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(性的な描写、暴力的表現があります。18歳未満の方は読まないでください)
《 人類の起源 》 第二話
CG画像 June
Jukes
文 みどうれい
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巨大宇宙船は、つい数時間前に地球の上空に現われた。 そのあまりの巨大さに政府関係者や天文学者達は数千人の宇宙人が乗っていると予想した。 しかし、それは間違いだった。 乗組員は宇宙人女性が一人だった。
事態の展開はあまりに急であった。その女性は衛星軌道にある宇宙船のハッチから宇宙服を着ることもなく一人で現われた。空気なしでも生きられるらしい。望遠鏡で宇宙船を監視していた政府関係者が彼女の巨大さを理解して仰天したのは言うまでもない。
別惑星の超科学力なのだろうか、彼女はそのまま重力をコントロールしてゆっくりと地球へと降下、海岸沿いにある大都市に降り立った。周囲のビルが衝撃で崩れることが少なかったのは、彼女なりに配慮したからかもしれない。それでも彼女の足下でいくつものビルが凄まじい体重に踏み潰されていた。
彼女が普通の女性ならば何の問題もなかった。その超絶なスタイルのボディに男達が賛美と畏敬と、あるいは淫猥の目で見つめただろう。だがサイズが問題だった。
彼女は身長が3,000m以上もあったのだ。
都市の一番高い高層ビルでさえ彼女の膝にも届かない。 圧倒的な存在。
彼女の足元には、この都市でも有名な高級ホテルが建っている、高さ200メートルで50階建て。最上階は展望ラウンジになっていて、夜には海岸沿いの美しい夜景を一望できる。 しかし、その高層ビルでさえ彼女の足の踝より少し上くらいの大きさだ。 とんでもない巨大さ!!
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