」と宣言され、テレビ局ビルの全てを叩き潰されている。 テレビ局は彼女の逆鱗に触れたとしか思えない。

 なる程、政府が「巨大娘情報保護法」などという法律を作り、みだりに巨大娘の名を言わないようにしたのも、彼女達のプライバシーを保護したいというよりは「命が惜しかったら、巨人を怒らせるような事は言うな」という意味なのか。 さすがに我らの政府は優秀である。



 つまりだな、何が言いたいかというと巨大な彼女達と共存していくためには、それなりに我らも巨大娘を怒らせないように注意しなければならないという・・・まぁ当たり前と言えば当たり前の話であるな。

 ちなみに、最近は地球に宇宙怪獣が出現していないので、ウルトラウーマンの出撃もない。 なんとかこのまま平和が続いてくれたら嬉しいと願うものである。

 なお彼女について色々と興味深いところがある。また別の項で話をしてみたいと思う。



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